アホNo.002[明るいアホ] | 繁盛のさせ方が未だ分からない 焼肉 鳴尾.b(なるお.べー) 牛赤身肉研究所

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最寄り駅4つもあるけどどこからも遠く、戸越銀座とパルムとの大商店街からは見事に外れ、視認性のない二階であり、専用階段入口は大通りから入った路地にある。そんなわびしさこの上ない場所で、平凡な初老オヤジがいつか繁盛させたいなとの日々のブログです。

私と同郷熊本出身のアホが居た。


こいつの出身高校は確かに最低学力の一校。
とにかく、勉強はしたことないはず。


私「お前の高校、名前さえ書ければ合格って本当?」

と噂の真偽を確かめるべく質問。


アホ「まあ、本当ですね。基本面接で決まるんですよ。」
私 「面接?悪い奴しか受けないのに?」
私 「みんな態度最悪だろ?面接で何を見るの?」
アホ「ちゃんと学校来れるか(出席できるか)の意思確認ですね。」
私「なるほどなぁ」


かなり的を射た答えに、
空が晴れるくらいの気持ちよさを感じた。

そいつは、ダンスで身を立てるべく頑張ってる奴で、
ダンス仲間の写真をいろいろ見せてもらった。
コスチュームで奇抜で変なのがあって、
「卑猥やね」と私が評した。


「ヒワイって何ですか?」

そう。
アホは言葉を知らない。
ニュアンスも伝わらない。


ワタクシもよう説明せんので、
その場でネットで辞書をくり、ちゃんと教えた。

彼は、ヒワイが気に入った様子。
というか、やはり人間って知識欲があるんだなと思う。
人間の本質に知識の習得への喜びというものがあるのを
彼に教えてもらった気がする。
アホから学べる事も実は数多い。

そして、何に関しても、とにかく彼は、ヒワイを使った。



「○番さんのカルビ出る?」
 ⇒「今ちょっと卑猥です。」


「今日の仕込みの進み具合はどう?」
 ⇒「卑猥な感じで進んでいます。」


「今日は忙しいゾ!お前意気込みは?」
 ⇒「卑猥なまでに頑張ります!!」


遅刻しそうになって。
 →「電車が卑猥に遅れて、今日遅刻しそうだったわ。」


ミスした奴を捕まえて
 →「お前、ちょっと卑猥なんじゃない?」


ミスを責められて。
 →「卑猥な事言わんでくださいよ。」


無茶苦茶忙しい営業日
 →「今日のお客さんの入り方ちょっと卑猥。」



‘卑猥’が、かなり汎用性の高い言葉である事を
アホな彼に教えてもらった。