こんにちは。俣野成敏です。


前回、自己のブランディング化に必要な「2段ロケット理論」についてお話ししました。

今日は更にこれを深掘りしてゆきましょう。


自己のブランディング化=自己の強みを持って社内で存在感を示せる人


前回のお話しで自己をブランディングするために、

1 武勲がない人は、社内に敵をつくるくらい尖ることを考える
2 武勲ができた人は、社内に敵をつくらない振る舞いを覚える



…と解説しました。


ではこの二つの戦略の切り替え時とは、一体いつなのでしょうか?


それを知るために3つの切り口を用意しました。


①「このまま」が戦略的であるか?

②上司からの仕入れに満足しているか?

③何を成せば自信がつくか?


では、順番に見ていきましょう。



①「このまま」が戦略的であるか?



「敵をつくるくらい尖る」と「敵をつくらない」との切り替えももちろん意図的=意識的に行わなければいけません。

その境界線がどこにあるかを知るための質問がこれです。

もしこの問いに対してのあなたの答えが「今のままでいるのが戦略的かどうか分からない」ということでしたら、あなたは間違いなく今の戦略を見直すべき時期に来ています。

気をつけなければならないのは変化すべき基準が「上手くいってるかどうか」ではないことです。

今は上手くいっていない人でも、しっかりした戦略を立てているならばそれを実現する上で遭遇する出来事を「武勲」「教訓」のどちらかにすることができます。

また自分の戦略が当たって上手くいっている人であっても必要とあればいつでも惜しむことなく軌道修正できる柔軟さと修正する直前までその戦略を信じて実行し続ける信念が必要なのです。




②上司からの仕入れに満足しているか?




私は以前から「上司を仕事の仕入先と思って行動する」ことを提唱しています。

通常、サラリーマンは上司から仕事をもらって初めて価値が生みだされる職業です。

つまり気が合う合わないは関係なく、「良い仕事をくれる」上司が良い上司だということです。


さて、もし今のあなたが上司からの仕入れに満足しているのだとしたら当面のゴールは「退屈すること」です。

今の上司からの仕入れに退屈して飽きてしまうくらいこなすこと

そこまでやり尽くしたならば、それは次のステージに進むべきサインと見なして良いでしょう。



③何を成せば自信がつくか?




これが見えていないということは、他人からの評価に気持ちが揺さぶられがちだということです。


3つのダブルキーワードを挙げておきますので、考えてみてください。

「記録」と「記憶」→自己をブランディングする手っ取り早い方法は

「記録」に挑戦することです。

社内記録に挑戦していれば、やがて「記憶」に残る結果を出すことができるでしょう。

要は他人の目を気にするよりも、まずは自らの仕事にこだわりを持て、ということです。

「量」と「質」→仕事の「質」と「量」は常にせめぎ合っています。

質に重点を置くと量が足りなくなり、量を増やそうとすれば質が落ちてしまいがち。

しかしそこをあえて両方取りに行く。

両方を得るためにはどうすればいいのかを考え、ギリギリのところで勝負する。

そうして初めて道は開けるのです。


「予想通り」「予想外」→上司の「予想通り」の結果を出すのは当たり前。

これではとても「自己のブランディング化」には程遠い状態です。

そこから抜きん出るためには、上司の「予想外」の結果を残すこと。

つまり「上司の予想を超える」ということが大事なのです。


そのためにはどうしたらいいのか?

人間は「尖る」ことばかりを考えていると、いつしか周りへの配慮を忘れ、人の気持ちがわからなくなってしまいます。

サラリーマンは、前ばかり向いて走っていると後ろから刺される、ということが実に多いのです。

そうならないための「2段ロケット理論」です。


ぜひ参考にしてみてください。



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