高湯温泉玉子湯のあとに向かったのは、新野地温泉。
土湯にも1軒予定してたのだけど、時間の関係で新野地を先にしたの。
磐梯吾妻スカイラインは冬季閉鎖中なので
一旦下に戻ってから国道115号、土湯バイパスを上る。
高湯もそうだったけど、土湯周辺も道路脇に積雪はあるものの
道路上はまったく雪はなく、安心して走れる状態だったの。
でも・・・。
ナビが示す、県道30号への入り口?と思しき道
案内板も出ていたし、指示された通りに曲がってみたけど
曲がった途端に、頭上まであるような高い雪の壁で、こちらも冬季閉鎖 (^_^;)。
へ? どうすんの?これ?
ホテルに電話したけどイマイチ要領を得ず(爆)。
が、とにかくやはり30号は通れるし
今日も日帰りはやっているという事だけは確認できた
仕方ないので、そのまま土湯バイパスをのぼり
道の駅つちゆで、『この先のトンネルを抜けたら、すぐを右折』
という貴重な情報を得ることができたのだ。
笹だんご購入と引き換えに(爆)。
笹だんごは新潟の物だとばかり思っていたけど
福島の笹だんごも美味し!!ヽ(^。^)ノ
ただ、この頃から天候が急速に悪化・・。
これだから山の天気は・・δ(⌒~⌒ι) とほほ。
道の駅では、まっすぐに歩けないほどの強風で地吹雪のようだ。
これからさらに山奥に入るのに、大丈夫かなぁ?
道の駅の売店のおばさんに、雪道だから気を付けてと
心配そうに見送られて、さらに不安が増す(^_^;)。
言われた通りに進むと、なるほど絶対に見落とすことのなさそうな分かれ道。
他に車は見当たらないけど、それほどの山道でもなく、これなら大丈夫。
と思ったら・・。
しばらくは、道路もうっすら白くなっている程度だったのが
一つカーブを曲がったら、突然雪深くなってタイヤはとられるわ、吹雪は激しいわ(爆)。
こんな状況で、良く寝てられるなぁ!!ヽ(`Д´)ノ ←ここはおじゃる☆の運転。
と、旦那を起こして、「これ行けるかなぁ?」と相談。
ガーガー寝ていた夢の世界から、起きたら突然のこの状況に旦那も驚き。
「へ?これ・・・やめた方が良いんじゃない?」
てな事に決まってしまった。
ホント雪道に弱い夫婦だよ(爆)。
「そうだよね、そうだよね!!遭難したら困る物ね!!ヽ(`Д´)ノ」 ←するか!!
と、運転を変わってもらってUターン、おじゃる☆も弱気(爆)。
ところがだ、1kmも戻ったらさっきのうっすら白いだけの道路状況に。
旦那は寝てたからこの辺は知らないんだけど・・。
「あれ?まだこんなもの?」
と、あっけにとられている所に、横を黒いプリウスがすり抜けていく。
旦那:プリウス・・・・行くんだねぇ。
おじゃる☆うん、行くねぇ。行けるのかねぇ?
旦那:あと何キロくらい?
おじゃる☆さっきのとこからなら2キロ。ここからは3キロ。
旦那:えっ!?そりゃ、行けるよねぇ・・・。行く?
おじゃる☆ 行けるなら、行く!!ヽ(^。^)ノ
ありがとう、黒プリさん♪
キミのおかげで、行くことになったよ(笑)。
あの黒プリについていけば大丈夫と、走って行ったら
野地温泉ホテルの駐車場に入っちゃった(^_^;)。
あらぁ、ここも素敵ねぇ♪
でも、今日は相模屋さんに決めてきたので(*^_^*)。
埋もれた看板が、雪深さを物語っているわね。
相模屋さんは、雪がふきこまないようになのか
シャッターが下ろされて、本来の建物の姿がわかりません!(´Д`;)
新野地温泉 相模屋旅館 HP
住所:福島県福島市土温泉町野地2
TEL:0242-64-3624
日帰り入浴
時間 10時~15時(退館)
料金 500円
男女別 内湯 各2
男女別野天湯 男1、女2
日本秘湯を守る会の会員宿。
こんな雪の日だけど、宿泊のお客様は多かった。
まぁ、雪は事前に予測できないしね(笑)。
こんな日に日帰りで来る方が、よほど珍しい(爆)。
フロントで1人500円を支払う。
3時までに退出を・・との説明。
途中で道に迷ったり、引き返したりしたせいで
ここでも1時間くらいしかなくなっちゃったよ(^_^;)。
そうとなったら、さっさと入浴しましょうヽ(^。^)ノ
ここもお風呂が何ヶ所かに分かれているから、時間が足らない(笑)。
フロントのある、ここが本館になるのかな?
白壁が明るい現代的な長い廊下を進む。
しかし、案内に従って野天風呂を目指すと、急にこんな秘湯チック(笑)
昔ながらの湯治場の風情だ。
いいぞ!いいぞ~~!!ヽ(^。^)ノ
長い廊下の次は、長い階段。
窓の外は一面の雪景色。
階段を降り切ると有料ロッカー、廊下の先に暖簾があった♪
旦那はとっとと、暖簾の中に消えていき
おじゃる☆はこの写真を撮りながら暖簾しか目に入っていない(爆)。
中に入ると・・やったー!!ヽ(^。^)ノ
貸し切り!!
