「絶対に沈まない」

安全神話を信じたタイタニックの船長は、氷山が近づいているという警告を受けながらも船を停めることができませんでした。結果、タイタニックは沈没し、大勢の乗員乗客が沈みゆく船とともに命運をともにしたのです。

企業に属するサラリーマンは、いわばタイタニックの乗組員です。

サラリーマンはタイタニックの乗組員

サラリーマンはタイタニックの乗組員

 

あなたの会社が、今は順風満帆で航海を続けているとしても、いつ日本経済の荒波の中で沈没するかは分かりません。あなたが

「自分の会社だけは倒産しない」

と思って会社にしがみついているならば、会社というタイタニックが沈むとき、ともに沈むことになるでしょう。沈まなくても、船長と喧嘩をして航路の途中で

「船から降りろ」

と言われるかもしれません。

古き良き時代の企業であれば、船を降りることになった船員に対する救済措置がありました。窓際族という「浮き輪」を用意し、あるいは子会社への出向や転籍といった形で救命ボートというセーフティーネットが準備されていたのです。

ところが、今や企業にも浮き輪や救命ボートを用意する余裕がありません。それはすなわちリストラをされ、船を降りれば即刻、荒波の海に何も持たずに投げ出されることを意味します。

では、どのようにすればタイタニック号が沈没しても、あるいは下船をしても、
生き残ることができるのでしょうか?

「自分ボートを持つ」

その答えは、【自分ボートを持つ】ことです。

自分ボートとは、すなわち、会社が倒産したりリストラされたりしても自分で稼いでいける収入の道を得ることができる船大工になることです。

そのためにお勧めしたいのが、
サラリーマンである内に独立できる状態をつくること

逆説的ですが、独立するつもりでサラリーマンをまっとうすることが、サラリーマンという特権を最大活用するためのコツなのです。

決して独立をすすめているわけではありません。サラリーマンの方が合う方もいらっしゃいますし、サラリーマンであっても、時間・場所・お金の自由を手に入れる生き方もできます。サラリーマンでも出版されていたり、活気あるコミュニティの中心となって、人々に多大な影響を与えている素晴らしいビジネスマンも、私の周りにはたくさんいます。

いつでも起業できるスキルがあれば『あえて』サラリーマンを選ぶことができます。何が起こるかわからない長い人生を考えると、複数のキャリアの選択権を持った方が、見えないリスクにビクビクすることなく、自分の人生を謳歌できる。ただそれだけの、ごくシンプルな理由です。

いつでも独立できる状態のサラリーマン。この状態を『プロフェッショナルサラリーマン』と定義しています。

では、プロフェッショナルサラリーマンになると、どのようなメリットがあるのでしょうか?また、何を気をつけ、何を磨くことで、プロへの道がひらけるのでしょうか?

 

★俣野成敏最新セミナー★

http://www.matano.asia/seminar/