皆様コンニチハ(^^)/
昨日にうって変わって今日はめっさいい天気。
雲一つない晴天なんて久しぶりですね。
こんないい天気なんで仕事の空いた時間で
ちょいとドライブ。
わかってたことだけど県外ナンバーの車で
渋滞気味。
んじゃちょいと某峠に流しに行きますか!
って事で行ってみたら
バイクの事故で渋滞だわパトカーだらけだわで
逆にストレスたまったオイラです(´・ω・`)
こういう時はおとなしく帰った方が
いいね。
今回は前回の続きの
HCR32スカイラインの
修理の続きです。
前回は故障探求をしていき
暫定ですがこれが怪しいってところまででした。
今回も引き続き作業を進めていきます。
燃料フィルターを交換します。
HCR32の場合、フィルターはエンジンルーム内の
ブレーキマスターの下あたりにいます。
シルビアなんかとおんなじっすね。
まずお約束のタンク残圧をキャップを外して抜き
燃料ポンプ(フューエルポンプ)のヒューズを抜き
クランキングしライン内にある燃料を取り除きます。
ヒューズは運転席のキーの下あたりです。
この辺はシルビア系は足元にあるんで
ちょっと楽?かなw
燃料の圧抜きは
燃料ポンプ交換や燃料系の作業をする前の
お約束ですね。必ずやりましょう。
これやっても燃料ラインなどを外すと
ガソリンは多少出ますので火気厳禁です。
ちなみに
←がZ32用です。→がHCR32純正です。
よくシルビアでもZ32用を流用する方もいますね。
サイズはこれだけ違います。
上のホースの取り付け部の形が違いますが
装着は可能です。
前にも書いたかもしれませんが
当店ではZ32フィルターはあまり流用しません。
容量がでかくなるのはいいのかも知れませんが
見ての通りボディがでかくなるんで
ステーが使えません。
装着するとワンオフでステーを制作するか
ブラブラさせておくしかありません。
燃料を通してるものなのできちんと固定しないと
ダメですよ。
当店ではZ32フィルターで効果もあまり感じられないし
ステーの問題もあるんで純正をすすめています。
入り口と出口のパイプ径が太くなるんなら効果も
あるんでしょうがフィルター部分が太くなるだけだしね。
外れました
車上でフィルター部分だけ外すのは困難です。
古くなってるのでホースが固くなかなか抜けてくれません。
前後のホースごと外すのがベターかと思います。
取付完了
ちょいとスペースが狭いのでバンドを固定するのと
ホースを入れるのが大変ですがガソリン関係なので
きっちり取り付けます。
エンジンを始動させて漏れチェック。
問題なければいよいよ試乗です。
果たして症状は改善されるのか?
予想違いで全くなおってないのか??
もしくはこれだけではなく他もダメなところが
あって完全にはなおらないのか???
ドキドキの試乗です(;´・ω・)
この瞬間ってめっさ緊張するぜ。
いろんなパターンで走行しましたが
めっちゃ吹ける!!!
しかもパワー感もあるしブーストのかかりもいい気がする!
きれいに上まで回ってくれます。
やっぱりいくら非力なRB20とはいえ
今まで遅すぎた。
ポンコツ気味なオイラもセンサーも捨てたもんじゃない?w
低速と中速(特に中速)のトルクはかなり太くなった。
こんなに変わるか?ってくらいに激変です。
結果、故障の原因は
「燃料フィルター」でした。
単車の社外の燃料フィルターみたいに透明になってる
訳じゃないので詰まりなんて外見で判断できません。
やっぱり長期保管してあったり
年式が古くなったり距離が多くなったりしたら
定期的に交換しないとダメな部品です。
でも
今まで数多くの燃料フィルターを交換してきましたが
ここまで変わったのは初めて。
気になるのが
どんだけ詰まってたのよ???
って事ですよね。
そうなんです。
外してる時から気になっていたのです。
こういった作業はガソリンが漏れるので
なるべく外で作業します。
時と場合にもよるけど。
今回はエンジンルーム内だけでの作業でしたので
外で作業しました。
その時に地面のコンクリに垂れた跡の画像です。
ガソリン自体は乾いていますが
めっさ茶色のものがありますね。
これサビ??
だよね?
外したフィルター
トントンってやってみると
ちょっと残ったガソリンが出てきました。
やっぱり茶色なものが出てきます。
外したホース
外したフィルターの前後のホースを
切って内壁を見たところ。
やっぱり茶色のものが付着してますね。
んじゃフィルターのなかは
どないなってんねん!って気になりますよね。
一応ガソリンが残っているといけないので
後日にフィルター部分を開けてみましょう。
△注意△
ここからはかなりグロテスクな表現がございます。
心臓の弱い方はご遠慮ください。
好奇心旺盛な貴方はドキドキ震えながら
みてください。
オイラはビビりました。
いい??
