皆様o(・ω・´*)c<【コンニチハ♪】=3=3=3
すっかり秋になりましたね。コンビニで簡易鍋セットや鍋焼きうどんが
販売されはじめ誘惑に負けそうなオイラです。
余談ですがコンビニはミニストップが1番好きです。
まー近くにはないんですけどねw
今回は以前プーリーを交換した180クラウンがエンジンからの
異音が大きくなったということで入庫しました。
聞いてみると「ガラガラ」と「ゴロゴロ」が混じった様な異音が発生しております。
発生箇所はオルターネーターから発生しています。
走行距離も多いのでオルタの限界がきたのでしょう。
ボンネットを開ける前にすぐにこりゃオルタのベアリングの音だなと
すぐに予想できる感じでした。
一応点検してみるとチェックランプ異常なし、発電電圧異常なしで
チャージ関係は良好のようです。
エンジンのファンベルトを外してみてオルタのプーリーを手で回転させてみたところ
軽いところと重いところがあり音もかなり発生していました。
原因はオルタと確定しオーナーさんと修理相談したところ
リビルトで修理することに決定しました。
リビルトが到着したので作業開始です。
電装系の部品交換なのでバッテリーのマイナスを外してから作業開始です。
最近の車はエンジンの周りはカバーだらけです。
まずエンジンの上のカバー・アッパーサポートカバー・左ストラットカバー・
エンジンアンダーカバーを外します。
(名前はオイラ独自の言い方です。本来の名前は違うと思います)
取外しはほぼクリップになるので再利用する方は壊さないように慎重に外しましょう。
っても簡単に外れますけどね。
アンダーカバーのクリップなどは砂などがかみ込んでいると外しにくいので
注意しましょう。
カバーを外して丸裸になったところでファンベルトを外しましょう。
テンショナーを動かせば簡単に外れます。
ベルトは1本物で複雑にプーリーにかかっています。
組み付けの際に間違えないように
どのようにかかっているかを覚えておきましょう。
不安でしたらメモをとったり画像を撮っておいてもいいですね。
ベルトが外れたらオルタ本体の取外しですが
スペース的にオルタの出てくるスペースも無いし
オルタを固定しているボルトの取外しのスペースも無いです。
オルタの真下にエアコンのコンプレッサーがありますので
これを外してスペースを確保します。
コンプレッサーのカプラーを外し固定されているボルト4本を外せば
いいのですが固定ボルトの1本がスタッドボルトになっており
ナットで固定になっています。
しかもそこのナットが1番やりにくい右上の場所です。工具を
駆使して外しましょう。
そうすればコンプレッサー本体が横に移動できるのでスペースが生まれます。
オイラは更なるスペースの確保のために左スタビブラケットを外して更に
コンプレッサーが移動できるようにしました。
※コンプレッサー本体をフリーに外すには(ホースをつけたままちょいとどかす)
スタッドボルトが長く抜きずらいので細心の注意をしましょう。
エアコンのパイプを少し曲げれば本体が外れやすいかと思われます。
この車両は以前エアコンコンプレッサーとテンショナーを
某自動車工場で交換しております。
その際にコンプレッサーが外しにくかったのでしょう。
スタッドボルトのネジ山をなめてありスタッドボルトも曲がっておりました。
しかも固定のボルトの1本は緩んでいました。
緩んだってレベルじゃないのかな。手で仮止めして本締めを忘れてしまった感じ
ですね。
頼むよ・・・○○自動車さん・・・(;´Д`)
もちろんネジ山と曲がりは修正しましたよ(´ε`*)
さていよいよオルタの取り出しです。
エンジンルームの上からB端子とカプラーを外しましょう。周りに
配線がとおっておりクリップなどで色々固定されているので
それも邪魔になるので外しましょう。
エンジンとストラットをつないでいるボディアースの配線も外してしまうと作業しやすいですよ。
オルタは計3本のボルトで固定されています。
上は貫通のボルト1本ですが下が2本で
前後からの方向でボルトにより固定されています。
上のボルトと下の前側のボルトは簡単に取り外せるかと
思いますが後ろ側のボルトがやりにくいです。
小さなステーを介してエンジンに固定されているので
そのステーの角が邪魔をしてうまく工具が入らないですね。
小さなメガネなどもかかりません。ボックスなどを駆使しましょう。
固定ボルトが外れれば簡単にオルタは摘出できます。
取り外したオルタとリビルトオルタ
てか汚れて一目瞭然ですねぇ。
プーリーの形状が違いますね。古い方はダンパーが入っている
プーリーですね。
外れたオルタを単体チェックするとベアリングにかなりのガタがあり
スラスト方向にもかなりのガタが発生していました。
プーリーも内部のダンパーが剥がれプーリー自体にガタが発生しています。
手で回すとかなりのゴロゴロ感です。
逆の手順で組み付けていけば完了です。
当店では組み付けの際にカプラー内に
防水と接触不良を防ぐため少量のシリコングリスを
つめて組み付けます。
完了してエンジンをかけると
まぁ静か!
一応発生電圧をチェックして問題なければ作業完了ですd(・∀・)
作業手順などはオイラのやり方です。ディーラーなどでは違うかも知れません。
ご自分でやられる方は自己責任でお願いします。
作業相談はお気軽に電話でもしてくださいね♪
あまりの音の静かにオーナーさんは大変喜んでおられました。
180系クラウンに限らずこの手のエンジンでは距離を乗られた車両が
多いですね。
みなさんほぼ異音が発生していますね。
うちの入庫したこのエンジン(4GR)の音が出ている箇所ランキングですが
テンショナープーリー・ウォーターポンプ・エアコンコンプレッサー・
アイドラプーリー・オルターネーターの順です。
ベルトを交換したにも関わらず音がする場合はちょいと見てやって下さい。
ベルトを外して個々を手で回転させて点検する程度でしたら
個人でもできるレベルかと思います。
余談ではありますがトヨタ系のベルトを1本で使用しているエンジンは
ベルトを新品交換した時に音がでる場合があります。
多くはエンジンかけた瞬間に「キュルキュル」となったり
エンジンを吹かした瞬間に「キュ!」って鳴ったりします。
その場合は初期なじみが出ていなくプーリーとベルトの間で
音が出るのでスプレータイプのシリコングリスを少量軽く吹きましょう。
表と裏に少量塗ってみて様子をみましょう。
決してCRCや通常のグリススプレーは塗らないでくださいね。
【 おまけ 】
うちの代車兼荷物運搬車両のアクティちゃん、ちょっと2ヶ月くらい
放置プレーしてて久しぶりに乗ったらブレーキを踏むと
ものすごい振動と音が!!
「ガッコン・ガッコン」しています。
早速バラしてみると・・・
ブレーキパッドが錆や湿気でローターにくっついてしまい
パッドの一部がローターにへばりついていて
ブレーキを踏むとそこの段差をパッドが拾い振動が発生していた様です。
そらガッコンガッコンするわなww
上のパッドの一部がもぎ取られた様になっています。
パッド残量もないのでパッド交換してローターについている
パッドの一部を取り除き事なきを得ました。
交換後はスムーズなブレーキタッチに復活しました。
皆様も野外での長時間放置プレーにはお気をつけください(゚ー゚)wニヤニヤ
車庫保管でも雨の日走ってそのまま長期間保管でも
このようなケースもありえます。
サイドがドラムタイプの車両もくっついしまう時もありますね。
さてR32の部品がちゃくちゃくと揃いつつあります。
暇をみて交換していきたいと思います。
自分とこの車ってなかなかさわれないねww
(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