JZX100 チェイサー ブレーキフルオーバーホール | ナルズ工場長の出来事

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皆様コンニチハ('ω')ノ

 

 

 

 

 

今日はお客様の来店がたくさんあり

商談とか相談案件があって

その度にコーヒー飲んでいたら

飲みすぎで胃がイテーです。

 

 

コーヒー自体は嫌いではないんですが

元々胃が弱いので

大量にコーヒー飲むとやられてしまうのです。

 

でも寒い日のコーヒーって

温まるしおいしいですよね。

 

缶コーヒーレベルでやられるのに

お店で飲む本格的なコーヒーとか

飲みたがる胃弱なオイラです(´・ω・`)

 

 

最近はセブンのコーヒーで

十分だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はJZX100チェイサーの

ブレーキ整備作業です。

 

 

 

 

今回の作業理由はキャリパーがどうとか

ブレーキの効きがどうとかの事ではありません。

 

 

走行距離と経年で

ブレーキ関係のフルオーバーホールのご依頼です。

 

 

ブレーキキャリパーは車検時や点検時に

固着やサビ発生したらオーバーホールするものだと

認識している方が多いですが

本来は定期的にオーバーホールするものです。

 

いくらキャリパーが金属でできていても

作動している中身にはゴム類が使われていますからね。

 

ダメになってからオーバーホールするのと

定期的にオーバーホールするのでは

訳が違います。

 

もちろん定期的にオーバーホールしていった方が

ブレーキの状態も安定していますので

安定した効きや性能が保持される訳ですね。

 

ブレーキって毎日車乗れば毎日踏むもの。

 

徐々に効きが悪くなってきたりしても

ほとんどの方が気づかないと思います。

 

 

 

って事で今回のブレーキのフルオーバーホールメニューは

F、Rキャリパー、ブレーキマスター全てオーバーホール

していきます。

 

 

 

 

まずはキャリパーから

 

 

 

Fブレーキ

 

 

今回はパッドなどはそのままで

キャリパーなどをオーバーホールしていきます。

 

JZX100のFブレーキは

片持ちキャリパー2ピストンタイプです。


 

 

 

Rブレーキ

 

 

リアは片持ちキャリパーシングルピストンタイプです。

 

フロントは2ピストンタイプですが

全て片持ちキャリパーなので取り外しは簡単です。

 

余談ですが画像の様にキャリパーにLR(左右)の

刻印があるとバラすとき間違えなくて

助かりますね( *´艸`)

 

 

 

 

 

 

キャリパーが外れました。

外してそのままの状態です。

 

前回のオーバーホール

(数回オーバーホールしてます。前回は当店作業ではありません)

から走行距離約5万キロです。

外見では汚れがけっこう目立ちますね。

 

ブーツの破れは無い様です。

 

 

 

Fキャリパーピストン

 

 

キャリパーからピストン抜きました。

 

中身もけっこうな汚れですね。

 

グリスっ気はある感じですが

けっこうサビっぽい色してますね。

 

JZX100のキャリパーピストンって

毎回思うけど、けっこう分厚い。

 

 

 

 

Rキャリパーピストン

 

 

リアもフロント同様にグリスっ気は

あるんですが汚れとサビ色が気になりますね。

 

 

 

画像を撮る為にこういった構図にしてますが

ピストンを再利用する時は一応アタリなども

ありますので抜いたところと同じところに戻す様に

しております。

 

 

 


キャリパー清掃

 

 

サビ色が気になりましたが

掃除してみたらピストンは御覧の通り無事でした。

これなら再利用可能ですね。

 

キャリパー側も問題ありませんでした。

 

さらって書いてますが清掃にはとても時間が

かかっております。

オーバーホール時の時間の割合的に

8割強は掃除タイムですね(;´・ω・)

 

 

オーバーホール時にはエア抜きのブリーダーも

外し清掃します。

 

 

 

オーバーホール後の

画像を撮り忘れてしまいました(´;ω;`)ウッ…

 

流れ的にはシールキットを使い組み付け、

車体にキャリパーを組んでいきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お次はブレーキマスター

 

 

 

 

ブレーキマスター

 

 

JZX100ツアラーの場合、タービン側にマスターが

あるので熱害による影響もかなりありますね。

 

純正タービンは遮熱板があるので大丈夫だと思うでそ?

 

タービンからの直の熱は遮熱板で遮られると

思うのですが1Jターボエンジンの発熱量は多いので

エンジンルーム全体が熱くなるのです。

 

後は

いくら純正タービンとはいえ、やっぱりマスターの

近くに熱源があるのはよろしくないです。

 

ちなみに社外タービン、社外エキマニ&遮熱板無しで

サーキット走行するとブレーキも効かないし

クラッチの踏みごたえもおかしくなります。

 

もうそら死ねるレベルでw

 

 

 

おっかないやで。

 

 

 

 

 

 

 


車体側

 

 

マスターが取れてる状態です。

 

前記した通りマスターと熱源の距離が近いので

フリュード漏れがあったりすると

熱で臭いがしたり最悪燃えます。

 

漏らしたら水をかけてとかでもいいんですが

エンジンルーム内にあんまり水ってかけたくない。

 

外す前に漏れてもいい様に養生してから

取り外すのがベターですね。

 

 

 

 

 

 

パッキン

 

 

マスターとマスターバックの間

(マスター取り付け部)にはパッキンが入ってます。

 

画像の通り、紙製です。

ほとんどが、この様な状態になってしまっているので

事前にパッキン注文しておきましょう('◇')ゞ

 

確か数百円です。

 

 

 

 

 

オーバーホール中

 

 

インナーキットにてオーバーホール。

 

キットはピストンごと交換です。

その他の必要なパッキンガスケットは付属されております。

 

 

 

 

 

 

オーバーホールができました。

タンク内も清掃済みです。

 

JZX100の場合はABS系統にいくホースがタンクに

接続されます。

 

 

 

 

では車体に戻していきましょう。

 

 

 

 

 

 

っとその前に

先ほどのガスケットを新品に交換して…

 

 

 

 

 

 

エア抜きして完成です(*'▽')

 

 

ブレーキフリュードはワコーズ製のDOT-4を使用します。

 

今回は定期メンテ的な意味での

オーバーホールでしたので効きが全然良くなったとかは

ありません。

しかしフィーリングはかなり変わったのがわかりますね。

 

 

 

 

 

 

完成( *´艸`)

 

 

ブレーキは大事な場所なので

定期的にメンテナンスが必要です。

 

今回はフルオーバーホールですが

車検ごとや定期的にブレーキフリュードの交換だけでも

かなり性能は保てると思います。

 

特にやりすぎって事もないので

予算が許す限りメンテしていきましょう٩( ''ω'' )و

 

 

 

 

今や高騰して高級車なJZX。

 

ブレーキメンテして

しっかりと止まって事故ならない様にしましょうね( *´艸`)

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは

またねー('ω')ノ