S14 シルビア リアメンバーカラー・メンバーサポートバー・デフメンバーカラー(リアリジッド化) | ナルズ工場長の出来事

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皆様(●´A`)ノこんちゃッ























今日も良い天気でまさにGWって感じですね。


川辺でバーベキューするんだーって方がいて


オイラはめっさウラヤマス(´・ω・`)


バーベキューなんてここ数年やってませんわ・・・











GW中ですが月末なんで、なんやかんやで


忙しくなりそうです。


もう世間で休みに仕事とかいい加減慣れましたw


事務仕事は好きじゃないけど


工場でなんか作業してるのは好きです(´∀`)























さて今回はシルビアS14のメンバーカラー取付作業です。


その他にもデフブッシュカラーとメンバー補強バーも取付します。





リアメンバー周りのリジッド化と強化を一気に


やってしまおうという作戦ですd(・∀・)







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リフトアップ











画像では他の作業でオイル交換とマフラー取外しが


あったのでその状態です。





メンバーカラーはメンバーを降ろして入れるタイプと


メンバーを半分くらい降ろして入れるタイプがあります。





メンバーはメンバーブッシュを介して4ヶ所で


ボディとボルトで固定されています。





メンバーカラーが丸い物であればメンバーを


全部降ろしてしまわないと装着はできません。





メンバーカラーに切り込みが入っている物であれば


メンバーを少し降ろした状態で隙間に入れることが


できます。





どちらにするにせよマフラーは外して作業です。

















今回はオーナー様の意向で切り込みが入っているタイプを


選択。


しかしそれでもメンバーカラーってけっこうな種類もあるし


材質も様々。





材質は大きく分けると2種類。


ウレタンかアルミになりますね。





切り込み入りのウレタン製ではユーラス製とかですかね。


パイナップルとかそうです。


アルミ製ではイケヤとかそうですね。





それぞれのメリットデメリットであります。





アルミ製は、もちろん固い材質なので


とにかくブッシュを殺したい、リジッド化したいって方は


アルミ製がよいでしょう。


デメリットはメンバー周りの音が大きくなり騒音が増えることかな。


あとリジッド化したためリアの動きが少しトリッキーになる


傾向があります。








ウレタン製は完全にカチンコチンではないので


装着時の初期なじみに優れています。装着後の騒音も


アルミほどは酷くありません。


デメリットっていうかわかりませんがウレタン製は


こんなウレタン削った材質なのに


アルミ製と値段があまり変わらないとこかなw





最近ちらほら出てきたデルリン製は


ウレタンとアルミの真ん中あたりって考えてもらえばいいです。

















今回はアルミ製でいくことにしました。




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リアメンバーリジッドスペーサー割り入りタイプ











KTS製です。他メーカーに比べると安価ですd(・∀・)





ここで注意なんですが某オークションなどで


売られてる安いカラーを装着して不具合が報告されています。


ウレタン製などは気にしなくてもいいんですが


アルミ製の場合は気をつけましょう。


某オークションで売られている物全てではありませんが


なかにはメンバーブッシュの溝にピッタリはまらない物や


ずれてしまい、そのまま締めこんでカラーを破損してしまうという


事例があるそうです。


当店ではまだありませんがアルミ製のカラーを購入するときは


一応名の通った物を選択しましょう。


もちろんKTS製は全く問題ありませんでした。











今回は切り込み入りなんで


メンバーそっくり降ろさないですみますが


メンバー固定ボルトを緩め少しかけといて入れようなんて


甘い考えです。


固定ボルトを全て外しメンバーをフリーにしないと


入りません。





リフトアップしミッションジャッキでメンバーを支えて


おかないとできない作業です。





なかにはリアだけ上げて作業する猛者も


いるようですがリフト使ってもメンバーはまっすぐ


降りてきません。どこか必ずひっかかり


ナナメにずり落ちてくるって感じです。


リアだけ上げてでも出来ないこともないんですが


かなりハードな作業になることだし


危険です。










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ファッ!?






切り込み入っているのでこんな遊びも


できますww


どっかのロゴに似てますねァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、








しかもこのカラー、どっかで見たことあるなー


って思ってたら量りの重りねw


よくボクシングのウエイトとかで


乗ってる量りの重りに似てる。


どーでもいいねw

























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メンバーブッシュ










取付前の純正のまんまです。


シルビアメンバーは4ヶ所で、ここは


右の前側になります。


前側2ヶ所はL型のブラケットが友締めされています。


ここはブッシュ部はナット、ブラケット部はボルトで固定されています。






よーく画像を見ると


ボディの上側にブッシュが当たった跡があります。




そうなんです!




