【嫌われる勇気・幸せになる勇気】 | ステ旦スーツで人生を成功へ導く仕立て屋のブログ

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オーダーメイドサロンフェリーチェを経営するおおや なるひこ です。
メンズはもちろん、レディースも強い仕立て屋です。装いの提供を通じて、日本中にステキな旦那様、通称「ステ旦」を増やし続ける事をミッションにしています。

Vol  937

 

 

加古川のオーダーメイドサロン
フェリーチェで全国にステキな旦那様
通称「ステ旦」を増やしている

 

おおやなるひこです

 

 

 

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【嫌われる勇気・幸せになる勇気】

 

 

岸見一郎氏のベストセラー

「嫌われる勇気」とその続編の

「幸せになる勇気」

 

 

 

 

 

 

 



ベースとなるのは心理学者の3代巨頭

と言われる「フロイト」「ユング」に続く

「アドラー」

 

 

このアドラー心理学というのが

今までの常識を覆すような視点で、

 

 

 

人間の悩みとその解決策となる

物事の捉え方、考え方をしているのが

大ヒットとなった要因

 

 

 

【アドラー心理学の特徴】

 

嫌われる勇気、幸せになる勇気の

本の構成は、哲人と青年の

対話形式で、

 

 

アドラー心理学になじみのない人は

青年の立場で青年に共感しながら

理解を深めていける面白い構成だ

 

 

その中で、この2冊を通じた

私の捉えるアドラー心理学の特徴は3つ

 

 

 

①原因論でなく「目的論」で考える

②自分の課題と他人の課題を分離する

③共同体感覚ですべての人に対して「尊敬」「信頼」で接する

 

 

 

①原因論でなく「目的論」で考える

 

<トラウマなど存在しない>

 

例えば、

「過去にこういう失敗があったから

新しいチャレンジを出来ない自分になった」

という原因論を真っ向から否定

 

 

今チャレンジせずに、今のままの

状態で居続ける方が都合がいいから、

「失敗しない」ことを「目的」として

 

 

行動しない自分を自ら選択している

という考え方

 

 

<部下の失敗を上司が怒鳴る行動>

 

違う例で言えば、

「部下が失敗したから

大声で上司が怒鳴る」

 

 

という事例も、部下が失敗した原因で

上司が怒るという行動をとっている

と普通は考えがちだが、これも真っ向から否定

 

 

 

上司は部下に「怒鳴る」という手段を

使って、「自分は強い立場だ、威厳を示したい」

という目的でその行動をとっている

 

 

現に、同じ失敗をしても怒鳴らないで

諭し、共感する上司も世の中には存在する

 

 

なるほど。

面白い視点ですよね。

 

 

これは私の子供や妻に対する態度にも

当てはまるので、反省反省(^▽^;)

 

 

②自分の課題と他人の課題を分離する

 

<課題の分離をすれば世界はシンプルに見える>

 

自分の取った行動に対して

相手が期待通りの反応をするときと

期待と違う反応をするときがありますよね

 

 

期待外れの反応をされたとき、

とてもがっかりするし、

時には相手を責める心が沸くことも

 

 

しかし、こういう時は

「自分の課題」と「相手の課題」

を分けて考えると良いと言われています

 

 

そしてアドラーは

「だいたいがあなたの課題じゃない」

と言います

 

 

だから世界はとてもシンプルなんだと

 

 

<承認欲求を全否定、誉める行動も全否定>

 

話は戻って、

「相手に期待する反応」

ってどういうものがあるでしょう

 

 

典型的なものが

「誉められたい」という

承認欲求

 

 

アドラーはこの

承認欲求をこれまた

真っ向から否定しています

 

 

逆に、上司・親の立場の人が

部下や子供を「誉める」

という行動も真っ向から否定

 

 

「賞罰を与える教育」

縦の関係を生み、組織において

対立関係が生まれる

 

 

というのだ

 

 

 

じゃあ子供が100点取って来たときに

誉めもしない、叱りもしない

どうすりゃいいんだ?

