GK77A GSX400Sカタナ400 キャブオーバーホールNo.3 | ナルズ工場長の出来事

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皆様☆Hey!ヽ('ー'#)/ Hello!☆

 

 

 

 

今日は昨日と打って変わって

暑いでんな!

天気も不安定で晴れてるのに

いつ雨降ってもおかしくない感じです。

 

昨日のブログでも書きましたが

部品が今だに届かなく暇なので

珍しく2日連チャンでブログ更新しています。

 

昨日は突然の雨でドライブ断念しましたが

今日は晴れてるじゃん!

行けるじゃん!!

 

って思っていたら来客予定が。

 

いや、いいんっすよ。仕事の方が大事だし。

 

 

 

もうね、こういう星の元に生まれた運命なんだと

悟っているオイラです(´・ω・`)

 

 

 

ドライブなんていつでも行けるしね!

 

仕事の方が大事大事。稼がんとね('◇')ゞ

 

 

 

 

 

 

今回も前回の続き、

カタナのキャブオーバーホールの

続きになります。

 

 

 

前回、ようやく洗浄や各部清掃が完了し

いよいよキャブを組み立てていきます。

 

前回の内容はコチラ

 

 

 

 

組み立てるといっても

バラした手順の逆に組んでいくだけです。

消耗品や計測したら基準値を外れていた部品を

交換していきます。

 

 

 

まずキャブボディに各ジェットを組み付けていきます。

 

これでもかと入念に清掃してあるジェット類ですが

組付け前に更にエアーを吹いてから組み付けていきます。

 

ジェット類は真鍮製でキャブボディはアルミ製です。

ジェットを思いっきり締め付けるとジェットの頭をナメて

しまいますので、それ相応のトルクで締め付けます。

こればっかりは経験ですね。

 

あまり適当なドライバーで締めると稀に

ジェット穴を潰してしまう事もあります。

潰れると本来の燃料の量が狂うので注意が必要です。

 

少し高価かもしれませんがジェットに合った

ドライバーで組み付けていくのがいいと思います。

 

 

 

フロート

 

 

 

今回はフロートを新品にします。

 

通常のキャブオーバーホールであれば

フロートに問題がなければ再利用します。

フロートも画像のようなプラスチック製から

真鍮製もあり材質も様々です。

 

フロートは名の通り

キャブのスロート室にガソリンが満たさせると

浮きます。

 

なかなか問題ある事は少ないフロートですが

穴が開いていたりサビまくって重くなっちゃってたり

すると本来の浮き方の違ってくるので

そういうのは交換になります。

 

今回のフロート自体は問題ないのですが

フロートの付け根にはキャブ内にガソリンを

入れたり止めたりするチェックバルブがついています。

 

通常のキャブの場合はフロートとチェックバルブと

ガソリン経路は単体でバラになるんですが

スズキのキャブの場合、フロートとそっくりな造りに

なってます。

画像を見てもらうとわかると思います。

 

 

 

 

フロートの先にOリングがあるでそ?

 

あそこを直接キャブボディに差し込んで

装着しガソリン経路となります。

 

更にフロートとチェックバルブが一体となっているので

今回交換した理由はここにあります。

チェックバルブも交換したかったし

そのアタリ部分も交換したかったので

フロートと一体になってる造りなので交換です。

 

 

さりげなく品番も写しておきますので

参考までに。

 

このフロート一体になってる造りなのが

スズキ車のキャブ特有ですね。

 

本来なら交換しないフロートですが

こういった余計な出費がでるので

キャブのオーバーホールを部品代込みいくらって

やってるバイク屋はスズキ車嫌がりますね。

って知り合いのバイク屋さんから聞いた。

 

まぁ嫌な主な理由はスズキ車は

他メーカーと造りが違う事が多いらしいので

嫌みたいですけどね。

 

 

 

フロートケースガスケット

 

 

 

