ワタクシに責任もって部門をやれというなら、
こんな形はキツイいうのがあった。
ポジティブリストを作って、
それをやるという組織形態。
つまり、
『許可されたことだけやってよい』というのを
ベースとして仕事を組み立てる。
これが嫌だった。
そういう組織で働くのはキツいなと思っていた。
それより、
ネガティブリスト、
『禁止されてない事はやってよい』
というのをベースにして働きたかった。
ネガティブリストをベースにして人が育つと、
危うさは確かにあるとは分かっていた。
謀反というか、
クーデターというか、
下剋上というか、
そういうものが起きる可能性が高い。
優秀な奴ほど抜けていくかも分からない。
だが。
ワタクシが仮に人の上に立てたとして、
ワタクシの下の人間にとって、
居るべくしてソイツの上長である訳ではないと考えていた。
そんな責任を負っても
大して業績には貢献できないだろうと思っていた。
一期一会。
否定はしないし、素敵な考え方だとは思う。
しかし、聞こえがいいだけ、
そんなもん一解釈にしか過ぎないと思っていた。
だから、反旗翻すの全然オッケーという心構えで、
ネガティブリストを
絶えず少しづつ改善しつつ、
弱者の戦略で闘う。
そうしたいなと思ってて、
後に、ドラッカーの言う自由の捉え方を知り、
さらにその考えから抜けられなくなった。
組織には
その存在価値を疑いたくなる気質の人が
けっこうな数居る事に、
何となく気付き始めていたのを覚えている。
そんな社員とは.....
→つづく