皆様o(・ω・´*)c<【コンニチハ♪】=3=3=3
今日からいよいよ10月。
お陰さまで当店ナルズは開店10周年に
なりました。
これもお客様と周りの方々のお陰です。
これからも初心を忘れず精進してまいりますので
よろしくお願いします。
10年間振り返ってみると長かったような
短かったような。
ま、10周年っていってもあくまで通過点。
これ以上に頑張らないとね(`・∀・)ь
それで10周年記念を祝しまして
なにかキャンペーンを行います。
詳細はまだ未定ですがほぼ内容は決定しております。
次回のブログあたりで告知いたします。
今日は台風一過で朝から良い天気ですね。
良すぎて暑いくらい。
運よく台風の被害もなく朝1時間くらい
飛んできた枯葉や木の枝などを片付けただけで
すみました。
数年前の台風にはシャッターをやられ
エライ目にあったので台風がくると夜心配で
会社に見に行きたくなりますよ。
シャッターぶっ壊すと高いかんね(´Д`;)
さて今回はアルテのクラッチ交換をしました。
クラッチの繋がり方が変だし
走行距離も15万kmで無交換なので
交換です。
【 注意 】
今回内容が長くなるんで2部構成ですw
前編と後編です。
前編はクラッチライン関係
後編はクラッチキット交換関係の
内容です。
初の2部構成(笑´∀`)ヶラヶラ
当時トヨタがまさかのFRでのアルテッツァ発売。
86の再来って騒ぎましたね。
それこそ今の86&BRZみたいに各メディアが
特集組んでました。
しかし実際は残念ながらAE86の様な感じ
ではなく…
発売前からハードルが高かったので
実際試乗してがっかりした人が多かったと
聞きます。
オイラは
普通によく出来たFRセダンだと思うんですけどね。
ただしスポーツカーとはちょっと違うっぽい感じです。
オーナー様とも話してて思ったんですが
やっぱりネックなのが車重。
他のセダン車に比べ見た目は軽量っぽいのですが
意外に重いのです。
ちなみに調べたら1,360kgでした。
まぁ4ドアだしこんなもんだろと思うんですが
アルテに約+100kgすると100チェの
車重になります。(100チェは1,380kg)
厳密には120kg差。約大人2人分くらいの
差がありますね。
車好きな方なら1人乗車で運転するのと
3人乗車で運転するのとでは違いがはっきりするので
どれだけ差があるのか想像できると思います。
しかし100チェの場合はエンジンが1JZのターボ。
いわゆる2500ccのターボエンジンでパワフルです。
かたやアルテは2000ccのNAエンジン。
いくら120kg差があっても搭載エンジンのせいで
車の性格が明らかに違います。
せめてアルテもターボやらスパチャーなどの
補類機付があれば良かったのですがね…
当時新車でアペックス製のターボアルテも販売されて
ましたが色々不具合が多いそうで…
でもまぁパワーだけが車の楽しみでもないし。
オイラなんかパワーどうであれ
FR車ってだけでテンション上がりますけどね(´∀`)
話は脱線しましたが
クラッチ交換の作業をします。
ORC(オグラ)製クラッチキットです。
シングルクラッチキットというもので
クラッチディスク・カバー・フライホイールが専用の
ものになりセットになっています。
これは309Dという製品でメタルクラッチになります。
これのメリットはセット物なんで
軽量フライホイールが付属されていることです。
デメリットはセットになり部品点数が増えることに
より値段が高いってことですかね。
でも普通のクラッチ交換するのには
クラッチディスク、カバー、各ベアリング類を交換して
さらについでにフライホイールも交換するって事だったら
キットになってる物を選んだ方がトータルで安くなります。
ちょっと先ほどの話に戻るのですが
アルテのエンジンは3S。
4気筒のNAエンジンです。
いくらNAといえど2000ccあるんだから
それなりに走っても良いと思うんですが
実際はあまりパワー感もなく吹け上がりも
微妙です。
※他のホンダのエンジンや5バルブ4AGとかと
比べちゃうからかも知れませんがw
パワーはこんなもんかなーって思うんですが
吹け上がり方がダルイ。
せっかくNAなんだから多少レスポンスがよくなけりゃーね!
4バルブ4AGなんてパワーないけど高回転吹けるもんね(´∀`)
では
なぜアルテ3Sは吹けないのか?
原因はフライホイールにあります。
フライホイールがかなり重いのです。
なのでクラッチキットを交換するので
フライホイールも軽量になり吹け上がり方も
良くなっちゃうぜ!っていうオマケ付きですw
ってかこれ目当てでフライホイール交換する
アルテもいるみたいですね。
フライホイール交換するから
ついでにクラッチもやるかーって具合に。
んじゃキットになってるクラッチが
いいねーーって流れになるには必然的でしょう。
ORCのキットには取り説・スラストベアリングセット・
フライホイールボルト・グリスが付属されてきます。
なんて親切なんでしょうねd(・∀・)
グリスはモリブテングリスです。
取り説は補修部品やクラッチの調整方法などが
記されてます。
もう最近のクラッチ交換にはセットメニューになって
いると言っても過言ではないクランクのリアシール。
あとパイロットベアリング。
さらにクラッチのピボット。フォークの支点のボルトね。
これもグリスが切れてくると減ってくるから
できれば交換した方がいいかも。
状態が良ければ
純正クラッチにするなら交換しなくてもいいレベル。
クラッチマスターシリンダーASSY。
クラッチレリーズシリンダーASSY。
クラッチラインホース。
これは今回の車両が走行距離が結構な
感じなんでオーナー様からの依頼です。
これらの部品は距離が多くなったり
使用年数が経ってるといつ壊れても
おかしくない部品ばっかり。
今回のようにはっきりと不具合が発生して
なくても定期的に交換してもいい部品ですね。
とくにクラッチ油圧ラインにトラブルがあると
クラッチが切れなくなったりするので
走行不可能におちいる場合があります。
低年式や過走行車は定期的に交換や
オーバーホールしておきたい場所ですね。
お気づきになられた方もいらっしゃると
思いますが今回は
クラッチ関係フル交換ですm9( ・∀・) ドーン!
