昨日お邪魔したのは、草津湯畑に面する一等地
ホテル一井さんのお隣に、ででぇ～～～んと構える
数奇屋建築の美しい和風旅館『山本館』さん！ヽ(^。^)ノ
毎度草津に来る度に必ず通る『西の河原通り』の入り口にあるのに
なぜかこれまであまり気に留めたことが無かったのよね・・。
しかも今回も、候補二軒に振られて
仕方なく飛び込みで入っただけという・・。
あぁぁぁ、こんな素敵なお宿知らなかったなんて。
創業は江戸時代、当時の建物は
文政三年に出版された十返舎一九の版画
『上州草津温泉道中総膝栗毛』にも描かれている。
そして現在のこの重厚美なる建物は
大正時代に建てられたという歴史あるお宿なのです。
草津 山本館 
ＨＰ
住所 ： 群馬県吾妻郡草津町 ４０４
ＴＥＬ ： ０２７９－８８－３２４４
日帰り入浴 午前１１時～午後３時
日帰り料金 大人 １０００円 子供 ５００円
うひょひょ～～～ッとワクワクしながら・・でも実はちょっと敷居が高くて・・。
どう見ても手動ドア風の古めかしい自動ドアを一歩入れば
すっきりと落ち着いて、なおかつピカピカに磨き上げられたフロント。
う～～～ん、正面に活けられた花といい・・・格調高いわ～～～ヽ(^。^)ノ
こりゃもう、この段階で絶対『当たり』
確定だわぁ～～～～！！
にこやかに迎え入れて下さった女将さんの案内で
歴史の刻まれた廊下を進んで浴室へ。
浴室は、フロント前の廊下から『ゆ』の暖簾の階段を降りた半地下にある。
浴室階の壁面には、天明三年浅間山の大噴火の際に流れ出た溶岩が使われている。
岩の間に、まだ新しさを感じる木と畳の浴室入口・・・。
めっちゃ！いいねぇ～～～～～ヽ(^。^)ノ
スリッパはここで脱ぐのよ。
そう・・ほかにスリッパは無く・・・
貸し切り決定！！！
脱衣所は化粧台によって二間に区切られています。
洗面台と化粧台と、古い造りでも二つある所に
女性への気配りが感じられますねぇ～～～。
綺麗だし、清潔だし、貴重品入れもあるし！！
さぁ～～～～！浴室へ行くよ～～～
どぉ～～～～～～ん！！
どっひゃぁ～～～～！！
飴色に使い込まれた木の風合い
大正浪漫の洋風アーチ窓から差し込む陽の光
かすかにくゆる湯気・・。
そして、みんなに届けられないのが悔しいくらいに
立ち込める硫黄の香りだよ～～！！！
白濁硫黄泉だよ～～～～ヽ(`Д´)ﾉ
あ‥白濁酸性泉・・・？ まぁいいや・・(^_^;)
どツボ！！ おじゃる☆、メロメロ～～～♪ 
しっとりと・・。
ゆっくりと・・。
うっとりと・・・。
全てが静かに溶け流されていく・・・。
ここのところの積み重なった疲れや思いのすべて・・・。
ってさぁ・・・・・。
すんごい、羨ましいとか思うでしょ？(￣ー￣)ﾆﾔﾘ
でも・・・世の中そんなにうまくはいかないんよ・・。
この、ゆったり、うっとり浸かっている白濁湯
何度だと思う？
お宿備え付けの備品
ＴＡＮＩＴＡ製なので正確です。
０．１℃まで計れます・・・。
４６．１・・・・・？
熱いじゃないかよぉ～～～～～～ヽ(`Д´)ﾉ
４６℃といったら那須『鹿の湯』の（女湯）最高温度浴槽と一緒！。
共同浴場並みの激熱湯なり（爆）
どこを探しても、湯船に直接注げる水道が無い！！
ホースも無い！！！
しばらくは我慢して入ってたけど
やっぱこりゃ、ゆっくりのんびり入るお湯じゃないヽ(`Д´)ﾉ
湯船の中で身動きとれず・・画像ゲットもままならぬ！
仕方ないので、脇の蛇口から桶に水を汲んでガンガン投入・・。
しかしちょっとやそっとじゃ温くならん・・・。
相当頑張って、０．１℃下げることに成功・・・。
やっと４６℃・・・（爆）
・・・えっ？気になるの？
あ～～、あの人が？？
ちょっと熱すぎたかしらぁ～～～？
ごめんあそばせぇ～～～。
って、この人は・・・一体？(-。－；)
別アングルもどうぞ・・・。
こっちから見ると、さらにお年を召されているような・・・垂れている？
湯守・・でしょうか？
ちなみにこのお方のいらっしゃる所が源泉漕ですな。
湯船に投入・・・。
しかぁ～～～し！何の役にもたっとらんやないかい！
草津全体、ガラガラで人気が無かったので油断したのか・・？
４６℃って、おじゃる☆の温泉マニア仲間じゃなきゃ普通は入れんぞ・・（爆）
４６℃の温泉入れる人～～～～～～？
挙手 ＼(￣ｰ￣;) はぁ～～い・・。
それでなくても、ピリピリの強烈酸性泉。
熱いを通り越して、足なんか痛かったれす・・｡･ﾟ･(ﾉд`)･ﾟ･｡
でも、いいんです。
せっかくなので、男湯も。
いやぁ～～ん！！しゅてき・・・。
脱衣所から浴室がガラス越しに見通せるのね・・。
タイル画は、江戸時代の山本館。
これが、上州草津温泉総膝栗毛の版画でしょうか？
お湯は同じだけど、この絵を眺めながらの一浴は
白旗源泉の『若の湯』
酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉
源泉温度５３．６℃
浴槽温度４０℃（の予定らしい・・ウソだぁ～！！）
ｐＨ２．０
エメラルドグリーンがかった素晴らしき白濁湯です。ヽ(^。^)ノ