 

 

ってことになりますよね

 

 

そこで、アドラーは賞罰の代わりに

「感謝を伝える事」

としています

 

 

 

<他人が喜ぶか喜ばないかは他人の課題>

 

自分の行動に対して

他人が喜ぶか喜ばないかは

他人の課題

 

 

そう考えると、自信を持って

自分の信じる判断を下し、

行動をすることに対する抵抗が減りませんか

 

 

「あー、これしたらあの人にどう思われるだろう?」

「だれかにバカにされないかな」

 

 

とかそういうことは全て他人の課題と割り切りましょう

それ以上に、やりたいと信じた道を

進みましょう

 

 

③共同体感覚ですべての人に対して「尊敬」「信頼」で接する

 

「共同体感覚」とは、他者を仲間だとみなし、

そこに自分の居場所があると信じる状態

 

 

「尊敬」とは人間の姿をありのままに見て

その人が唯一無二の存在であることを知る能力

 

 

「信頼」とは条件付きの「信用」でなく

無条件に相手を受け入れること

※裏切られるかどうかは「相手の課題」

 


 

この共同体感覚を実現するステップとして

 

 

①自己受容(ありのままの自分を受け入れる)

②他者信頼(無条件に他者を受け入れる)

③他者貢献(幸福とは他者に貢献できる感覚)

 

 

 

競争も賞罰もない「協力原理」

に基づいた組織で

 

 

「他者の関心事」に関心を寄せながら

他者に貢献できている実感が持てたとき

人は幸福である

 

 

協力原理に基づいた共同体感覚を

味わうことができる組織では

競争は存在しない

 

 

つまり、嫉妬や劣等感も存在せず、

同党の能力を持つ人の成功を祝福できる

 

 

「他社との競争」というフィールドから

降りましょうと

アドラーは提唱します

 

 

<教育の目的は自立を促す事>

 

アドラー心理学では

教育の目的は「自立を促すこと」

としています

 

 

なるほど。

確かに、私も自分の子供たちが、

先行きの見えない未来でも

 

 

力強く生き抜く力を身につけるために

「自立して、スキルと人間力を高めてもらいたい」

と思っています

 

 

想定外の場面に遭遇しても

自立して力強く生き抜いてほしい

 

 

そう考えたとき、

子供に対して「指示・命令・褒める・叱る」

という姿勢は本当に自立につながる行動か

 

 

 

を考えたときに、

「お父さんに褒められるため、

 お父さんに叱れないため」

 

 

という依存心を育んでしまっている

と自分でも自覚するところがあります

 

 

子供を一人の人格を持った人間として

無条件に「信頼し」、「尊敬」の念をもって

子供の関心ごとに興味を持ち

 

 

息子に貢献できるために

私が親として「支援」できることは何か

 

 

そのために息子をしっかり「観察」「傾聴」

「受容」「尊重」「支援」「尊敬」「信頼」

 

 

意見が合わないときは「交渉」をする

という姿勢で臨みたいと思う

 

 

私が無意識でしてしまっている

「批判する」「責める」「脅す」「罰を与える」

「目先の褒美を与える」「ガミガミいう」

 

 

という姿勢を今一度見直して、

アドラーのいう、教育の目的である

「自立」を支援できる親であり教育者でありたい

 

 

そのように感じています。

 

 

 

 

以上、

アドラー心理学について

私なりに捉えた3つのポイント

 

 

①目的論で物事を捉え

②自分と他人の課題を分離し

③共同体感覚を味わうために

「尊敬」「信頼」の姿勢を持って

他人に貢献している実感を持つ

 

 

をご紹介しました。

 

 

みなさんはアドラー心理学とは何か?

と聞かれたら、どのように答えますか?

 

 

 

またご意見お聞かせください♪