つらつらと045 諸葛亮は生まれ変わっても馬謖を斬るか?⑥用兵 | 繁盛のさせ方が未だ分からない 焼肉 鳴尾.b(なるお.べー) 牛赤身肉研究所

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最寄り駅4つもあるけどどこからも遠く、戸越銀座とパルムとの大商店街からは見事に外れ、視認性のない二階であり、専用階段入口は大通りから入った路地にある。そんなわびしさこの上ない場所で、平凡な初老オヤジがいつか繁盛させたいなとの日々のブログです。

なんかしょぼいロートル親父が

こんなエラソーに言っていいのかという内容になってきたが、

まーほとんどアクセスないから良かろう。

ボケ防止で考える為にやってる感じ。

 

チェーンストアの、社会を変える目的。

この素晴らしさとは、
もうその目的があるだけで十分というか、
あるだけで素晴らしいというものだと、個人的には思う。

昔言われてた『流通革命』。
この言葉を聞くだけで、
その崇高さに感嘆するものだ。

実際の会社さんで、ぱっと思いつくのは、

世界中の飢餓を無くす(不確か)とか、

世の中の体温を上げる(あやふや)とかか。

新しい業態でなくとも、喫茶店で、
サードプレイスとかも結構な大義だと思う。

「世界から飢餓がなくならないのはオレがダメなせいだ!」
などとトップに言われた日にはたまらない。
もうそんなん、生真面目気質なワタクシなぞ、
会社に忠誠を誓わざるを得ない(笑)。

で、大切さというと。

その社会を変えるというそれが、
強い集団凝集性を持っているであろうという所にある。

理念教育をさほど必要としないであろう、
こういった大義はとても大切であると思う。
チェーン展開をするのなら。

組織を組織たらしめるもの、集団凝集性。

30年近く前の知識なので
今は違う理論があるかもだが、

小さな集団。
例えばロックバンドであっても、
集団凝集性を失ったら解散するものだと思うし、
集団凝集性こそ組織が気にしなくてはならないものだと思ってる。

これを失う可能性のない(崇高な大義を持つ)組織は
ベクトルが大きく瓦解してしまう事もなく、良いと思うのだ。

 

社会を変える為に仕事をするというのは、
使命感を芽生えさせるのではなかろうか。
そして、その使命感が集団凝集性の核となっていくのだと思う。

一方、美しく非の打ちどころのないような理念であっても、
創業者の感覚に頼ったものであるにしか過ぎないものは、
正直、キツいように思う。
理念教育もかなり大変だとも思う。

よく、「お金を失った途端人が離れていった。」
とかいう成功者の失敗談がある。

そんな中でも支えてくれた人を賞賛したいんだろうが、

いやいやいやいや。
お金を失ったから人が離れたんでなく、
もともとお金に人が集まってるだけなんじゃねーのか?と思う。

そして、会社も。

お金がなくなると(業績が悪くなると)当然に人は離れる。

しかし、
その悲惨さは、
社会を変える目的を持つとだいぶマシになるんじゃないかと思う。

「社長っ!もう一度っ!
 世界の飢餓をなくす為、
 ゼロからやり直しましょうよ!」

と、

アンタ他所行っても、
全然イケてる仕事と、報酬と、
人生とを送れるでしょ?的な人材が
言ってくれそうな気がする。

でも。

「社長っ!もう一度っ!
 'ありがとう’を集めましょうよ!」
(ありがとうを集めよう的なチェーン店がある)

とはなりにくいと思う。


そんな殊勝な事いう奴は、
モルトケの法則でいわれる
一番使い物にならん人だったりする可能性が高いかも知らん。
(チェーン展開による用兵は、
 モルトケの法則に則る方が良いとは思うが、ワタクシは嫌い。)


美しく非の打ちどころのないような【ステキ理念】は、←皮肉
チェーン展開との相性が悪いような気がする。
(「ありがとう」ってなんだよ?

 俺がありがとうって言いたい会社にしてくれよ。とかなりそう。)


で最後に、
その便利さというのは、

経営者が非情になる為に
それを利用できるのではないかと思う所にある。

その便利さとは。。。


→つづく