!こんにちは!
! 大 家 好!
! Guten Tag!
皆さん、こんにちは!
鳴門市国際交流員のテキです。
新型コロナウイルスによる影響は段々良い方向に向かっていますね。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
私は、休みの日は、家で本を読んだり、映画を見たりして過ごしています。
晩ご飯の後は、家の近くの公園を散歩したりもしています。
先日、「バルトの楽園」という映画を見ました。
第一次世界大戦時の鳴門市の板東俘虜収容所の史実をベースに作られた映画です。
この映画を見て、ダリオさんがブログで紹介してくれた松江所長が俘虜に対する人道的な扱いや、
ドイツ兵俘虜と地元の住民との交流などの様子がよりよく分かりました。
さて、今回は、車のナンバープレートの構成についてお話をしたいと思います。
ナンバープレートはさまざまな種類がありますが、
今回は最も一般的なプレートを簡易図にしてその構成をご紹介させていただきます。
●日本の車のナンバープレート
上の簡易図のように、日本のナンバープレートは四つの部分で構成されています。
①地域名
ナンバープレートを交付する運輸支局と自動車検査登録事務所の所在地を表示しています。
ちなみに、最近のニュースで、今月11日から、
新たに17の図柄入りのナンバープレートの交付が開始され、
日本全国のナンバープレートの地域名は合計134の種類になったと報じられていました。
②分類番号
運輸支局が割り当てる3桁の番号です。
上1桁の数字は、自動車の用途や種類などを分類しています。
簡易図の中にある「300」の「3」は普通自動車、乗車定員10人以下の車に使われます。
③ひらがな
割り当てられる一文字のひらがなです。自家用か事業用かなど車の用途を表示しています。
簡易図にある「さ」は自家用の車に使われます。
④一連指定番号
いわゆる車のナンバーです。1桁から4桁です。
街を歩いてみたら、中国では見られない「・・・1」のような1桁のナンバーが良く見られます。
●中国の車のナンバープレート
これは、中国の最も一般的な車のナンバープレートです。
その構造を見てみましょう。
①漢字
これは、省、直轄市、自治区等を表す一文字の漢字で、中国で「简称」と呼ばれ、各地域の略称のことです。
略称は、地域にある有名な川や山などの名称、現在の名称や歴史的な地名などを基に選定されています。
一般的には一つの地域に一つの略称ですが、二つの略称を持つ地域もあります。
上図の「湘」というのは、私の出身地である湖南省の略称です。
湖南省を南北に貫く最大の河川が湘江と言います。
この湘江の「湘」という文字を略称に定められたのです。
そこで、下表の三つの略称を紹介させていただきます。
私の説明を読みながら、各地域の現在の名称をあててみませんか?
回答をブログの最後に付けます。
「川(chuan)」:省名に由来する漢字です。
また、この省は、古代の蜀国の地であったことから、「蜀」という文字も略称となっています。
ただ、車のナンバープレートの場合は、省名にある「川」を使用します。
「沪(hu)」:中国のある直轄市の略称です。
この都市は内陸の河川が海に流れる入り江の地域にあります。
昔、この地域に住んでいた漁民が「滬(hu)」という名前の漁具を発明したことと、
入り江の地域を「渎(du)」と言われていたことから、この都市は「滬渎」と呼ばれていました。
現在の略称に「沪」を使われ、「滬」の簡略字です。
「新(xin)」:中国のある自治区の名前の冒頭の文字です。
この自治区は中国の最西部に位置します。
干しぶどうが名産品の一つで、非常に美味しく、評判が良いです。
②アルファベット
ナンバープレートの登録エリア(都市)を表します。
AからZの順番で、一般的にはAは省の政府の所在する都市、B以降はその他の都市となります。
例えば、湖南省の政府所在地は長沙市という都市なので、長沙市のナンバープレートは「湘A」となります。
上記簡易図にあった「湘G」は張家界市の車のナンバーを表しています。
③車のナンバー
5桁の数字のナンバーです。数字を使い切った場合は、アルファベットも使われます。
ちなみに、中国の新エネルギー車のナンバーは、一般のナンバーより1桁多くなり、6桁です。
今回は、日本と中国の車のナンバープレートの構成について、大まかにまとめてみたのですが、
ほかもナンバープレートの文字やフレームの色など更に詳しい決まりがありますね。
興味のある方は、是非インターネットで検索してみてください。
これは、さきほどの問題の回答です。
皆さん、いかがでしょうか?当たりましたか?
略称はほかの分野でもよく使われていますが、
今度の機会にまた詳しくご紹介したいと思います。
コロナウイルスによる影響は、少し希望の光が見えてきた気がしますが、
終息するまでお互いに防止対策を取って乗りきりましょう。
最後までブログを読んでいただき、いつもありがとうございます!
これからもよろしくお願いします。
では、 また次回!
下 期 再 会!
Bis zum nächsten Mal!