弟の奥さんと合流し、奥さんは警察署の書類を書かないといけないとの事で、その間私は姪っ子の面倒を見ていました。
警察の方から弟の事故は家まであと数百メートルという場所でおきた事を聞きました。
奥さんもその場所がわかり、ほんとに近い場所ですと言っていました。
時間は仕事仲間と打ち合わせをした帰りで深夜でした。
普段、地域の方が抜け道として通っている道路で、車がすれ違う事ができない細めの道路でした。
弟は歩いていた所、正面から車と衝突し、頭部外傷で即死状態だったと聞きました。
しかも相手の加害者は飲酒運転で基準値の3倍以上の飲酒をしていた事がわかりました。
それを聞き何で正面から?正面から車が来てたら弟も車の存在に気づいたのではないか。そんな事を思い、正面からなんてありえない…と思いました。
思った通り、その後の捜査で事実がわかる事となりました。
警察署で書類の記入を終えた頃、葬儀屋さんが既に到着し弟を搬送する為の車に乗せ終えた所でした。
葬儀屋さんが頭の出血が凄く損傷が激しい為、自宅へ帰す事は難しいと言われました。
損傷が酷くなければ自宅に一度連れて帰りたかった。
できれば離れたくなかったし、このまま一生保存できないのかと思いました。
でもそれは無理な話で、そのまま近くの遺体安置所に運んで下さるとの事で弟とはそこで一時サヨナラする事となりました。
その後、葬儀屋さんが今後のお話しを少ししませんかとの事で警察署の目の前にあったファミレスで話しをする事になりました。
葬儀、遺骨などの話しをされて心の中で何でこんなに辛い時にこんな話しをしなくてはいけないんだろうと思いました。
よく、家族を亡くされた方が悲しむ暇が無いと聞いた事がありますが、まさにこの事かと思いました。
正直葬儀屋さんと話してても、あまり頭に入ってこなかったです。
でも、遺体があまり傷まない内に火葬はしてあげた方が良いと言う事だけは頭に入ってきて、火葬するなら地元の近くが良いと話させて頂き、色々探してくれましたが最短でも1週間は掛かりそうですと言われました。
1週間も安置所で寒い思いをしないといけないの…可哀想だよと心の中で思いましたが、火葬場が空いていないのであれば仕方ないので家族と相談してからすぐに連絡しますと伝えました。
遺骨の話しの時、奥さんがお母さんと弟を離す事はできないので遺骨はお母さんにお願いするつもりですと言いました。
自分の旦那さんなのに、それで良いのかなと思いましたが、そうだね。わかったよと答えました。
帰りに少し弟の家に寄り帰りましたが、弟の家を出てすぐ弟が事故に遭った場所に行きたいと思い、奥さんに聞いて近くを歩き回ったのですが、どこなのかわからず長い事歩き回っていたと思います。夜は雨が降ってきて靴もビショビショになりながら、ただただ泣きながら歩いていました。
旦那に歩いても歩いても弟の事故現場がわからないのと泣きながら電話し、夜はわかりにくいし、とりあえず帰って来いと言われ帰りの車の中でも涙が止まらず、弟との思い出が走馬灯の様に頭をよぎり、辛かったと言う言葉では到底表せない思いでした。