こんにちは。俣野成敏です。


サラリーマンを見ていると、Mustの考え方で動いている人が多いように感じられます。

「売り上げを上げなければならない」「顧客にサービスしなければならない」「後輩を指導しなければならない」etc

人は、義務感でやっていると、どうしても苦しくなってきます。


僕は、いつもBetterで動いています。「それができたら、より良いよね」という考え方です。

これなら心理的なプレッシャーはずっと少なくなります。そこをさらに「とりあえずやってみて、上手く行ったらラッキー」と行動につなげるのです。

もちろんその前に頭の中でシミュレーションして、さまざまなことを事前に想定し、それなりに準備もしておきます。これを仮設と言います。

やってみた結果を検証し、その後に活かします。
Betterで動くと、とても気が楽なのです。


よくビジネス書の中に「一見、退屈そうに見える仕事の中にも、面白みを見出そう」というようなことが書いてあります。

しかし本来、ルーティンワークというのは面白くないことです。毎日同じことを繰り返す、一種の引き継ぎ作業ですから。

「どうせやるなら面白くやろう」と思うことは、良いことです。ですがそこで「仕事は面白いものなんだ」と、変に自分を誤魔化そうとしないことです。

そうすると、仕事をつまらないと考える自分に対して、罪悪感を感じるようになるからです。



サラリーマンとは、いわば箱の中にいるようなもの。

だからといってなんの準備もなくそこから飛び出すのは、綱もつけずに清水の舞台から飛び降りることと同じになってしまいます。

箱という制限がある代わりに、メリットもあるからそこにいるわけです。


僕らはまず、「箱の中をどれだけ楽しくできるか」ではなく、その箱自体を大きくすることを考えることです。

今いる箱を大きくするためには、まずはその箱のスケールを知らなければなりません。

僕がいつも「サラリーマンの最初の仕事は、仕事に飽きることだ」と言っているのは、そういう意味です。


箱を大きくするとは、自身のキャパを広げること。それが出世を目指すことのか独立なのか、自分の技術を極めたいのかは、人それぞれです。

Better(それができたら良いよね)の考えを実現していくには、モチベーションが必要です。

モチベーションとは、自分の望む未来を先に味わうこと。味わって、それに近づいていこうとすることです。

サラリーマンとは閉ざされた空間の中で、そのモチベーションを探すことが仕事なのです。


箱を広げていく際のポイントは、自分の貢献度が上がっていくかどうか。

広げていく過程で会社、顧客、世間に対してそれが上がっていかなければ、そもそも広がりませんから、自分から意識していくことです。

自分が世の中の求めているものを提供できれば上手くいきますし、それが箱の中でできるなら、必ずしもそこから出る必要はないのです。


サラリーマンは確かに、立場上Mustな仕事が多いのは事実でしょう。

しかし、それらは常に自分の未来に続いているということを忘れないでください。

あなたがこの先、なにをしようとすべてそれは、あなたの中でつながっている。

今していることの先に、あなたの望む未来がある
のです。


ありがとうございました。



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