鬼死念慮 第5話そこには、やはり、掘立て小屋が建っていた。 外壁に少々傷みがあるようだ。渡辺綱太郎は注意深く近付き、小屋に入っていった。奥には太い柱があり、その近くに状態が悪い屏風があるだけで他には何にもない。そうして、太い柱に近付き、あたりの壁や床などの状態を軽く調べ、「これなら大丈夫だろう」と太い柱に背をもたれた。それから両脚を投げ出し、差していた刀と包まれた風呂敷を右側に置き、座った。 ↓押してくれたら嬉しいです↓ にほんブログ村