SXE10 アルテッツァ クラッチ交換 後編 クラッチキット交換 | ナルズ工場長の出来事

ナルズ工場長の出来事

ナルズ・メカニックマイスターの営業・出来事のブログ

やぁ皆様またお会いしましたね。

 

 

 

 

 

 

ファミマのおにぎりって開けるとき

フイルムに海苔が巻き込まれちゃって

うまく巻けない(´;ω;`)ウッ・・

セブンのおにぎりだと上手くいくのにね。

 

 

どーでもいいですね。

 

 

 

アルテ、クラッチ交換の

続きです(´ε`*)

 

 

 

前編(前回のブログ)からの続きに

 

 

 

なりますんで前編から読んでいただくことを

おすすめします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてクラッチ交換です。


ナルズ工場長の出来事

アルテはごくごく普通のFRミッションなんで

難しいことはないです。

6速だからって他より重いってこともないです。

オイラ感覚ではシルビアのミッションの方が

重く感じました。

まぁGT-Rのミッションに比べたらシルビアミッションも

めっさ軽いですけどw

 

 

 

アルテ独自の事といったミッションの下に

 

 

 

アンダーカバーがついております。

それ外すくらいですかね。

 

マフラーは他のFR車と同じく

 

プロペラシャフトを外すのに邪魔になるんで

マフラーは外しになります。

 

さらにぺラシャを外す時に1ヶ所

 


マフラーのブッシュを吊っているブラケット

も邪魔になります。

ボルト2本で外れますんでこれも外します。

 

 

 

 

 

 

セルを外し

 

 

 

ベルハウジングのボルトを外せばミッション

が降ります。

 

 

 

 

 


ナルズ工場長の出来事
ハウジングボルト

 

 

当店ではミッション降ろす際には

必ずこのようにボルトを外しておきます。

 

太さによる違いはすぐわかるんですが

微妙に長さが違ったり、ほんの少しだけ

ワッシャーが違ったりする場合があります。

 

これだったら取付時のミスも防げます。

 

日産系たったら立派なプレートがあるんですが

さすがにアルテのはなく

急遽段ボ製ですd(・∀・)

 

段ボ製でもなかなかの使い勝手が良いですw

コストパフォーマンスもサイコーですww

 

 

 

 

 



ナルズ工場長の出来事
 

ミッション取外し

 

専門用語?ではミッション本体降ろしは

した下げだけで降ります。

シルビア系ミッションのようなひねりはいりません。

 

簡単に言うと

 

ラクショーってことですわw

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ナルズ工場長の出来事
クラッチ取外し

 

 

 

状態は走行距離相応かな。


15万kmなんでこんなもんでしょう。

 

 

しかしよーく見るとディスクのアタリ面に

 

 

2本のスジが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ナルズ工場長の出来事
ディスク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わかります?

 

アタリ面に2本のスジが入っています。

 

 

 

 

 

 

これが原因かどうかは定かではないですが

クラッチのつながりがおかしい原因の1つに

なっていたのかも知れません。

 

 

 

 

 

 

 

 


ナルズ工場長の出来事

 

 

 

 

 


ミッション側

 

 

少しスラストカラーの動く接触面

 

(ミッション側首部分)が多少荒れてましたが

ペーパーでならして修正します。

 

スラストベアリングは少しゴリゴリ感が

 

ありました。

多少ガタも発生しているようです。

 

消耗品なんでこんなもんかな。

 

 

 

組み付けは

 

 

ORCのクラッチキットを使用するので

付属のスラストベアリングを使用しましょう。

純正のベアリングとは形状も厚みも違います。

 

ORCに問い合わせれば補修用のベアリングも

 

教えてくれるし購入することもできます。

詳しくは取り説に載っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ナルズ工場長の出来事
フライホイール

 

 

これがにっくき純正フライホイールです。

手で持つとかなり重いのがわかります。

ターボ車並の重さですわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こっからは一気に組み上げてしまったので

画像がありません。

 

てか夢中で作業してたので画像撮るの

忘れてた(´;ω;`)ウッ・・

 

 

クラッチ組んでミッション載せて

 

 

シフト組んでレリーズつけていきます。

 

 

クラッチの油圧ラインのエア抜きを

 

 

行います。

 

クラッチのライン内のフリュードは量は少ないです。

 

しかしマスターとレリーズ両方一気に交換すると

ライン内のフリュードがほぼ空になってるので

初期のエアがなかなか抜けません。

 

オイラはブレーキのエア抜きの方法では

 

最初はダブるんですが

クラッチの場合は最初ダブると全然抜けないので

最初っから3回踏みエア抜きします。

 

 

 

余談ではありますが

 

 

 

クラッチのフリュードはDOTによりペダルフィーリングが

変化します。

言われないと気づかないレベルかもしれませんが

DOT3より4とか4.5の方が「カッチリ」感がでます。

 

クラッチラインをステンメッシュにすると

 

より体感できます。

 

クラッチフリュードはライン内の絶対量が少ないので

 