とあるネットの、とあるところでは

ここの部品って単品で出ないと言われてますが

全然出ます。

 

ガスケットキットじゃないと出ないよ。と

言われてますが、そもそもスズキ純正部品に

ガスケットキットなんて存在しません。

(調べたのはカタナ400のみなので他はあるかも

知れません。)

 

参考までに品番を載せておきます。

 

 

 

 

ここは今回のガソリン漏れの元凶となった

ガスケット。

 

キャブオーバーホールには

必ず交換する部品です。

 

 

 

 

 

 

あとこれ、意外と重要な部品。

 

キャブのフロート室のケースのボルトです。

 

まぁキャブってアルミで出来ているんで

そんなに高トルクで締めないし

ましてこんな細いボルトを思いっきり締めません。

 

 

でも、ここもスズキ車のキャブ。

 

通常、キャブのフロートケースの取り付けボルトって

1つのキャブのケースに対して4か所くらいで

固定します。

 

少なくても3個かな~?

 

しかしこのスズキ車のキャブの場合は

なんと2ヵ所なんです!

 

だからガスケットは交換必須だし

ケースのアタリ面の精度もないとダメなんです。

 

んで

今まで紹介した通り、前回オーバーホールした方は

ガスケットを再利用した事によって

漏れを起こしております。

 

漏れて液体ガスケットで誤魔化しているくらい

なので、ここのボルトも思いっきり締めたのでしょう。

ここのボルト締めたって漏れは

止まらないと思いますがね。

 

 

 

こんなになるまで締めるかね?

 

 

 

てかここまでナメてれば普通交換しないか?

 

ほとんどのボルトの状態が良くありません。

 

一番酷いのが←で一番軽症なのが→です。

 

まじで前回オーバーホールしたの

バイク屋さんなの??

 

 

外す時にナメちゃんたんじゃねーの?と

お思いでしょう?

 

オイラはこれ見てドライバーにての取り外しは

困難だと思い、バイスで回りをくわえて回しました。

(ボルト頭の回りに少し傷があるのはそれです)

 

 

なのでこの状態で取り付けてあったって

事なんですね。

酷いですね( ノД`)シクシク…

 

もちろんこのボルトは全て交換します。

 

 

 

 

 

 

ここはキャブ上部です。

 

ここに負圧をとるサービスホール?パイプ?が

ありセッティングする時や同調とる時に使用します。

 

普段は画像の様に使わないのでキャップで

メクラしてあります。

 

そのキャップに亀裂が入っています。

 

これでは

ここから2次空気を吸ってしまいますので

こういったキャップも全て交換します。

 

まぁこれもゴムだしね。経年劣化や熱で

ダメになるわな。

 

 

 

 

 

組み立て完成(^^)/

 

 

 

 

キャブ組み立ては一気に組んでしまわないと

わかんなくなる(オイラだけ?)ので途中画像は

ありません。

 

あっという間に組み立てている様ですが

ここに載せている交換部品の他にも

小さなOリングやらガスケットなども交換しております。

要所要所には組付けグリスやロック剤、防錆剤と

色々使用しております。

 

 

 

当初の汚かったキャブに比べ

かなりキレイになったと思います。

 

内部清掃を重点にやったので外装は

まだ甘いところもありますが、予算的にも

時間的にも限度がありますのでこんなもんで

勘弁してもらいましょ( *´艸`)

 

 

 

キャブのオーバーホールが完了したので

これで車体に戻していきます。

 

 

 

 

ってところで今回はこの辺で ^^) _旦~~

 

 

 

 

次回から

キャブを車体に取り付けていきます。

 

 

 

外す時も困難だったんで

付ける時も何かあるのかも???

 

 

今回の作業は

当初から嫌な予感しかしなかったんで

何かあるんでしょうねww

 

 

 

 

 

 

 

 

んでは

次回お楽しみに♪

 

 

 

 

 

 

 

それでは

(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