まぁね、当然と言えば当然?(笑)
しかし・・この画像を撮りながら・・・はて?
目指してきたのは、野天風呂じゃなかったっけ?┐( ̄ヘ ̄)┌
これって・・・玉子湯の時と同じパターンじゃんか(^_^;)。
あった・・・・。ヽ(;´ω`)ノ
目に映っていても、まったく見ていないという(爆)。
暖簾があるとそちらに心をうばわれてしまうのね・・。
またしても旦那はすでに入浴中だーーい!!ヽ(`Д´)ノ
壁越しに声をかけると
行く!行くーー!!ヽ(^。^)ノ
と・・・。
注:脱衣所は野天風呂にもあります。
あっというまに飛び出していった・・。
裸族かぁ~~~~!!( ̄Д ̄;;
本当はダメだと思います。
良い大人は真似をしないように(爆)。
おじゃる☆はまだ脱いでなかったのでそのまま(笑)。
女性風呂は高台にありお宿の庭が一望できます。
通路を見ると、ちょうど真ん中辺が男湯野天なんだねww
遭難も凍死もせずに、湯船にたどり着けたようだ。
帰りもまた裸族なんだろうな・・(爆)
こちらは、女湯♪(*^_^*)
雪山に囲まれた大自然の中で
白濁の硫黄泉に浸かれる幸せ!!ヽ(^。^)ノ
脱衣棚のひっくり返した籠の中まで雪だらけだけど
そんな事全然気にならないわね(爆)。
お湯は適温。
最初足の先をそっと浸けたときだけ
凍えた足先がピリピリジンジンしたけど
入ってしまうとちょうど良い(*^_^*)。
はぁ~~~~!!極楽ごくらく~~♪
思い切り吸い込む硫黄の香りと
女湯はすぐ横に噴気孔があり
シューシューというよりゴーゴーと豪快な音をたてながら白煙がのぼっている。
めまぐるしく変わる風向きによって、時には辺り一面白煙に包まれたりする(笑)。
おまけに強風に煽られて、バチバチと雪が顔に当たって痛い(^_^;)。
これはすごい!!
この環境だけでも相当すごいけど、こんな日に来てしまうなんて。
さっきまで不運だと思っていたけど、こりゃもしかして幸運なのかもしれない(爆)。
源泉名:新野地温泉
泉質:硫黄泉 泉温:88℃ (浴槽)42℃
pH値:6.30
源泉が高温のため、温度調節のための加水有
内湯に戻るときに、通路で思い切り滑った(^_^;)。
本当はバスタオル巻きのままいっちゃおうとおもったけど←旦那の事は言えんな・・。
通路に出たら目の前が客室だったから着替えたの(笑)。
最初に入った内湯、湯治小屋。
脱衣所は狭く、湯殿の天井は高く、そして黒くて太い梁。
野天と源泉は同じでも、この湯小屋の造りだとまた雰囲気が違うね。
熱がこもり、屋外と違って、そう爽やかには入っていられない(笑)。
少しグレーがかった白濁湯。
湯口からは熱めのお湯。
まずいまずい!!
いい気分で長居しちゃったよ~。
お風呂、もう1ヶ所あるんだった(^_^;)。
もう1ヶ所はどこだっけ?
階段を駆け上がり・・。
長い廊下をフロントとは反対方向に、ずんずん進む。
案内板に従えば、迷子にはならない。
廊下の無機質な雰囲気を木材を配することで和に演出している。
内湯は客室に近いこちらを利用する人が多いのだろうね。
スペースも広く、ドライヤーも完備。
男性風呂は、こちらは内湯のみだけど
女性風呂には、ここも野天風呂がついている♪
まずは、野天風呂から行ってみよう~ヽ(^。^)ノ
といっても、ここは長い通路を裸族になって走る必要はなく(爆)
ドアのすぐ外に、二つの湯船。
眼下には先ほどの野天湯のあった雪庭が広がる。
温泉の噴煙も再びゴーゴー!!
高い階から見下ろす形になるのでこれもまた絶景だ。
それにしても、ここはサンダルが無いので、足がつめたーーい!!
湯船にドボンと飛び込む。
ふぅ~~~!!
熱めのお湯が身体に沁み渡るよ!!
あ・・ここ♪
お湯の色が無色透明!!
まだ湯船にたまり切っていなくて、入れ替えたばかりの新鮮なお湯だぁ~ヽ(^。^)ノ
香りはしっかり、硫黄臭なのに・・不思議ね(笑)
湯気のこもった木造湯屋がなんとも落ち着く佇まい。
薄暗い中から、屋外の雪景色が眺められてここも良い。
湯船の縁に木の枕ひっかけて身体を浮かべたら
ずーーーっと寝ていられそうだよ
でも、そろそろ退出のお時間となりました。
身体ポカポカで、硫黄の香りプンプンで(笑)。
幸せ気分に包まれて相模屋さんをあとにする・・。
良いお湯と、ど迫力の野天風呂を・・ありがとう
みなさ~~ん!!応援よろしゅうに!!ヽ(^。^)ノ
いつもありがとーーーう!!! ぽち♪
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