現在は佐野元春さんのザ・コヨーテ・バンドで活躍するアッキーこと藤田顕はWA CHA CHA LIVEのバンド二期生「スター・サイン」のギタリストだった。彼は90年代後半にGreat 3のサポートを皮切りに、Hitomiさん、CHARAさんなどでもギターを弾いていた。back numberでも弾いてるね。今も忙しくしているはずだよ。
その「スター・サイン」は96年、吉本からデビューする際に「PLECTRUM」とバンド名を変え、現在も活動中だよ。ティーンエイジ・ファンクラブのメンバーにバンド名をつけてもらった話は有名だよね。
ボーカルのタイちゃんと、アキラの友情は、見ていて羨ましいよ。
この曲は名曲だね。うん。⇩
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WA CHA CHA LIVEから最初にデビューしたバンドは同期の「ダイナマイトメーカー」だ。疾走感あったね。ルックスもワルっぽくて人気があった。支配人の比企さんはじめ「運営」に推されていた彼らに僕は嫉妬の塊と化していた。すれ違ってもなるべく目を合わせないようにしてた(笑)ガキだなあ。でもね、こっそり舞台袖から観てたり、テレビをCheckしたりして「いいやん」と思ってた。絶対口にはしなかったけど!
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FUJIWARAが芸人受けするコンビなら、バンド界隈で一番受けていたのはSo What? だね。
ヘビメタなんだけど、笑えて、知的でもあった。冠徹弥は今も活躍している。すごく頭のいい男という印象だった。ダイナマイトメーカーのメンバーはステージを降りてもワルな感じだったけど、So What?の奴らは穏やかな感じだったな。やはり意識していたからあまり話はしなかったけど。
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これも同期に「今週の山田太郎」というバンドがいて、彼らとはよく一緒にライブをやったりしたよ。デビュー時に「brats on B」と名前を変えて何枚かいいアルバムも出してた。酒を飲んでよく論争になった。「ロックとは何か」なんてね。今じゃ一番避けたいテーマだよ!(笑)
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「Peek A Boo」は同期の中で一番仲が良かった。彼らも僕らFOUR TRIPSも、最初は運営に推されていたけど、徐々に干されて行くというね(笑)
ギターの梅ちゃん、今ではつんくさんの秘書だよ。一番出世してる。デビューしなくて良かったんだよ(笑)今思えば、Peek A BooとFOUR TRIPSがNHKのバンドコンテストに出場した時のゲストバンドがブレーク前の「シャ乱Q」だったという。事実は小説より奇なり、だね。
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一方、僕たちはと言えば、週一回ほどの劇場の出番と、神戸のチキンジョージでの定期的なライブ活動、吉本が時々くれる営業の仕事、そして週三回のリハーサルを繰り返し、新しい曲を作り、運営にアピールして、お客さんも増やそう、と頑張っていた。
オーデイションの際にビクターとパイオニアLDCが手をあげてくれたんだけど、気合いを入れて臨んだ2丁目劇場でのワンマンライブで僕ら動員、内容ともにいまひとつで、デビューの話は一回棚上げになったんだよ。
そうこうしているうちに、僕たちの一番の理解者だった支配人の比企さんも、デビューを果たしたダイナマイトメーカーやSo What?にかかりきりになり、僕たちはなんとなく放っておかれた状態が続いていた。本当に少しずつお客さんの反応はあったり、デモテープだけはかなり売れていたので、気持ちは切らさずに踏みとどまっていた。そんな時期に。
突然、伊藤銀次さんが僕の人生に登場したんだよ。
1994年くらいの話だね。僕はもう26になるね。
いつもありがとうございます。
成瀬英樹
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Live Information
2018年12月10日(月)
「成瀬英樹・生誕50祭 / ヒデキ感激!ナルーソニック!」
出演:
成瀬英樹
スペシャルゲスト:
石田ショーキチ
黒沢秀樹
榊いずみ
SOWAN SONG
etc.
残席が少なくなってきております!
下北沢 風知空知
時間:開場18:30/開演19:30
料金:前売り¥2,800/当日¥3300
(共に+1Drink600円)
風知空知メール予約のみ(先着受信順整理番号付き)
●メール予約:風知空知 yoyaku@fu-chi-ku-chi.jp
*ご希望公演名、お名前、枚数、ご連絡先電話番号をご明記の上、お申し込みください。