良いフリュードを入れたがるんですが

DOT5にしちゃうと頻繁に交換しなくてはならないので

耐久性を考慮し4.5がおすすめです。

今4.5って言わないのかな?メーカーによって

呼び名が違うからわからんw

スーパーDOT4=DOT4.5だったりするし。

 

まぁ熱がそんなにかかるところでもないから

 

DOT3でも十分なんだけどね。

あくまでも余談ね♪

 

 


ナルズ工場長の出来事
完成!!(仮)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ナルズ工場長の出来事
クラッチ調整

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここのロッドを伸ばしたり縮めたりして

 

 

 

ミートポイントの調整をします。

前編を見てもらえばわかりますが

かなりホコリをとってキレイになりました。

水拭き&掃除機攻撃の成果ですw

 

 

 

 

クラッチのミートポイントは個人で好みが

 

 

 

 

あるので最初はごく一般的なミートポイントに

調整します。

 

 

適正なミートポイントやペダルストロークは

 

 

取り説にも掲載されてます。

 


ナルズ工場長の出来事
!?

 

 

 

 

 

みーと違い。

 

 

 

 

 

安定のキン肉マンネタw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新マスターシリンダーを装着する前に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旧マスターシリンダーのロッドと同じ長さに

合わせてから装着すると、わりとすぐ調整がでます。

 

 

さらに当店ではクラッチ交換の後は

 

 

「ナラシ」をすすめています。

メタルクラッチならなおさらナラシをした方がよいでしょう。

 

メーカーや車種にもよりますが

 

ナラシをしたらミートポイントが変化したりする場合もあります。

 

ナルズでは当店でクラッチ交換なされた

 

お客様には再度調整はサービスで行ってます。

何回でも納得いくポイントまで調整しますので

お気軽にどうぞ。

 

(てか再調整、工賃とってる店ってあるんか?)

 

 

 

ペダルロッド側での調整ではなく

 

 

スラストカラーでの調整は別途工賃はいただきます。

またミッションおろさにゃならんしね。

 

通常のシングルなら

 

ペダルロッド側の調整で大丈夫ですよ(´∀`)

 

 

 

 

 


ナルズ工場長の出来事
運転席

 

 

 

 

 

 

 

シートを装着する前に掃除機でお掃除♪

 

 

 

こんな場所普段なかなか掃除できないもんね。

 

 

どぅよ、このかゆい所まで手が届く感じww

 

 

 

前編の画像と比較してみてください。

 

 

あんま変わらんって?w

 

 

 

トヨタの内装ってオイラは全メーカーのなかでも

 

 

 

1番出来が良いと思うんですが

良くも悪くもカーペットの目が細かいので

よくゴミが絡みます。

掃除機でも吸い取れないほどに食い込んじゃうので

キレイにしたい方はマメに掃除機かけましょう。

固く絞った濡れ雑巾で叩きながら拭くのもアリですぜ。

 

 

 

 

 

 


ナルズ工場長の出来事
完成!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バックランプなどの配線を確認し

 

 

 

試乗を行い完成です。

 

 

ORCのシングルはよくターボ車に組むのですが

 

 

(409D)、今回FR車に309Dを組んだのは

初めてでした。

309DはよくFF系(シビックなど)によく組んだんですが

クラッチのミートがかなりシビアで

想像以上に唐突に繋がるイメージでした。

 

今回アルテに組んだ309Dなんですが

 

かなり乗りやすいです!

 

普通に半クラ使えます。

 

まぁ純正より半クラないけど。

 

少し乗ればすぐに慣れる感じです。

 

ペダルの重さも全然気にならないレベルなんで

渋滞もつらくないと思われます。

 

ターボ車のツインやGT-Rのトリプルとか

 

乗ってる方に比べれば

純正と変わらないレベルって言われるくらいの

クラッチですよw

 

 

 

んで問題のフライホイール。

 

 

 

レーシング(空ぶかし)した時は

純正に比べると吹け上がりが確かに良くなってる。

ものすごく激変したって感じではないけど。

 

NAでレスポンス上げるの

 

フライホイール軽量は常套手段だけど

フライホイールだけ交換しただけじゃそんなに変化しないしね。

それを踏まえても

想像以上には良くなったと思われます。

 

 

 

どうしてもORCのメタルって唐突に繋がるイメージが

 

 

 

強くNA車には勧めてなかったけど

これならアリかも。

でもNAで300馬力まで対応って

オーバーキャパの様な気がしなくも無いw

 

 

 

 

それにしても

 

 

 

 

なんでクラッチってこんなに高額なんだろ?

もう少し安くてもいいと思う。

 

もう少し安ければ色んなクラッチ試せるのに。

 

1度でいいから自分のシルビアにカーボンクラッチ組んでみたいな。

 

 

 

 

 

 

まぁ高いから一生組むことないけどwww

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

んで今回のクラッチ交換のオマケ。

 

 

 

 

 

 

 

当店ではクラッチ交換の時に同時に

 

ミッションオイル交換をすすめています。

 

オイルを抜かないでもミッションって降ろせるんだけど

 

作業的にも抜いたほうがやりやすい。

抜かないってなると栓をしないといけないわけで。

車種にもよるけど栓しても多少漏れる場合があるし。

そうすると補充するわけでして。

なら交換しちゃった方がいいんじゃね?って

なりますよね??

