【商57】しみじみと | 繁盛のさせ方が未だ分からない 焼肉 鳴尾.b(なるお.べー) 牛赤身肉研究所

繁盛のさせ方が未だ分からない 焼肉 鳴尾.b(なるお.べー) 牛赤身肉研究所

最寄り駅4つもあるけどどこからも遠く、戸越銀座とパルムとの大商店街からは見事に外れ、視認性のない二階であり、専用階段入口は大通りから入った路地にある。そんなわびしさこの上ない場所で、平凡な初老オヤジがいつか繁盛させたいなとの日々のブログです。

あれは、2年半くらい前。
 
OPEN間もない頃、
他のお客さん居ない中、
食事をされた
とある会社の社長さん。
 
私呼び出され、
ボロクソ言われた。
 
「この店のメニュー、
 いいと思う。」
「でも、この立地売れねーよ。」
「1年持たねーよ。」

商品は認めるものの、
あとはボロガス。

でも、ほどなくして、
その社長さんが、弊店の事を、
色々な人にススメてくれてる事を知った。
 
「俺、あの店無くなったら困るんだよねー」
「シャトーブリアン気軽に食べれる店だから」
「俺の食卓なるなるのは勘弁」
 
的な言い回しもあったらしいと
人づてに聞いた。
 
あれほど、
面と向かってはボロクソいったくせに。
 
まさに、陰徳
 
その方のご紹介らしくて、
初ご来店の方が昨日いらっしゃった。
 
で、そのお代はその社長が払うという事で、
ひょこっと、店に立ち寄られた。
 
その時、満席。
近々に空く卓は、次のご予約がある。
 
「なんだよ。シャトーブリアンおかずに
 晩飯ちょっと食べて帰ろうかと思ったのに、
 空いてねーのかよっ!」
 
と、店内見渡し、
まるで
「2年半前と随分違うんじゃねーか」
とやや微笑みながらお会計。
 
そして、颯爽とお帰りに。
 
を感じた。
 
結構そういう方いる。
ありがたさしみじみ。