【神の子チーマ抄10】雇われ気質 | 繁盛のさせ方が未だ分からない 焼肉 鳴尾.b(なるお.べー) 牛赤身肉研究所

繁盛のさせ方が未だ分からない 焼肉 鳴尾.b(なるお.べー) 牛赤身肉研究所

最寄り駅4つもあるけどどこからも遠く、戸越銀座とパルムとの大商店街からは見事に外れ、視認性のない二階であり、専用階段入口は大通りから入った路地にある。そんなわびしさこの上ない場所で、平凡な初老オヤジがいつか繁盛させたいなとの日々のブログです。

肌は黒いが心は日本人で、侍で、ナイスガイっ!のチーマは、

ウチともう一箇所とで掛け持ちをしている。

 

各店週3日ずつで、

残りの週1は、月曜。

月曜は定休として家族と過ごすようにしている。

 

が、先週の月曜は、

ウチとは別の掛け持ちのお店さんがどうしても人足らずで

幾度も幾度もお願いされ、休みでなくなったらしい。

 

さ「マジか。家族と過ごせなかったんやな。さすがナイスガイっ!」

 

チ「いや。もうホントに嫌デス。」

 

さ「え?でも人足りないんやろ?仕方ないやん。」

 

チ「でもオレ。ずっと言ってる。月曜は休ムねって。」

 

さ「で?」

 

チ「なんどもなんどもLINE来ル!嫌デス。」

 

さ「ん?で?って聞いてるやん。次どうするん?」

 

チ「ゼッタイ断りますっ!」

 

 

「なんだそりゃ?」から説教始まったのは言うまでもない。

 

・人足りない問題について、店長さんや他の社員さんはどう考えてるのか?

・さらにその会社の上層部はどう考えているのか?

・どんな手立てを打っているのか?

・募集媒体はどこだ?

・これまでの募集媒体の変遷はどんなだ?

・どういう条件で募集してるのか?

・募集内容のチェックはしたのか?

・そこに改善の余地はないのか?

・在籍してて出勤してこない奴はどういう理由だ?

・それらを何とか説得できないのか?交渉してみたのか?

・過去在籍してた人間で出れそうな奴は当たったのか?

・自分自身で人を探して働いてもらう可能性は探ったのか?

 

などなどなど。

 

その辺のざっと思い付く事を

ばーっと言い責め立てた。

 

それらの事は、

チーマにとっては、

会社や店長さんがやるべき事なのだろう。

 

確かにそうかも知れん。

しかし、チーマが手出し口出してはいけない事ではない。

 

という感覚になって欲しい。

そうでないと、ワタクシと共に働くのはシンドすぎる。

 

おそらく。

休むのは権利だと思っているのだろう。

 

それは間違いではない。

 

しかし、権利というものを

もっと根本から捉えなければならない。

(ワタクシの下でやるなら)

 

権利を守ってくれるルールがあるからこそ

権利を主張してしまうのかも知れないが、

それは根っこから捉えられていない。

 

表層的には、

【義務を全うすれば、権利を主張できる。】

そう捉える事は確かにできる。

 

で、あれば、

誰よりも真面目に、

誰よりも真摯に働くチーマは

権利を主張して差し支えないと言えよう。

 

そういう表層的なレベルで考えるなら、

今後頑として出勤を拒み続けても、

チーマは大事なスタッフとして扱われるだろう。

 

でも、権利の捉え方を

「権利の誕生」という見方をすれば、

 

存在しなかった権利を誕生させたのは、

やはり力ある者が誕生させたのだという事に気付けよう。

いじめを受けながらも頑張って声を出し続け、

先人たちや後世の人の事を想いながら、

大変な闘いを経てようやく得られたものが権利という事に。

 

ダルビッシュも大谷翔平も、

羽生結弦も

羽生善治も藤井聡太も、

皆すべからく努力し続けている。

 

ダルビッシュが

WBCの合宿初日から日本代表になぜ参加できる権利があったのか?

 

あれだけの天才たちが

学び続け、試行錯誤し続けてるというのに、

凡人であるワタクシらが

どうして努力せずにやり過ごして

ハッピーを手に入れられようか。

 

雇われ気質。

つまらん奴だ。

(ワタクシと一緒に働く場合に限る)