【神の子チーマ抄04】問題出してください気質 | 繁盛のさせ方が未だ分からない 焼肉 鳴尾.b(なるお.べー) 牛赤身肉研究所

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最寄り駅4つもあるけどどこからも遠く、戸越銀座とパルムとの大商店街からは見事に外れ、視認性のない二階であり、専用階段入口は大通りから入った路地にある。そんなわびしさこの上ない場所で、平凡な初老オヤジがいつか繁盛させたいなとの日々のブログです。

仕込み中、

チーマのポーションの感覚がイマイチだったので指摘。

 

お前さあ。それデカすぎるやろ?

原価を考えろや。

 

そして

やってた食材の単品の粗利と原価率とをはじき出せ!

と指示をした。

 

手間取るチーマ。

教えるワタクシ。

 

こんなん、お前、5秒やぞ。

小学生でもできるゾ!

 

と叱咤激励し、

何とか解き終えるチーマ。

 

そんなこんながあった次の出勤日。

嬉々として言ってくるチーマ。

 

「サトさん!また問題出してください!」

 

「ん?」と反応するワタクシ。

 

「どんどん!どんどん問題出してください!!!」

 

ため息交じりに言葉を返す。

 

あんなぁ。

そんなやる気見せて前のめりになって、

これまでお前の勤め先の上長と同じように

俺が喜ぶと思ったら大間違いやぞ。

俺は、これまで誰からも何の問題も出された事ないぞ。

 

チーマは笑いながら答える。

 

「それはサトさんは、何でもデキルカラー(笑)」

「俺にもイロイロ、教エテクダサイ(笑)!」

「俺もデキル様にナリタイ(笑)!」

 

時間もなかったので、

特に説教はしなかったが次回やらんとなと。

 

原価とか変動費的な人件費とかは超カンタンで、

フツーに問題意識を持ててれば

ついつい算盤をはじきたくなるもの。

 

そうして、

最低限の数字のスキルはつくというもの。

 

それなのに、問題出してくれとは笑止千万。

 

一見やる気があるように見え、

能動的に仕事をしてるように感じる

何も分かっとらん奴も多いんだろうが、

ワタクシは違う。

 

問題出してくれというレベルの事言ってるのは、

受動的な中の能動的行動でしかない。

 

しょせん与えられないと何もできない奴にしか過ぎない。

というのに等しいという事だ。

 

それでは、店は潰れる。

特にウチのような立地力がない店は。

 

憂いはなかなかに深い(笑)。