C35 ローレル エンジンメンテナンス・修理No.3 | ナルズ工場長の出来事

ナルズ工場長の出来事

ナルズ・メカニックマイスターの営業・出来事のブログ

皆様コンニチハ('ω')ノ

 

 

 

一気に秋らしい陽気になりました。

 

気温も少し暑いかな?ってくらいで

めっちゃ過ごしやすい。

 

1年中このくらいがいいのにね。

 

このタイミングで通勤車のエアコンが

逝ってしまい

すぐなおそうか来年の夏前まで待とうか

悩んでるオイラです(´・ω・`)

 

まだ暑い日もあるからなおそうかな?

でもやってる暇がないんだよね…

 

 

 

 

 

 

 

今回も前回の続き

C35ローレルの作業の続きを

やっていきます。

 

前回はプラグを外して確認したところまで

でした。

 

前回の内容はコチラ

 

とりま

あの状態のプラグから新品プラグになれば

かなり改善されるでしょう。

 

プラグを交換しコイルも新品交換します。

 

カプラー

もうコイル交換やプラグ交換の恒例行事の

カプラー割れです。

もれなくこのカプラーも割れておりました。

正確にはカプラー割れというかカプラー爪割れです。

爪部分が既に外す前からありませんでした。

プラスチック製なんでしゃーないですね。

経年劣化と熱害で割れます。

 

 

他カプラー

割れていたカプラー以外も少し触っただけで

ポロリと爪が取れてしまいました。

これはヤバそうなカプラーは全て交換しないと

いけないですね。

 

 

カプラー③

カプラーの外し方は至って簡単で

中にあるロックを細いマイナスやピックツール等で

起こしてやれば端子部分が引き抜けます。

しかし今回みたいに劣化しているカプラーは

中のロックを触っただけで画像の様にボロボロって

崩れる様に割れます。

 

外す前に端子の位置を把握しておきましょう。

忘れてしまった方は画像を参考にしてください。

 

 

カプラー④

カプラーは補修品として出ております。

特にSR系RB系JZ系のエンジンのカプラーは

良く割れますので予備として持っておいても良いと思います。

 

大概ダメになるはプラスチック部分のカプラー部分ですが

稀に中の端子もダメになってる場合があります。

ロックを外す際にミスって端子を曲げてしまう場合も

あります。

端子部分も数個予備持っておくのもいいでしょう。

 

 

カプラー⑤

バッチリ補修完了です。

爪がとれたままだと振動などで抜けちゃう場合もあります。

プラグ交換などの際にはカプラーの状態をチェックして

おきましょう。

 

 

 

 

プラグカバー

なぜカプラー割れが発生するのか?

なぜイグニッションコイルがダメになるのか?

 

コイルは使ってるうちに抵抗が増えたり

中で断線したりしてダメになるケースがあります。

 

あとの主な故障原因は熱害(+o+)

 

カプラー割れもそうなんですが

けっこうこのプラグカバーがあるとコイルの刺さっている

部分はエンジンカムカバーの谷部分なんで

エンジン熱がかなり籠ります。


熱害によりコイルやコイルカプラー、ハーネスなどが

ダメになるのです。

なんでスポーツ走行の多い車などはプラグカバーを

外す事をおすすめしております。

 

でもJZ系エンジンなんかはプラグカバー外すと

タイミングベルトも露出してしまうので

JZ系エンジンはすすめておりません。

そういったエンジンは例外ですね。

 

SR系はもちろんRB系もプラグカバー外した

だけでは何の問題もないので大丈夫です。

 

しかし普段乗りなどの使用にしか使わない車両の

場合はエンジンルームにゴミや異物が入る(たまる)

恐れもありますね。

プラグホール部分にゴミなども入っても

きちんとコイルのシール部がしっかりとしていれば

問題ないのですが見た目的によくないですね。

見た目的にはプラグカバーがあった方が

絶対に良いしねw

 

RB系エンジン(26除く)はプラグカバー上に

インテークがあるのでちょいちょいカバーを外すのも

大変。

 

 

なのでちょいとした加工をカバーに施します。

 

 

カバー加工

コイルのカプラーあたりにホルソーで穴を開けて

エンジンの熱が抜ける様にしました。

これで見た目的にもある程度はいいんでないかい?

6気筒目は上にパワトラがあるんで開けてません。

 

 

カバー装着

エンジンに取り付けるとこんな感じ。

穴位置もいいんじゃないでしょうか。

 

 

プラグとコイル交換が終わったので

インテーク類を組んでいきます。

 

 

インテーク類

ガスケット類も新品交換していきます。

外した際にチェックしていたバキュームホースや

ブローバイホースも熱でカチカチになって割れていた物も

あったのでそれも新品交換していきます。

 

 

 

 

エンジン始動

エンジンをかけてクーラントのエア抜き中。

作業前に比べエンジンが確実に調子がいいです。

アイドリングも落ち着き、ふらつきも皆無。

エア抜き完了後エンジンをレーシングしたり

試乗してみたりしましたが絶好調です(*^^)v

 

 

 

完成('◇')ゞ

タイミングベルト&ウォーターポンプ交換も完了し

エンジンも調子を戻しました。

 

おそらくエンジン不調の原因はプラグかと思われます。

前回の内容を見てもらえばわかると思いますが

あのプラグじゃあね~~(´;ω;`)

もしかしたら同時交換したコイルも一度も交換歴が

ないのでコイルだったのかも知れませんが

兎に角エンジン不調の原因は点火系でしたね。

 

エンジンの吹けあがりも以前とダンチで

良くなりました。

これにて全て作業終了です。

 

 

 

 

これにて長かったC35ローレル編は終わりとなります。

 

装着されていたプラグに関してはあまり情報が

無いのでわかりませんが

個人的にはちょっと使いたくないメーカーですね。

やっぱりプラグはNGKが安定です。

 

まぁどこのメーカーでも定期的に交換しないと

いけないって事ですわ。

プラグも消耗品ですかね。

消耗品のなかでも重要度が高い部品ですね。

 

プラグ交換サボってる方、

お早目の交換をおすすめしますよ('◇')ゞ

 

 

 

 

 

 

それでは

またねー('ω')ノ