群馬と言えば草津温泉。
草津温泉と言えば群馬!!
群馬ですよ~~~ヽ(`Д´)ノ
草津温泉の知名度は高いのに
じゃ、草津ってどこの温泉?って聞くと
『長野』と答える方が多いそうな・・・。
違いまぁ~~~~す!!!群馬よ!群馬!!
その群馬の草津!! 日本を代表する名湯ですが
一口に草津と言っても、その源泉の数は100を超えると言われてます。
が、しかし昭和45年に新源泉『万代鉱』が湧出してからは
配湯の集中管理方式が導入され
現在実際に使用されている源泉数はかなり減ってしまいました。
その中に、草津十二湯という
草津の源泉の中でも特に名湯と言われる源泉があります。
湯滝の湯、松の湯、熱の湯、白旗の湯、千代の湯、鷲の湯、
地蔵の湯、御座の湯、君子の湯、金比羅の湯、凪の湯、煮川の湯
今回お邪魔したのは、その十二湯の中の一つ
自家源泉『君子の湯』を保有するお宿『泉水館』さんです。
万座温泉からの帰り道、草津に立ち寄った旦那とおじゃる☆。
時間はちょっと遅めの3時過ぎ。
日曜の夕方近くだというのに
まだまだ湯畑の周辺が観光客で賑わっているじゃあないの。
これも群馬デスティネーションキャンペーンの効果でありましょうや?
だとしたら嬉しい限り♪
・・・と、まるで自分の手柄のように言ってみる(笑)
しかし困った・・この時間だと立ち寄りのできるお宿は限られている。
旦那は待ち合わせ時間を決めると例のごとく・・。
さっさと無料の共同浴場、白旗の湯に消えて行った。
ちっ!!ヽ(`Д´)ノ
おじゃる☆は・・当てがないわけじゃないけど・・。
ここ3回ほど続けざまにフラれているので、また行ってNGだと辛い・・。
携帯で確認のTELを入れて、ダメなら湯畑周辺のお宿に入ろう・・。
と・・・なんとOK!!
しかも旅館は本日はお休みだけど
日帰り入浴だけならいつでも入れるのでどうぞ♪って!!
あ~~ありがたい!!
・・ってことはなんですな・・ほぼ貸切確実?( ̄ー ̄)ニヤリ
草津に来るたびに通る
湯畑から西の河原公園に抜けるこの細い通りを急ぐ。
温泉饅頭の試食攻撃をかわしながら!!
これにつかまって、湯飲み茶わんまで手渡された日には
店内に招き入れられるので買わずに出るのが面倒くさいんだもん。
草津温泉 自家源泉 君子の湯 泉水館
〒377-1711
群馬県吾妻郡草津町478
電話 0279-88-2216
立ち寄り入浴
時間:10時~18時(休館が多いので要確認)
料金:700円
なるほど、休館日と言う事で、入口が塞がれています。
一人通れるだけの隙間から中に入ると
さっき電話に出てくださった女将さんが
写真撮らせていただいてもいいですか?
と聞くと、『あらぁ~~良いけど、写真撮るような所があるぅ~?」(*^_^*)
シンプルだけど清潔で落ち着いた趣のフロント周り。
「何度うかがっても休館日で、今日4回目でやっと入浴できます♪」
というおじゃる☆に
「あらそうなの?ごめんなさいねぇ。最近は宿泊客のいない日は閉めてるの。
お湯は良いんだけど、経営が下手でダメなのよぉ~~~(´0ノ`*)」
って・・・・おもしろい女将さん。
でも、あながち冗談でもなさそうな所がちょっと悲しいぞ~~!!ヽ(`Д´)ノ
フロント横の廊下の先、3mくらいのところに浴室。
経営が下手と言いながらも、きちんと改装のあとは見えます。
が、なんかログハウスのペンション風になっちゃった?
歴史ある名湯を有する湯殿・・の雰囲気ではなくなってるわ(^_^;)。
廊下の右側に男湯、突き当りが女湯。
脱衣所へは半階降りる造りになっています。
君子の湯・女湯 (男湯は浴槽二つで素敵なんだよね・・)
草津に降り立った時からずっとそうだけど
浴室の中はまたいっそう、硫黄の香りが立ち込める!!
お湯は透明で、底に白い湯の花が沈殿している。
湯殿の壁にも改装の跡。
が、床と浴槽の木には、かなり使い込んだ風情が見えて良い感じ♪
掛け湯をして、熱さを覚悟しながらゆっくり身を沈めると・・。
あれ??? 熱くない!!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
う~~~ん? 40~41℃くらい?
お宿だから、入りやすい湯温に加水してるのかな?
酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉 (低張性酸性高温泉)
他の草津の源泉同様、ph2.2の強酸性泉であるけれど
肌触りがマイルドで優しい・・もちろんツルツル!!
湯船の中で動き回ると、湯底の湯の花が舞い上がって
全体が良い具合に白濁する・・・そして・・・。
こんなでっかい湯の花がゆ~らゆら。
これだけ大きいのがたくあんあると、気持ち悪がる人もいるんだろうな(^_^;)。
おじゃる☆はもちろん大好物!!ヽ(^。^)ノ
いや、本当に食べはしませんけどね・・・。
浴槽の縁からは少量のオーバーフロー。
木材が痛んだり床面が滑って危険なのを防ぐためか
大量のお湯をパイプからガンガン排湯する。
それを床面に直接流さずに、側溝を通して室外に捨てている。
これだけ強烈な源泉だと、いろいろな面から工夫が必要だね。
ところでだ・・・。
掛け流しのオーバーフローは確認できたけど・・・・。
肝心の湯口はいずこ??┐( ̄ヘ ̄)┌
まさかの足元湧出ですか?(笑)
これだけ掛け捨てられているんだから
投入口が見つからないはずがない!!
耳を澄ませてみると・・・・ヽ(*'0'*)ツ
ザーザーとお湯の投入される音だけは確かにする!!
重たい一枚板の蓋をよいしょとどけてみると・・・こんなん出ましたけど・・。
ちょっと触るのに勇気がいるが・・チャレンジャー♪
源泉投入口、湯の花で真っ白にコーティングされてるわ。
舌の先でちょっとだけ舐めてみる。
酸性泉だから歯が溶けたら怖いからねぇ。
ぬるめとはいっても、温まりは半端じゃなく
汗がとどめなく流れます。
貸し切りでゆったり、出たり入ったり・・。
1時間ほど湯あみを楽しませていただきました。
・・・と、これは?
入口の扉に、猫の出入り口のような小さな穴、引き戸付き。
猫用じゃないみたいだけど・・硫酸塩中毒防止の通気口かな?
一応お約束で・・ぐんまちゃんに頑張ってもらいました(*^_^*)。
君子の湯、由来の額縁と
帰りに、女将さんに湯使いについて尋ねると
加温・加水一切なしの正真正銘の源泉掛け流しとの事。
季節や条件によっても、湯温は変わるそうです。
源泉温度 46.8℃
滑らかで優しい、草津にあってはちょっぴりぬる湯の君子の湯。
確かに他とは一線を画する名湯です。
お宿経営に見切りをつけたわけじゃないでしょうが・・。
見切りをつけられては困ります。
西の河原通りに面して、豆吉本舗なるお豆屋さんを始められました。
お豆屋さんも旅館も、商売繁盛をお祈り申し上げます。
あ、すりばち荘にあったビリケンさん
ここに1個もらって来たかったんだわ(爆)