私の味方は誰でしょう? ダイニングレストランのホールYさん (20代 独身 女性)
Yさんは、レストランのホールの仕事に就(つ)いて、そろそろ2年目になります。
夕方5時から翌朝5時まで営業をしている店舗に、両親と同居中の実家から片道1時間かけて通勤しています。
明るい雰囲気の彼女は今人気があるAKB48の大島優子さんに似ていると噂を聞きダイニングレストランにはYさん目当ての熱心な男性客も少なくありません。
AKB48の大島優子さんに似ているって言われて、私も大ファンで意識して真似をしているので正直うれしいですね!
接客する事が好きですからこの仕事は私に合っていると思います。
ホールの仕事中心なんですが、今はホールに出ているだけではないんですよ。
ホールの仕事は、アルバイトで経験のあるランキングでもあったら上位にランクインされる仕事だと思います。
飲食店の数も相当あるだろうし、事実、私の勤務しているお店だけでも何人もの人がホールに勤務しています。
思った以上に身体(からだ)を動かしますし、いろいろな性格のお客様もみえるので一方的に辞めていく人もいれば、こちらから指導しても店の方針を守れない人は辞めていただく事もありました。
一日出勤して何の連絡もなく辞めていった人もいるんですよ!
後日しばらく経ってから一日分の給与を本人の指定口座に振込んで下さい、のような手紙が届いてオーナーも相当驚いていましたが・・・
そのくらいホールの仕事は気楽に考えている人も中にはいるようです。
私がレストランのホールの仕事を始めたのはオーダーをとって料理を出してかたずける。私が頑張ってできそうな精一杯の仕事だからです。(笑)
これ以上難しいことは無理だと思っていました。でも少しは料理を覚えて上手になったらいいなとも考えて応募しました。
そんな私も入社してそろそろ2年目
ホール担当だけだった私は現在このような仕事をしています。
昼12時に出勤して、簡単な仕込みの段取りをしています。店内を掃除して賄(まかな)い料理をいただきます。
毎日日替わりで美味しいので一番楽しみかもしれません。
本日のメニューをシェフから聞いてパソコンに入力してプリントアウトします。
食材仕入れの発注もネットで行います。予約の電話の応対をしています。
電話の応対はオーナーシェフの電話を真似して話をするようにしています。キャンセルの電話もありますがまた来店予約をしていただけるように応対できているといいのですが…
仕入れた食材の請求書が間違っていないかのチェックをします。
3時から4時の間で休憩があるので少し仮眠します。5時になるとUSENのスイッチを入れて店をオープンです。
定時は9時までなのですが、忙しいと最後まで働く事もあります。
定休日も週1日だけなので週40時間労働は守られてないですね。
もう少し自由な時間があればショッピングや友達と話をしたりする時間に充てたいです。週末などで忙しく働いた次の日は最も強くそう思います。
楽しく充実した仕事をしていますが、毎日自宅に帰宅する時間も遅く、父親からは私の身体が心配だから早く辞めるようにお願いされています。
オーナーシェフからは、自分の子供が楽しく仕事をしているのだから、それを応援するのが本当の親の優しさだと言われました。
私の味方はどちらだと思いますか?
オーナーシェフはまず、従業員の労働時間を適正にコントロールさせなくては従業員を雇用する資格がありません。日本には労働基準法という法律があるので、限られた時間の中で最大の成果を達成出来るようにしなければなりません。
父親は娘には大概甘いので、自分の主観でみると、たいていは間違ってしまいます。それでも自宅に帰宅する時間も遅く、親が子供の身体を心配するのは素直な気持ちだと思います。
オーナーシェフは適正な労働時間の中で雇用している時、そのような言葉は生きているなと思います。
Yさんとこれから、ターニングポイントを迎える子供達には、自分で自分自身を時々外から見つめてみる事をお薦(すす)めします。毎日自宅に帰宅する時間が遅い事は1年後3年後もっと先の5年後10年後の自分の身体がどのような状態になっているのか?もし今より休みも多くとれたら本当は何をしたいのか?
そして多くのご両親は子供達にとって最大の味方です。そうであって欲しいものです! Narunda