とうとう見つけた!
深海で泳ぐ姿を見れるなんて奇跡だ。 こんなチャンスは二度とないかもしれないから、じっくりと観察することにした。
急に相手にされなくなったチョウチンアンコウは、ちょっと不満そうに僕たちの前を行ったり来たりしているけど、ごめんね、かまってあげられないよ。 なにしろ相手はゴブリンシャークだからね。
大きく前に突き出した板のような吻は特徴的だけど、噂に聞いていたほど不気味さはない。
「意外と普通っぽいカタチだね」
「うん、ゴブリンっていうわりには怖さがないよね」
だけど、そんなことを言ったのが聞こえちゃったのかな。
ゴブリンシャークが口を開いた。
……というより、顎が飛び出してきたのだ!
「わぁ、なんだこれ!」
映画の 『エイリアン』 って観たことがあるでしょ? あんな感じ。
顔から顎が飛び出して、その状態でキバをむいているんだ。
僕たちは、狭い船内でのけぞったため、頭を思いっきりぶつけちゃったよ。
「痛いよぉ」
「怖ぇ~」
あんまり暴れまわったもんだから、マリンビークルはバランスを失った。
クルクルまわりながら降下して、ようやく砂地に着底して止まることができた。
幸い船体に損傷はなかったようなので帰ることは問題なさそうだが、ゴブリンシャークもチョウチンアンコウも、どこかへ行ってしまったようだ。
その後も、しばらく深海探検を続けたが、もうゴブリンシャークと出会うことはなかった。
海面に戻ると、日は沈みすっかり夜になっていた。
それでも、大型船は休みなく行きかっている。
東京湾は夜も眠らないのだ。 それは1,000メートルの海の底でも。
* * *
ゴブリンシャークのかぶりつく瞬間は、まさに 「なんじゃこりゃ!」 です。
YouTubeでも流れているので、興味があったら見てみるといいですよ。 マジ、すごいから。
ちなみに、素顔の彼はたいへんシャイでおとなしいそうです。
よほどのことがない限り、襲ってくることはないんだってさ。
オールドな方ならば、「ガメラ対深海怪獣ジグラ」のジグラと言ったらピンとくるかもね。
深海で泳ぐ姿を見れるなんて奇跡だ。 こんなチャンスは二度とないかもしれないから、じっくりと観察することにした。
急に相手にされなくなったチョウチンアンコウは、ちょっと不満そうに僕たちの前を行ったり来たりしているけど、ごめんね、かまってあげられないよ。 なにしろ相手はゴブリンシャークだからね。
大きく前に突き出した板のような吻は特徴的だけど、噂に聞いていたほど不気味さはない。
「意外と普通っぽいカタチだね」
「うん、ゴブリンっていうわりには怖さがないよね」
だけど、そんなことを言ったのが聞こえちゃったのかな。
ゴブリンシャークが口を開いた。
……というより、顎が飛び出してきたのだ!
「わぁ、なんだこれ!」

映画の 『エイリアン』 って観たことがあるでしょ? あんな感じ。
顔から顎が飛び出して、その状態でキバをむいているんだ。
僕たちは、狭い船内でのけぞったため、頭を思いっきりぶつけちゃったよ。
「痛いよぉ」
「怖ぇ~」
あんまり暴れまわったもんだから、マリンビークルはバランスを失った。
クルクルまわりながら降下して、ようやく砂地に着底して止まることができた。
幸い船体に損傷はなかったようなので帰ることは問題なさそうだが、ゴブリンシャークもチョウチンアンコウも、どこかへ行ってしまったようだ。
その後も、しばらく深海探検を続けたが、もうゴブリンシャークと出会うことはなかった。
海面に戻ると、日は沈みすっかり夜になっていた。
それでも、大型船は休みなく行きかっている。
東京湾は夜も眠らないのだ。 それは1,000メートルの海の底でも。
お・し・ま・い
* * *
ゴブリンシャークのかぶりつく瞬間は、まさに 「なんじゃこりゃ!」 です。
YouTubeでも流れているので、興味があったら見てみるといいですよ。 マジ、すごいから。
ちなみに、素顔の彼はたいへんシャイでおとなしいそうです。
よほどのことがない限り、襲ってくることはないんだってさ。
オールドな方ならば、「ガメラ対深海怪獣ジグラ」のジグラと言ったらピンとくるかもね。