あとクラッチペダル変えればパーフェクトゥ!って
ところです。
まぁペダルは変えないけどさw
手順としてはクラッチからでもマスターからでも
いいんですが
クラッチマスター交換は室内の運転席下から
寝そべっての作業になります。
なので先にクラッチ交換すると汚れたあとに
室内で作業することになるんで
今回は先にライン関係をやり
次クラッチ交換という順で作業します。
実際はクラッチレリーズあたりを
ミッション降ろす時に外すので
ライン関係全て取り外し
↓
クラッチマスターシリンダー取付
↓
クラッチ交換・リアシール交換
↓
クラッチラインホース取付
↓
クラッチレリーズシリンダー取付
って流れですね。
多分これがベストd(・∀・)
室内作業はマスターだけだもんね。
レリーズシリンダーはミッションの横に
ついてます。
アルテはごくごく普通のFRレイアウトです。
クラッチも普通のプッシュです。
ってことで
まず油圧ラインの作業からです。
エンジンルームを見ると
ブレーキマスターの横あたりに
ナナメににょいーんってあるのが
クラッチマスターです。
見るとわかると思いますが
エンジンとバルクの間にあるんで
非常にやりにくいです。
さらにアルテの場合だとクラッチマスターの
タンク横にヒーターホースが通ってまして
非常に邪魔ですw
ホースを押しのけながらラインのパイプを
外します。
しかしこの浮いてるの碁石っていうか
オセロっていうか黒い浮き、
取ろうとするとよくツルっと落としますw
あ、取り外す前にちゃんとスポイトかなんかで
フリュード吸い取っておかないと
ベロンベロンになってエライことになるんで
ちゃんと奥までフリュード撤去してから
作業に入りましょう。
本体の固定されているナットがあるんですが
これが室内から取外しになります。
この画像でわかるかな?
運転席足元からの画像です。
ホコリっぽいのはご愛嬌w
みんな足元の上なんて掃除しにくいから
こんなもんになってるぜ。
これなんかまだキレイなほうだぜw
○印のところにナットがあります。
こんなところのナットを外すのは足元に
寝そべって作業なんですが
非常ーーーに狭いですw
なので
いさぎよく運転席を外してしまいましょう。
これで作業効率200%アップします(´∀`)
シート外さないでも作業できるんですが
狭いなか、体くねらせながら作業するんだったら
数本ボルト外せばシート外せるんで
考える暇もなく外しましょうw
∠( ゚д゚)/ 「え」 太ってるから狭いって??
やかましいわw
これで寝そべって楽勝ですw
オイラが寝そべって作業してたら
知り合いが来て、ち○こを攻撃されますw
これ寝そべって作業している時の
お約束です(笑´∀`)ヶラヶラ
特に目視では問題なさそうですが
ゴム部が劣化しているような
気もします。
年数が経ってるので
こんなもんでしょうね。
マスターからのロッドとペダルを
接合しているところにピンがあります。
ごくたまにこのピンの不具合で
ミートポイントが変わったりします。
構成はピン・スナップ・テンションワッシャーになります。
今回はピン関係は問題ありませんでした。
ピンの真ん中が減ってきて
くびれた形状になってくると
クラッチペダルにガタが発生したり
ミートポイントが変化しちゃったりします。
グリスが切れてくると
ギーコギーコ異音を発生することもありますね。
余談ではありますが
このピン、滅多にダメになることは少ないのですが
スバル車はここが弱点です。
得にインプレッサ。
インプでクラッチペダルがおかしいな~?って
見るとほぼこのピンが減っています。
インプオーナーの方は定期的交換部品ですわ。
クラッチおかしいな?って思ったら
インプはまず先にここのピンを見ましょう。
さらに組み付け時にテンションワッシャーを
組み忘れることが多いようです。
数年前ある車のクラッチマスターを交換したんですが
このワッシャーが入ってないために
ピンが暴れて変な減り方をしていました。
(前回作業はなんとディー○ーですよw)
小さなワッシャーなので
見落としたり、グリスでペダル側にくっついた
まんまになってる時があるんで
注意しましょう。
画像のようにクラッチパイプがS字の様な
形状になっています。
なんでわざわざラインを長くしているんだろーね?
ダンパーのかわり?
もしくはフリュード冷却するため?
ただシリンダーを共通部品にしたいから
取り付け部をパイプで誤魔化してるだけだったりしてw
あとはクラッチマスターを装着して
次はいよいよクラッチです。
せっかく広々とした運転席になったんで
先に室内でシフトレバーを外しちゃいます。
シフト取れたらミッション降ろしです。
後編に続く!!!
`;:゙;`;:゙;`;:゙;`ヽ(゚∀゚ゞ)ブッ