HA36S アルト 足回りワークス化 完全ガイドNo.1 | ナルズ工場長の出来事

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皆様(^コ^)(^ン^)(^ニ^)(^チ^)(^ワ^)

 

 

 

もうじきGWですね。

 

今年は部品屋や業者も長期休みになるんで

部品関係が入ってこなくなるから

GW前はそんなに駆け込みもないし

意外と暇カナーーなんて思ってましたが

実際が忙しくなってまいりました。

 

GWにレジャー等で車を使いたい方が

多く、なんとか間に合う様に算段しております。

 

GW中はおそらく車だと渋滞の嵐でしょう。

 

渋滞中の車のエンジンは負担が大きいです。

ましてGWなんてもう暖かいっていうか少し暑いでそ?

エアコン使いますよね。

より一層エンジンには負担になります。

 

そんな事もあるので

GW前の愛車のメンテはしっかりとやって

お出かけしましょう('ω')ノ

 

 

観光地に住んでいるオイラは

GW中は近所に行っても大渋滞です。

 

その時だけ都会の渋滞の雰囲気を

味わえるオイラです(´・ω・`)

 

 

 

 

 

 

今回はHA36Sアルトの

ワークスの足回り移植作業です。

 

スズキ HA36S アルト F

 

 

移植するアルトはただのアルトです。

 

ターボでもありません。

 

アルトバンではない乗用タイプ(5ナンバー)の

アルトで一番艇グレードには5速マニュアル設定がある

「F」というグレードがあるのです。

 

このアルトに

HA36Sアルトワークスの足を

そっくり移植してしまおうって

事です。

 

 

【!注意!】

今回もオーナー様に向けての作業内容報告の意味合いが

強い内容になっております。

あと、この内容(普通のアルトにワークスの足って組めるの?)

の問い合わせが多いので

それも含めて今回紹介していきたいと思います。

 

【補足】

HA36SアルトはFにマニュアルがあり他はAT(5GS)になります。

4WDでない限り他グレードも足は同じとなります。

RSは確認とっておりません。

 

 

 

既にワークスをお乗りの方や興味がある方は

ご存知かと思いますがワークスの足回りは純正で

通常のアルトと違い専用の足回りが装着されております。

 

ワークスはKYB(カヤバ)製のショックと

スプリングも通常のアルトと違うものが装着されて

いるのです。

 

ワークス純正の足(中古品です)

 

 

足回り以外にもワークスは通常アルトよりボディ剛性も高く

それにマッチしている足回りなんですが

サーキット走行やワインディングを攻めるとなると

少し純正の足では物足りないのです。

 

よってワークスのオーナー様は社外の足回りに

交換しちゃうのです。

 

その余ったワークスの純正の足回りがあるのなら

使ってしまおうってスンポーです( *´艸`)

 

ワークスという特色の車ですので

足回り交換している方は多いのです。

 

そうすると外した足がヤフオ〇クや中古パーツ屋に

流れてくるのです。

 

知り合いにワークス乗ってる方がいたら

唾つけとくといいかもw

 

 

んで

ここが重要になってくるんですが

よくある中古のワークスの足周りセットですが

画像の様にフロントのアッパーがありません。

(マウントもついてる中古もあります)

 

なぜマウントがない中古が多いのか?

 

それは純正マウントを再利用して装着する

社外の足が多いかららしいです。

要はそこは余らないと。

 

なので今回の様にマウントが無い中古が多いのです。

 

そこのアッパーについては後ほど詳しく説明します。

 

 

 

 

前置きが長くなりましたが

実際に装着していきましょう。

 

※この移植作業をやるのは当店で初めてに

なります。

ちゃんとつくのかはこの時点では不明になります。

依頼してきたオーナー調べでボルトオンでつくと

いう事しかわかっておりません。

今はネットでちらほら情報がありますが

この作業を実際行ったのは結構前の事。

当時は情報がありませんでした。

 

まぁ現物があるんだし

比べながらやればいいっかぁ~( *´艸`)

 

といった行き当たりばったりで

作業はスタートしていきますww

 

 

 

 

 

まずはフロントから

 

 

フロント足回り

 

 

オーソドックスなストラットの足です。

 

特に難しい事もありません。

シルビアなどの足を基本同じです。

 