 

なんならミッションオイルの交換時期に合わせて

 

クラッチ交換の時期を予定しちゃえばお得だし♪

 

 

 

 

んで今回のアルテもミッションオイルを交換するんですが

 

 

 

 

オイルを抜こうとしてドレンを外そうとしたら

なんとドレンの頭がなめている…

 


ナルズ工場長の出来事
ドレンボルト

 

 

 

 

どうです?

 

 

 

わりと豪快にナメてるでそ?

 

 

 

アルテの場合、ドレンボルトの抜き側は

 

 

 

ミッションのボディからでてるリブの間にあって

メガネをかけるとストロークが足りずななめに

力がかかりナメます。

ボックスを使用しないとこんな感じに

なめますね。

 

入口側はミッション本体と車のフロアの隙間の

 

問題でボックス+レバーが入りません。

なのでメガネで回すのですが

まっすぐメガネをかけないとナメます。

 

アルテのミッションドレンボルトは

 

入口側と抜き側どちらも頭が薄く

ナメやすくなっています。

(でも入口側ってなかなかナメないんだけど)

 

 

 

よーく画像見るとわかるんですが

 

 

 

(わかりづらいかな?)

ドレンのパッキンが、かなり潰れて

広がっています。しかもガジガジになってますね。

 

おそらくですけど

 

前回ミッションオイル交換時に

(当店で実施していません)

パッキンを再利用してしまったのかと思われます。

ミッションはアルミ製。ドレンは鉄(合金)製。

むろんパッキンはミッションに攻撃性の少ない

(柔らかい)素材のアルミパッキンを使用するんですが

 

再利用するのに一度潰れているパッキンを

 

またさらに潰さないといけないので

より高トルクで締め付けることになります。

 

その際にナメてしまったか、

 

もしくは再利用が前回だけではなく

その前の交換時にも再利用してしまったので

あれば交換時にドレンを外す時に

より強固に締まっているドレンを外すわけですから

ナメる確率は上がりますよね。

 

 

憶測ですが事実ナメていたので

 

 

外すのも苦労しました。

予想通り、かなりの高トルクで締め付けてありました。

 

これはもう交換ですね。

 

 

 

 

オーナー曰く、これもディー○ー様の仕業っぽいです(コッソリ

 

 

 

 

 

 


ナルズ工場長の出来事
←旧   →新

 

 

 

 

 

 

ちなみに上が抜き側です。

 

 

 

抜き側のみにマグネットがついています。

 

 

 

参考までに

 

 

 

 

【ミッションドレンプラグ】抜き側

 

品番:90341-18057  価格:320円

 

【ミッションドレンプラグ】注入側

 

品番:90341-18006  価格:160円

 

【ミッションドレンガスケット】

 

品番:90430-18008  価格:110円(1個)

 

※ドレンパッキン(ガスケット)は抜き側、注入側共通です。

 

 

 

 

値段を見てもらえばわかりますが

 

 

 

非常に安価です。

定期的に交換してもいいくらいですね。

リッチな貴方はミッションオイル交換毎に交換しても

いいんじゃないでしょうか?w

 

もちろんパッキンだけは毎回必ず

 

交換しましょう。

当店では待った無しで交換します。

 

 

 

 

もしどこかのお店でミッションオイルを

 

 

 

 

交換する機会がありましたら

必ずドレンパッキンは交換しましょうね。

 

またまた余談ではありますが

 

うちのお客さんが前に某量販店で

ミッションオイル交換をした時にドレンパッキンを

交換してくれって頼んだら

店員の返事がおかしかったんで

作業終了後、外した古いパッキンを見せてくれって

言ったら捨てちゃったから見当たらないとのこと。

 

もうそのお客は頼んだときの返事がおかしかったから

 

疑ってたんで

作業終了後、わざわざ遠いのに当店まで来ました。

確認して欲しいのこと。

 

まぁ素人目で見ても交換はしてない様子。

 

 

だってオイルはパッキンからにじんでるし、

 

パッキン再利用しまくりで

びろーんってひろがりまくりw

さっき新品に交換したばかりなら

こんなんならないでそw

 

 

お客さんはかなりご立腹でした。

 

 

 

結局当店でもう1度ミッションオイル交換しましたよ。

 

あまりにもかわいそうだったから

格安で交換しましたけど。

 

頼むぜ、○○店の黄色帽子さんよ~~。

 

 

 

 

 

最近量販店のつっこみも疲れたぜw

 

 

 

 

 

工賃や部品代もらってるんなら

 

きちんとやんなきゃ。

 

 

 

 

 

 

話は戻りますが

 

 

 

 

 

 

今回は遠方からのクラッチ交換

ヾ(*´∪`*)oc<【。゚・+:.・ァリガトゥゴザィマシタ・.:+・゚。】ヽ(*´∪`*)ノ"

 

また何かありましたら

 

ご利用ください。



 

 

 

 

 




 

 

 

 

 

それでは

(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