S14 シルビア フロント補強 | ナルズ工場長の出来事

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皆様コンニチハ('ω')ノ

 

 

 

 

とうとう花粉症の時期がやってまいりました。

当然オイラも数日前から

花粉の気配は感じ取っており

敏感すぎるこの体が恨めしい限りです。

 

今日なんかめっちゃ晴れて

風が強いもんだから

朝僅かな時間外にいただけで

目と鼻と喉をやられました…

 

 

これからが憂鬱でしかないオイラです(´・ω・`)

 

 

でも気温が上がって暖かくなって

きたのは嬉しい( *´艸`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はS14シルビアの

フロント補強作業です。

 

 

フロントの補強といっても

スポット増しやら補強板を溶接とか

ハード系ではなく

部品交換で補強できるものです。

 

 

 

ニスモ パワーブレースシステム2+

テンションロッド

 

 

 

御存知ニスモの補強パーツと交換していきます。

 

 

これもよーく皆さんご存知かと思いますが

この部品は純正のテンションロッドブラケットに

裏に板を溶接し左右をパイプで繋いでシルバーで

塗装されているものです。

 

 

なので純正のブラケットとその他の部材があれば

溶接して作る事も可能です。

 

 

テンションロッドの方も純正のテンションロッドの

ブッシュ部分をニスモの強化ブッシュに打替えて

シルバーに塗ってあるものです。

 

 

これも純正のテンションロッドがあって自分でブッシュを

打替えてしまえば同じものを作る事が可能です。

 

 

 

でも買っちゃうのが一番早いね( ´∀` )w

 

 

 

ここのブラケットはけっこうシルビアっていうか

日産車のキモとなる部分なので

補強してある方がいいですね。

けっこう交換するとシャッキリ感が出ます。

 

 

個人的にはブラケットの補強は旋回時というより

ブレーキング時に差が出る様な感じがしますね。

 

 

部品交換でけっこうな効果が得られるので

お手軽って言えばお手軽ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早速交換作業を進めていきましょう。

 

 

テンションロッド

 

 

純正のテンションロッドですね。

ここのブッシュはすぐに切れます。

マジで信じられないくらい早く切れてしまいます。

 

サーキット走行やスポーツ走行するとすぐに

やられてしまうパーツですね。

 

 

純正のブッシュが切れると

ブッシュ内にグリスが封入されているので

それが出てきます。

ブッシュがダメになると画像の様に

ブッシュ周りがオイル漏れみたいな感じになります。

 

 

これは即交換です。

 

 

 

 

 

 

 

 

アンダーカバー(エンジン下のカバー)を外したところです。

 

 

けっこうサビがあってネジ類ヤバそうですね。

 

 

ニスモのパワーブレースやテンションロッドには

取り付けに関するボルトナット類は付属されてきません。

 

なのでボルトなどは再利用になります。

 

ナメたり折れたりしたら大変よ(+o+)

 

 

 

 

 

外れました

 

 

サビが酷くてボルトがみんな鬼のように固かった…

 

緩めている時にもギーギー、ゴリゴリすごい音して

回ってる感じでした。

 

もちろん外す前にラスペネ吹いてますよ。

(ラスペネ何回も吹いて一晩置きしました)

 

 

 

ボルト折れは運よくなかったけど

ネジ山がダメになってる場所がほとんどでした。

 

 

 

 

 

 

ボディ側

 

 

印があるところがブラケットがボディと結合している

ところです。

 

フレームや第一メンバーにつきますね。袋状になっていて

なかにも水も入るので結構サビます。

 

 

第一メンバーにジャッキかける方はいないと思いますが

見た目は普通だけど中がグズグズになっていて

ジャッキかけたらぐちゃぐちゃになるケースもあります。

 

 

この時代の日産車系はみんなそうですね。

 

 

 

ちなみに今回のパワーブレースに交換する際には

スタビは外さなくてもできます。

 

 

ブラケットの固定するところがスタビのブラケットと

共締めのところがあるだけなので

そこだけ外しておけばスタビはぶらんと垂れ下がる

だけなので大丈夫です。

※画像の感じです。

 

 

 

 

 

今回の車両はサビがありましたがフレーム内までは進行

していませんでしたので

各部の取り付け(印してある場所)は全てタップを通してあります。

 

 

んで

画像の場所なんですが

ラジエターのロアを支えるブラケットです。

タップが入ってる場所にもテンションロッドブラケットが

固定されます。

 

 

 

このラジエターのブラケットがかなり薄い鉄板で

ここのネジ穴がめっちゃサビます。

 

 

 

 

今回の車両もここがかなりサビで固着しており

無理やり力まかせで緩めるとブラケットが薄いので

ブラケット自体が曲がり再起不能になってしまいます。

 

 

 

 

なのでここのボルトを緩める際には

ブラケットを曲げない様に緩めてヤバそうだったら

また締めこんでを何回も繰り返し外します。

 

 

 

 

一気に回した方が緩みやすいって場合もありますが

ネジ山がサビて変形していたり

ボルト山がサビで溶け込んでいたりするとダメです。

一気にやるとボルト折れやナメること必須です。

 

 

 

 

 

ゆっくりじんわり確実にやった方がダメージは少なく

すみますよ。

 

 

 

 

 

無事に外れましたら必ずタップを通しておきましょう。

 

 

 

 

 

 

外したボルトナット類

 

 

けっこうなサビでございます。

何本かは無事なのもありますが

オーナーの意向により再利用はしない方向となりました。

オイラもそれがいいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

新品ボルトナット類

 

 

 

ネジ類は全て取り付けの際にはスレコン塗って

カジリやサビ防止しています。

 

 

このあたりのボルト類はまだまだ部品が出ます。

(令和4年現在)

 

 

地味にこういったボルト類も値上がりしてるんですよね。

 

 

しかも10円とか20円レベルで上がっていってる

ペースだったのに、たまに一気に500円とか800円上がったり

するからね。

 

 

 

日産め…(; ・`д・´)

 

 

 

 

でも部品出るだけましってか?

 

 

 

アシモトミヤガッテ・・・・(´;ω;`)

 

 

 

 

 

 

 

完成( *´艸`)

 

 

ネジ山のタップを通してバッチリ固定!

ボルト類も新品になってバッチリ固定!!

 

 

 

この後リフトから降ろしアライメントをとり終了。

 

 

 

部品交換する時間より

ネジ山を修正している時間の方が遥かにかかったぜ。

 

 

こういった部品ってしょっちゅう脱着しないから

ネジが固くても付いていればいいって方も

いらっしゃいますが

絶対二度と外す事は無いとは限りませんので

ネジ山やボルトナット類のコンディションは良い状態で

保っておく方が良いですね(`・ω・´)

 

 

 

 

今回みたいに

ただ部品交換だけで済まずボルト代などが

付随するケースも多いです。

 

DIYするのであれば事前にボルト類も新品買って

おいた方がいいのかも知れませんね。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは

またねー('ω')ノ