昨年の暮れ、ちょうど今頃だったと思いますが
何回目かの四万温泉訪問の帰りに初めて沢渡温泉に寄ってみました。
中之条から四万方面へ向かう国道353号線
途中を暮坂峠方面へ左折するとその道中に沢渡温泉はあります
沢渡温泉といえば、代表的なのが『まるほん旅館』さん。
檜造りの浴室に青石敷きの浴槽・・芸術的とも思えるその湯殿。
法師温泉長寿館の法師の湯と並んで温泉マニア垂涎の的ともいえる
その沢渡温泉まるほん旅館・・を横目に見ながら
そのすぐ下にある 沢渡温泉共同浴場さんに行ってきました~
だって、まるほんさんの大浴場は混浴なんですものぉ・・。
うら若き(?)アラフォーのおじゃるにはとっても無理でございますわww
まるほんさんには、近いうちに必ず泊まりで来るぞ~と己に誓いつつ
となりのちっこい共同浴場です(爆笑)
この小さな窓から管理人のおばちゃんに入浴料(300円)をお支払い。
この前は4~5台(?)停められる駐車場になっています。
いつも混雑していると噂の共同湯でしたが
幸いにも他には2~3名のお客様でのんびりと名湯を味わう。
石張りの浴室には二つの小ぶりな湯船が並び
手前の小さな浴槽には熱湯が
奥の少し大きめの浴槽にはぬる湯が張られていました。
熱湯槽が45度前後でしょうか、きりっとした湯で
肌にピリピリと刺さるような刺激があります。
ぬる湯槽で42度前後と思える適温の湯、
美しい透明な湯にわずかに白い湯の花がゆらゆらと舞っています。
少しぬるく感じたのでしょう
地元の方が湯口をひねると源泉が勢い良く吹き出し
面白いほどの大量の湯の花がドバドバと流れ出てきました。
コップも備え付けられており、飲泉してみると
優しいたまご汁のお味で、微かに硫黄の香りが口の中に広がりました。
周囲を、四万・草津・伊香保など群馬を代表する
有名な温泉地に囲まれ目立たぬ存在ですが
その泉質においては他に引けを取らぬ名湯です。
泉質・・・ カルシウム・ナトリウム一硫酸塩・塩化物温泉
『一浴玉の肌』
一浴びすれば玉のようなツルツルのお肌に・・☆
無色透明の硫酸塩泉で肌ざわりが軟らかく、
入り心地のなめらかさは元祖美肌の湯とたたえられます。
『草津の仕上げ湯』
湯治で草津を訪れ、その強酸性の湯に肌を痛めた湯治客が、
沢渡の湯でその肌を癒したとされ”草津の治し湯・仕上げ湯”とも言われます。
『温泉療法』
現在も治療に温泉を利用した沢渡温泉病院があり
その泉質の良さはお墨付きなのです。
沢渡温泉にぜひ一度お越し下さい。