「メンター」という言葉をご存知でしょうか?


メンターとは、「助言者、師匠、教育者」というような意味合いで、仕事やキャリアの“お手本”となり、あなたの味方になってくれる人です。

経験豊富なメンターに継続的な支援を受けることを「メンタリング」と言います。

ビジネスにおけるメンターの主な役割としては、  

・自分のキャリアパスの参考になる 

・仕事やキャリアで迷った時に相談に乗ってくれる 

・成功のイメージを具体的に見せてくれる 

・キーパーソンを紹介してくれる 

・自分を他人に売り込んでくれる 

・有益な情報を与えてくれる 

・仕事のチャンスに気づかせてくれる 

・周囲からの攻撃からの防御策を教えてくれる 

・自分の人生に良い影響を与えてくれる 

・仕事に対する姿勢や考え方を教えてくれる 

・仕事の楽しさを教えてくれる 

・人としての器を高めてくれる           

・・・等が挙げられますが、

要は、「自分がこれから経験することを先に経験しており、成功と失敗の両面から道筋を照らしてくれる存在」のことです。

つまり、私たちにとって1番大切な資源である「時間を買う」という感覚です。

先に通った経験者にとって、後から続く人がつまずくポイントは知れています。

古き良き時代のサラリーマン社会には、会社にこれが標準装備されていました。

“OJT”という名目の元に上司や先輩が仕事中のケアはもちろん、終業後に仕事以外の身の上話もフォローしてくれたものです。

そのすべてが良いというわけでもないのですが、今の企業は人員に余裕もなく、そもそも終身雇用を前提とはしていないので、全体の傾向として社内メンター制度のようなことは減ってきています。

しかし、このような時代背景が前提としてあるかどうかに関わらず、会社の枠を超えて活躍する人は、いつの時代も社外にメンターを求めています

では、会社の枠を超えて活躍する人材が考えるメンターという位置付けには、どのような特徴があるでしょうか?

そこには、3つの特徴と1つの鍵(3+1)があります。

特徴の1つは、今のポジションに関係なく、自分の成長に相応しいメンターを持っています

自分がどの分野で成長したいのか、そのためにはどんな経験をした人に学ぶことが最善なのかを常に考えます。

"成長を続ける限り必要なもの"という感覚です。

2つめは、フィードバックを受ける環境作りです。

それくらいどんな人にとっても自分を客観的に見ることは難しいですし、自分より経験を積んだ人に自分の考え方についてフィードバックをもらうことで"要らぬ失敗を未然につぶしている"という感覚です。

3つめは、分野が重複していない限り、メンターは何人いても良いということです。

同じことをたくさんの人に相談して余計に混乱している人が多いですが、メンター作りが上手い人は、違うメンターに違うことを相談しています。

すべての分野に卓越した人はいないので、"聞く人を間違えれば答えも間違える"という感覚です。

私自身もこれまでたくさんのメンターから教えを受けてきましたが、特に印象深いのは、30代前半から中盤の頃にかけて、ある先輩経営者からいただいた非公開の少人数コミュニティへの招待状に乗ったことでした。

当時の私にとってはかなり高額でしたが、自信過剰になりかけていた私の鼻をへし折ってくれ、知らない世界を教えてもらうために1時間10万円という高単価のセッションに約2年間も通い続け、そこで一生有効なビジネスの基礎や考え方を叩き込まれました。

実は、ここに「+1」の鍵があります。

自分の人生が変わるのは、「時間」か「お金」の使い方が変わるからです。



このようにチャンスの扉は意外なところにあり、その扉は常に開いているわけではないということです。

あなたは今、この世に「メンター」という存在があることを知った。

この後、この情報をどう、行動に結びつけてゆくのかは、あなた次第なのです。




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