純正ブッシュだと


こーーーんなに動いてしまっているのです


m9( ・∀・) ドーン!




こりゃイカンね!






















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メンバーカラー装着













こんな感じに装着です。


馴染みを考慮しシリコングリスを薄く塗り


組み込みます。


ナットもロック剤を塗り規定トルクより


若干強めに締めます。





う~~んブルーなアルマイトが


うつくすぃ~~~ヽ(゚▽゚*)乂(*゚▽゚)ノ




















次は後ろ側ですが


ついでにメンバーサポートバーも取り付けます。







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リアメンバーサポートバー














これはアッパー側とロア側とあり


アッパーはメンバーブッシュと友締めになり装着です。


ロア側はロアアーム付け根の調整ナット部に


装着します。





アッパー側はS15シルビアの純正でバーがついてる


場所になります。





これもKTS製です。





一応個体差の都合でかも知れませんが


調整できるようになっています。


うまく装着しないと装着後調整できなくなりますので


注意して装着します。


これ装着するとなんかかっこいいねw





余談ですが


ロア側のブラケットとバーを結合しているボルト。


キャップボルトになってます。


よくこのキャップボルトを上向きにして装着してあるのを


見ますがオイラは下向きにして装着します。


上向きだと水が溜まりサビちゃうからです。それだけですw


基本向きは関係ありませんが見た目って大事でしょ。











しっかしこの色合い、クス○製に見えてくるね(笑´∀`)ヶラヶラ































お次はデフメンバーカラーです。


今回はデフの前側のブッシュのカラーを装着します。








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デフメンバーカラー











これまたKTS製です。


KTSの回し者って言われそうですが


同じメーカーのパーツを頼むと送料をまとめるとこが


できるので、こだわりなければ同メーカーだと


費用を抑えることができます。


ビンボー人の知恵でんがなw











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デブメンバーブッシュ











ここはS13とS14・15で作りが違いますね。


つかS13、ここはブッシュ無いし。R32も無いね。





ここは簡単。ボルトを外して入れるだけです。


外すとデフが落ちておじぎしちゃうので


支えて外しましょう。













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デフメンバーカラー装着後














この手のパーツは


簡単な説明書しか入ってないのはデフォですが


説明書によるとカラー直にボルトで固定となっています。


そうするとカラーの一部に力がかかりそうだったので


純正のでかいワッシャーも一緒に組み込みました。





ワッシャー入れてもボルトが届かなくなるって


ことはないので問題ありません。














これで作業完了です。


実走チェックを軽くしましたが


装着前と比べ、やはり騒音は大きくなりましたね。


デフの作動音が響いて大きくなったのが


大きな変化かな。





メンバーカラーはウレタン製と今回のアルミ製を


乗り比べましたが、オイラの鈍感なセンサーでは


あまり差が感じられませんでした。


もっと振り回してみえばわかるかもしれませんが


そこはオーナー様にまかせましょう。














でも今回リア周りを一気にリジッド化したので


鈍感なオイラもリア周りがシャキってしたのは


とてもわかります。


メンバーのカラーは日産車にやるとすごくわかりますね。

















試乗して再度各部増し締めして


全て完了となりました。








今回はシルビアですが


日産車のリアメンバー周りリジッドは効きます。


ドリフトとかでは殺してしまうハイキャスってありますよね。


GT-Rを乗ってる方なんかは残しておく方は多いです。


そのハイキャスをきちんと動かしたいのであれば


カラー装着しましょう。


せっかくハイキャスでリアタイヤを動かしているのに


メンバーブッシュで動きが逃げてしまい


変な挙動になります。


カラーなどでリジッド化すれば的確にハイキャスの


恩恵が受けられます。








それだけ曖昧なロスをなくすのですから


駆動系やハブなどにも負担がかかるのですが


やっぱり本来の性能って生かしたいですからねd(・∀・)








車は走ってなんぼです。


飾るのはその後でいいんです(`・∀・)ь























さて仕事やっつけてきますわ。























それでは


(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