作曲家の成瀬英樹です!君はメロディー」「君は僕だ」「タイムマシンなんていらない

と3曲の「ビルボードJAPAN」1位曲があります。

 

現在は作曲家のみなさんにチャンスを共有する「合同会社BINGO!」を立ち上げ、「IではなくWe」で挑戦するチームを主宰しています。

プロ作家養成の「ソングライターズ・ホーム」もご好評いただいております。

 

そんなぼくたちのチーム結成から1年!ついにやりました!

名ギタリスト「nelo」45歳にして作曲家デビューです!

 

 

neloのこれまでの経歴、音楽への想い、そして楽曲コンペというシステムの公平さを語ってくれました。作曲家を目指す方は必見!たくさんのご視聴ありがとうございます!

 

弊社「BINGO!」には19歳から58歳まで、今は無名ですが才能のある作家が揃っております。nelo先輩に負けないように、これからも挑戦してまいりますよ!

 

 

さあ、それでは今日も「ソングライターズ・ホーム」のZoomセッションの模様を日誌形式で書いていきます。

 

 

9月22日(木)18:30  Oさん(58歳男性 会社員)

 

前回のセッションで「全取っ替え」、つまりボツをお伝えしたOさん。今回は気合いが入った作品を作ってくれました。

 

まずいつものように全体を聴き、この作品の着地点を確認します。つまり「ヒット曲を作るのかそうじゃないのか」を。

もちろんヒットさせたいとのこと。そうならやはりこれじゃ弱いと思いました。

 

ただ、全体は悪くないので、細かくメロディを上下して、よりベターな音の並びをご提案します。Oさんもそうだし割と最近の作曲家志望の方で多いのは、シンセメロで曲を作る方。

 

これだと歌詞が乗った時にかなり不自然になるのです。

歌は「絶対に」歌いながら作らなくてはいけません。

 

シンセメロで作るから、不自然に音が上下して、「一体これ誰が歌えるんだろう」というメロディになります。突然上がったり下がったり。それでいて、気の利いたところ、コードの美味しいところには行ってくれないのです。

 

Oさんの目の前で、「たとえばぼくなら」というメロの動きをご提案します。今回は歌詞を書いてきてくれていたので、この歌詞にはこの音の上下は不自然ですよね、などと具体的にお伝えします。仮歌詞とは言え、歌詞はとても大切であることは自明です。

 

さあ、この曲に関して、お伝えすることは全部伝えました。Oさんが次、どのように仕上げてきてくれるか。とても楽しみです!

 

 

 

20:00  Sさん(ジャズピアニスト)

 

NY在住のジャズピアニストSさん。世間話的に「アーロン・ジャッジすごいですね!」とニューヨーク・ヤンキースのスラッガーの歴史的大活躍の話を振りましたが、野球にはご興味ないようで空回り(笑)

 

前回トライしたジャズスタンダードの進行をベースに作品を作ってきてくれました。うん、いい感じ。

 

イントロのキャッチーなリフレインの数を一つ減らして、Aメロを少しだけ整えて、サビの頭のフレーズがとても素敵だったので繰り返すことをご提案、サビの「形」がポップスのそれではなかったので、その場で前後のコードを入れ替えたり、新たなアイデアを足したり、大幅にカットしたり。とてもチャーミングな曲に仕上がりそう。

 

Sさんもメロから作るので、歌いにくいメロディがたくさん。ピアノで弾く分にはいいのですが、生身のボーカリストが歌うのは全然違うんですね。それでもさすがに素敵なメロディのかけらがたくさんありました。

 

整えることはしたので、あとは早く仕上げてもらって、仮歌詞を。ここでご提案。ぼくのサロンに歌詞が得意なメンバーがいるので、よかったら仮歌詞を書いてもらいますか? と。

 

「ぜひお願いします」とのことだったので早速その方にご連絡し、快諾いただく。新しいパターンですね。仮歌や演奏をお願いすることはよくありますが、仮歌詞を、という発想はなかった。これも楽しそうです。

 

Sさんも締め切りに間に合うように、この曲を仕上げて、次はいよいよ「詞先」に挑戦していただきます。

 

 

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そんな成瀬英樹、画期的なバンドを組んで、活動中!

ギターのnelo、ベースの岸田小石は、筋金入りのバンドマンであり、弊社BINGO!の提携作曲家であります。ぼくも含めフロントの3人が曲を書いて歌うバンド!

 

それがOn The Beachです!

 

⇩こちら前回のライブ!