いくよ???
パカッとね
とりまエアソーで切ってみました。
フィルターの部分の周りはけっこう薄く簡単に
切開できました。
まだまだ衝撃って感じではないぜ。
ちょっと片鱗は見えてるけどもw
('Д')え?
ええええええええ(;゚Д゚)
フィルター内にほぼほぼビッシリと
サビだらけでした!
これじゃ燃料こないおね!!!
当店でこれだけサビが詰まった
フィルターを見たのは初めて。
これは酷い、酷すぎる。
よくエンジンかかってたね。
奇跡だわ。
フィルターのろ紙部分なんて外す時の衝撃で
落ちてしまったけど
ほぼ全部詰まり。
グロいわぁ・・・
外すのもボロっという感じ。
なかまでサビはきちゃってますね。
酷いもんです。
逆にこれだけの量を送り続けたポンプも
すごいね。
最後にとどめ。
フィルター内にこれだけのサビが入ってました。
小さいのは粉くらい。あとは砂くらいの粒でした。
なかには手で触っても固まって崩れない塊もありました。
なかにちらちら白いものもあります。
おそらくフィルター部のろ紙が剥がれたものだと
思います。
こんな大量のサビなんて
どこからきた??って事ですが
HCR32は燃料タンクは鉄なので
(BNR32は樹脂)
恐らく燃料タンクがサッビサビなんだと思われます。
一度燃料ポンプを交換した際
(当店ではありません。他店作業です)
ポンプ作動しないので交換したとしか
オーナーには伝えてないみたいですが
サビでポンプも逝ったんだと思います。
んでその時にタンクにもサビがあったよって
言われたみたいですが
こんなに詰まるほどサビがあるって認識は
なかったみたいです。
オーナー的にはサビが多少あるけど
大丈夫って意味で捉えてたみたいですね。
これでは
また同じトラブルが起きると思います。
一度タンクを開けて確認すれば
確実なんですが見るまでもないって感じなんで
これはサビの元凶の燃料タンクを交換しないと
ダメって事ですわ。
恐らく
折角新品交換した純正燃料ポンプも
再度交換になりますね。
んで即、タンク交換に踏み切りたいんですが
なんとタンクが新品も中古も
一切ナッシング!!
こりゃーまいった。
無いのはしょうがないぜ。どーしようもない。
とりまエンジンは絶好調なんで
出てくるまで待つかって事で
やっとここ最近中古タンク見っけた。
奇跡って起きるんですねw
実際この作業やったの3月くらいなんですよ。
タンクみっけたのが最近(11月末)
でも交換に関する部品が
全部揃ってない(´;ω;`)
なんとか今年中に見っけたいけど
実際作業は年明けになりそうな予感。
そうしたらこれだけ間が空いたから
またフィルターも交換になるだろう。
タンク交換の時には
また詳細を載せますね。
だいぶ遅くなるとは思うけど。
兎に角、原因がわかって
ヨカタよ( *´艸`)
余談ですが
なぜこんなにもサビが発生してしまったのか?
ちなみにこの車両、走行距離65,000kmの
低走行車。
間違いのない実走距離なんですよ。
しかも最終後期の5年式。
そんな距離のR32なんてあるんかい?
って思うのですが、あるところにはあるんですね。
オイラも最初ほんとかよ?って疑いましたが
どおやらマジっぽいんだよね。
もちろん金額は書けませんが
当時かなり相場より高額で購入されています。
しかしこの年式でこの距離っていうのが
逆に走ってなさずぎなんです。
所謂、放置車両みたいな状態が長かったんです。
なのでタンク内、サビちゃんたんですね。
タンクのサビが出まくっているので
ある意味、ちゃんとこの走行距離なんだなって
思いました。
放置車両のオコシは状態によりますが
燃料系、オイル系、点火系、
全て交換がベストです。
特にこの年式の車はタンクが鉄なので
タンク内のサビは要チェックですね。
それでなくても
R32はバリバリの旧車ですので
普通の車の倍以上にメンテに神経を
使わないとトラブルの原因となるしね。
大雑把な言い方になるけど
ネオ旧車を購入の時は走行距離が短ければ
短い程いいって訳ではないって事よ。
適正な走行距離の方が調子よかったりするもん。
この車両も
燃料系以外のトラブルもあったので
機会があったらまた載せますね。
それでは
またねー('ω')ノ