ブレーキホースのステーを外し

ABSのハーネスを外し

固定ボルトを外していけば下側は外れます。

 

 

 

 

フロント右

 

 

今度は上側です。

 

右はエンジンルームを開ければ頭が見えます。

黒いカバーが被っています。

 

 

 

フロント左

 

 

左はコンピューターに隠れています。

これを外す必要がありますが

カプラーの配線はそのままで

取り付け部だけ外してズラしておけば

大丈夫です。

 

 

 

 

コンピューターをズラすと

頭が見えます。

真ん中のゴムキャップを外すと

ショックの頭が見えます。

そのナットを緩めるとマウントが外れます。

※アルトはアッパーマウントがなく

ボディに挟み込むタイプのマウントです。

 

 

 

アルトFフロント純正

 

 

フロントの足が外れました。

 

まずショックとスプリングをバラして

ワークスとの足と比べてみることにします。

 

 

 

スプリングコンプレッサーを使い

バラしていきます。

 

 

フロント比較

 

 

ショックにKYB記載があるのがワークスです。

 

比較すると

ショックロッドの太さが全然違います。

 

 

アルトFショック

 

 

 

17.9㎜、約18㎜です。

 

 

 

 

アルトワークスショック

 

 

19.9㎜、約20㎜です。

 

アルトFとワークスとでは約2㎜のショックロッド径の

違いがありました。

 

 

ショックロッドが違うっていう事は

スプリングシートも違うって事です。

 

ショックの頭に置いてある

真ん中に穴が空いているお皿がシートです。

 

シートも

真ん中の穴の大きさが違いますね。

 

アルトFシート

 

 

22.8㎜です。

 

 

 

 

ワークスシート

 

 

27.0㎜です。

 

 

 

そのシートの穴の太さが違うって事はですよ、

そこになにがつくのかって事ですよ。

 

 

 

シートの穴のところにはベアリングが入る訳ですよ。

 

さらにそのベアリングにはワッシャーが付属で

つきます。

 

よって

ここのベアリングとワッシャーも

違うって事になります。

 

 

 

 

バンプラバー

 

 

ショックのダストブーツとバンプラバーが

一体式になってます。

ショックロッドが違うって事はこれも違うって事ですね。

 

もちろん書いてある品番が違いました。

 

 

 

 

結論から言うと

今回の場合はワークス用の

ベアリングとワッシャーがあればイケる!!

って感じです('ω')ノ

 

 

 

詳しくは

この分解図を見た方がわかりやすいかと思います。

 

 

 

分解図

 

 

オイラが印してあるところ

わかりますか?

 

ベアリングとワッシャーがこれです。

 

画像にもメモってありますが

ベアリング1個780円、ワッシャー1個550円(税別)

でした。

 

左右なので各2個必要です。

 

スズキパーツセンターによると

年式によってワークスの足の違いがあるそうです。

もっと深いところまで調べてみましたが

ここのベアリングとワッシャーは

年式違いでも共通なので大丈夫でした。

 

 

 

今回の中古ワークス足回りは

こちらの年式のものでした。

 

ベアリングとワッシャーの年式違いはなかったですが

こちらの年式のもので注文しました。

 

 

 

冒頭で書きました、アッパー付きと無しの中古で

ここの差が出てきます。

アッパーそっくりついてくる場合はベアリングが付属されて

くるはすです。

このようなあとから必要になってくる部品は発生しないと

思います。

今回の様にアッパー無しの場合、

ワークス用のベアリングとワッシャーがあれば

移植可能と言う事になります。

 

 

フロントスプリング

 

 

スプリングも違います。

←がワークス用、→がアルトF用のスプリングです。

 

もちろんスプリングもワークス用を使いますので

装着できるできないは関係ありません。

 

ワークスのショックにワークスのスプリングシートを

使うので問題なく装着できます。

 

 

 

 

ってところで今回はこの辺で。

 

続きは次回になります。

 

次回は

ワークス用の部品を組み

車体に組んでいきます。

リア側も比較も含め装着を進めていきます。

 

恐らく次回に

必要となったベアリングとワッシャーの

部品品番を載せておきます。

参考までに。

 

 

 

 

 

 

お楽しみに♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは

(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