こんにちは。俣野成敏です。

皆さんは、今の給料に満足していますか?

そう聞かれて、恐らく「はい」と答える人は何人もいないでしょう。


では、「ご自分の給料は今後も増えていく」と、胸を張って言える方はいらっしゃるでしょうか?

これも、残念ながら「確実に上がるはずです」と言える人は少ないのではないでしょうか。

「頑張れば給料は増えるか」と聞かれれば、「増えるかもしれない」とは言えると思います。

しかし現実的に考えて、手取りが増える可能性はそう多くはありません。



なぜ、給料が上がりにくいのでしょうか?

それは(規定に満たない人を除く)従業員の経費を、会社側も同額以上負担していることが大きな要因の一つです。健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料、雇用保険料などの社会保険料です。

こうした費用は、少子高齢化社会が進むに従い今後も上昇していくことが目に見えています。

従業員が将来を不安に感じているのと同じく、会社側も未来への展望が見通せない中で、簡単に給料を上げようとはならないわけです。


そうなってくると、たくさんお金を稼ぐ手段として、「サラリーマンで」というのが果たして方向性が合っているのかどうかという問題になります。

サラリーマンがサラリーマンとして給料を増やそうと思ったら、パワーが必要です。

時間を投入したり、そのための勉強をしたり、自分の情熱をすべて注いでも、思ったほど給料は上がっていきません。

それに対して、消費税を含めて税率は今後も上がっていきます。むしろ手取りは減る傾向にあるのです。


サラリーマンは、自分の時間を売っている職業です。そのせいか、「時間をかければ良いモノができる」という考え方に捉えられることがあります。

技術や経験もウリの一つにはなりますが、それは時間単価を高くしているにすぎません。

生み出すモノというより、サラリーマンは結局のところ、働く時間を長くするか、時間単価を高くするかしか、基本的に給料を上げる方法がないのです。


「それなら」と副業を考える人がいても時間的な制約があるため、普通の人は「じゃあ貯金するか株を買うか」といった、両極端に走りがちです。

そこで貯金しようとなっても、100万円を銀行に預けておいたところで、1年間の利子はわずか200円。ATM時間外手数料の2回分にもなりません。

株はどうでしょうか?

たとえば『◯◯でも株で1億円儲かる』というような本を読み、それを実践して失敗する人が後を絶ちません。

たったそれだけの知識で投資のプロがしのぎを削っている市場に分け入っても、歯が立たないのは当然です。

正直申し上げて、僕は「お金に働いてもらう」ことを覚えないで年収2000万円以上を稼いでいる人の話というのは、ほとんど聞いたことがありません。


以前、お話しました「お金に働いてもらう」という考え方。

まだ、「お金に働いてもらう」というのがどういうことか、今ひとつピンときていない方も多いかもしれません。

たとえば、こういうことです。実は同じ100万円でも、日本の銀行だと年間200円しか利子が付きませんが、ある国の国営銀行に預けておくと6%の利子が付きます。(当ブログは外貨預金を推奨するものではありません。)

同じ100万円なのに預け先を変えただけで、かたや200円、かたや6万円と5万9800円もの差が出ます。


要するに、お金に働いてもらうというのは、お金を「どこで働かせるか」だけの違いです。

それを知っているか知らないかというだけで、特殊な能力は一切必要ありません。

学歴、家柄、今お金がある、ないすらも、実はサラリーマンであれば関係ないのです。


仕事として見たときには、もちろんサラリーマンならではの良さや利点、やり甲斐もある。

ただ、こと「お金を増やすための手段」として考えた場合、サラリーマンだけではどうしても袋小路に陥りがちなのです。


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