!こんにちは!
! Guten Tag!
! 大家好!
皆さん、こんにちは
寒波と大雨の影響ですっかり冬に近づいた
気持ちですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、前回は阿波国一宮「大麻比古神社」例祭の
午後の様子を見てきましたが、今回は神社について
詳しくみていきたいと思います。
徳島のことを昔「阿波」(あわ)といいました。
現在の大麻比古神社は「阿波国一宮」というほど、
阿波という地域にとって大切な神社です
その歴史も実は随分と長いです。『延喜式』内では「大社」と
され、それ以外の古典(『日本三代実録』や『古語拾遺』等)にも
詳しく紹介されています。
主祭神は大麻比古神(おおあさひこ)で、
相殿は猿田彦神(さるたひこ)です。
神々にまつわる話に「天太玉命の御孫天富命が、
勅命を奉じて広く肥沃の土地を求めて阿波国に至り」と
伝えられ、「麻・楮の種を播植して麻布・木綿を作り」と
されています。名前がこれに由来しているかもしれません。
本殿等、大麻比古神社の中心部から約1キロメートル離れたところで聳える大鳥居
現在の大麻比古神社は地元の人に「大麻はん」(おわさはん)として
親しまれていて、特に近年の初詣は三が日で26万人もの人が
参詣します。
前回も紹介しました御神木ですが、この楠は樹高22mで、
周囲8mの凄まじい存在です。参詣する際は必ず魅了されます。
この御神木なる楠は1995年8月に鳴門市天然記念物に指定されました。
本殿裏にある丸山公園にはこちらの遺物もあります。
第一次世界大戦当時、近くにあった板東俘虜収容所に
約1000人のドイツ人捕虜が生活し、捕虜の人道的な
扱いに取り組んだ所長松江豊壽大佐がドイツ兵と地元
住民との積極的な交流を許して催促した結果、ドイツ兵が
捕虜でありながら様々な自由を手に入れました。
地元住民への感謝として、板東谷川周辺に10もの橋を造り、
地元住民の日常生活を支えるものとしてこの「ドイツ橋」の
建設をはかりました。
現在「ドイツ橋」と呼ばれているこの橋はモルタルを一切
使っていない全長9m、全幅2m、高さ3m、総重量195トンの
ある撫養石(和泉砂岩)製の橋です。
当時作られた10の橋のうち、上記の「ドイツ橋」とこちら
の「メガネ橋」しか残っていません。
こちらは大麻比古神社境内を北に出て、山へ行く道を歩いて
すぐたどり着く場所です。標高538mある大麻山への登山口です。
頂上には奥宮峰神社があり、毎年8月18日に「奥宮大祭」
が行われます。
奥宮峰神社の近くにはこちらの立派な大杉があります。
令和2年7月15日に鳴門市指定天然記念物(植物)となった
この大杉は樹高約27mで、枝張りは東西10.4m、
南北13.5mに及び、鳴門市内の第一大きい杉です
いかがでしょうか。
鳴門市では霊山寺や極楽寺、スピリチュアルなところは他にも
ありますが、特に大麻山の頂上にある大杉は鳴門の有名な渦潮と
違って、神秘的で、ゆったりと大自然を感じ取れる場所として
とても好きなところです。皆さんもぜひ一度行ってみてくださいね
では、引き続きよろしくお願いしま~す
では、 また次回!
Bis zum nächsten Mal!
下 期 再 会!