Memorial Latem America にてコロンビア祭があるとの事だったので、
引越し以来一度も箱から出してないカメラを手に現場へ向かった。
私の中でコロンビアといえば Shakira くらいしか思い浮かばない。
失礼な話だが、実際にそうだ。
その分すごく楽しみで、
一体どの様な音楽が流れ、どの様な衣装を着て踊り、どの様な食べ物があるのか・・・
色々と食べれるように昼飯を抜いた。
本当にすごく楽しみだった。
会場へ向かう途中はワクワクしっぱなしだった。
がしかし、いくら会場に近づいても音楽も聞こえてこなければ、
イベントが行われているような人ごみもなく・・・
あまりにも殺伐としている。
そして現場到着。
無人。
屋台も、ステージも、 何もない。
だだっ広い会場は静まり返り、見えるのは
さまよう2~3人の姿・・・。
あ、分かった!
室内でやってんだ!
足を運ぶ・・・
そこも無人。
無人過ぎで逆に怖い・・・。
一体みんなどこだ!?
どこに行っても誰もいない。
そしてふと思った。
も、もしかして・・・
キャンセルになったのかっっ!?
忘れてはいけない、ここはブラジル。
本当に何でも起こり、それがOKとされる国。
いくらプログラムに「行われると」 書いてあっても、
いくらイベント会場のサイトに 「行われると」 書いてあっても、
そんなの全然関係ないのだ。
有言不実行なんて日常茶飯事。
なぜならブラジルだから。
その日のコロンビア祭に
私は友人を誘ってしまっていた。
もう向かっているとの事だったので、
イベントが行われてないにせよ、とりあえず合流しなければ・・・。
いつもどおりなのであれば、彼はタクシーでこちらへ向かっているはずだ。
会場前で友人を待つ。
その間、私とオレは合流後の行動を計画。
頭に浮かぶは 『散歩』 の二文字。
そこへ友人と同じ車種の車が、
友人のシルエット共に目の前を通り過ぎる・・・。
運転して来たってかっっ!!!!
せっかく散歩コースを計画していたのにっっ!!!!!!!
ただでさえ散歩意外にすることがなかった我々は、
散歩すらできない状態になってしまった。
友人に罪もなければ悪意もなかったことなど承知である。
がしかし、この状況を一体どうすれば良いのだ。
何も入ってない頭で考えるだけ無駄。
と私は判断し、思考回路ストップ。
無責任にも独自の判断でオレにその場をゆだねる。
友人には申し訳ないが、
もぅ、どうにでもなれば良い。
とりあえず目の前を通り過ぎて行った友人に携帯で連絡を取り、合流。
「いやぁ~やられましたよ。イベントやってないみたいです。
急遽キャンセルにでもなったんでしょうね」
と言うオレに友人は
「そうか、しょうがないな~」
さすがブラジル暦6年である。
怒ろうが呆れようが、どうしようもないことを理解している。
非常にありがたいことだ。
とりあえず我々は近くにある Agua Branca という公園へ行くことになった。
元々その公園は動物守護の目的で作られたため
何種類かの動物を見ることができた。
乗馬もできた。
がしかし今は、動物が中にいたであろう小屋や柵は荒れに荒れて、
乗馬ができたであろう砂で覆われたただ広いスペースは、子供たちの砂場となり
動物ショーを行っていたであろうステージと階段状の観客席は
子供たちの運動スペースと遊ぶ我が子を見守る親の居場所とカップルの憩いの場。
博物館などの案内プレートはあるものの
ことごとく閉まっているというこだわり。
昔よく見たデパートの屋上においてあるような、
子供騙しで親泣かせの遊園地的なスペースもある。
いる動物と言えば野放しにされた、ものすごい数の ニワトリ。
一羽クジャクも野放しにされていた。
クジャクが鳴くたびに近くにいる
Agua Branca とは、そういった微笑ましい公園。
公園自体は歩いて数分の距離にあるのだが、
路上駐車してある車を放って移動するのには抵抗があったため
車で公園まで行くことになった。
車が置いてある場所まで移動する。
さぁ乗ろう と言う時にどこからか音楽が聞こえてきた。
室内からの音漏れではなく、野外で演奏しているようだ。
どうせ暇だったので、覗いてみる事にした。
音を頼りにMemorial Latem Americaの建物の影へ、
奥へ奥へと進んで行く。
そして発見。
ホームパーティのようだ。
生演奏をしている男女一組。
その向かいにはプラスチックの椅子が無造作に置いてある。
そして食べ物や飲み物を置いてるテーブル4~5台。
え!?
もしかして、これ?
これがコロンビア祭?
プログラムでは広場で屋台が並び、ダンスが披露され、音楽がかかる
と書いてあったではないか!!!
確かに屋台的なテーブルは並んで、音楽もかかっているが・・・
き・・・ 規模が・・・・・・
はじっこに追いやられた感が・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
そこにいる人々はスペイン語を話し、
テーブルに貼り付けられた A4 の紙に Colombia と書いてある。
想像していたものと大分違った残念感もあり
ヒラヒラとなびくその姿が寂しく見えた。
やはりこのホームパーティの様なものがコロンビア祭だったのだ。
コロンビア料理を楽しみにしていた為、昼飯を抜いていた。
ショックを乗り越え、とりあえずメシだ。
友人は海老ピラフ&生白菜とトマト、バナナチップスが乗ったものを3人前注文。
サラダにアボカドのペースト状の物を乗せ食す。
オレはサーターアンダギーのような物を3人分買ってきた。
座るとこがなかったので近くにあった階段に座る。
うまい。
普通に、うまい。
オレが買ってきたデザートを食う。
サーターアンダギーのチーズ風味。
って感じだ。
これもなかなかイケる。
食べている間に演奏が終わり、
人々がスペイン語で 「踊ろう、踊ろう」 と言いながら
我々が座っている階段を登り、建物の中へと入っていく。
そうか、室内で踊りを見せてくれるのだな。
メシ食ったら覗いてみよう!
これってコロンビアの音楽なの?
ってな感じの曲が流れてくる。
どんな衣装を着てるんだろうか・・・。
隙間から室内がちょびっと見えた。
みんな踊っている。
コロンビアの人々は一緒に踊るのがすきなのだろうか?
食べ終わり、一服も済ませ 室内へ・・・・・・・・・
壁一面に張られた鏡。
その前で踊る女性。鏡に背を向けている。
その女性を真似て老若男女、踊っている。
エアロビじゃんっっ!!!!!!!
流れる音楽と腰振りダンス以外は普通のエアロビ。
ワークショップと言う方が聞こえは良いのだろうか・・・。
参加するオレ、見る私、全身から「超ガッカリ」オーラを発する友人。
しばらく眺めた後ワークショップ教室を後にした。
小雨が振りだした。
何かをする気もなければ、する事もない。
我々は行く当てもなく雨の中を歩き出した。
全員無言なのは言うまでもない。
「私のうちへ遊びにこんか。ポトフを作るぞ。」
友人の出す助け舟に身を任せ、
我々3人は友人の家へと向かう。
そしていつもどおりの呑みが始まる。
いつもどうりドラムとギターのセッションが始まり、
ポトフを食べ、ベランダで一服しながら呑み、話し、
酔いつぶれて寝る人が出て、その日を終えた。
せっかく持ちだしたカメラは電源すら入ることなく帰宅。
ある意味良い刺激となった、日曜日。
コロンビアの祭はなかったことにしよう・・・。