そんなに ばっちいですかぃ? | おバカな2人の二人三脚

おバカな2人の二人三脚

 ふたりで楽しいお気楽生活。 胸を張って前を向いて歩きましょ。

今日8月2日は、(8)ンツ(2)の日だそうです。
そして、今日8月2日は、(8)ーブ(2)の日でもあるそうです。
さらに、今日8月2日は、(8)多人(2)形の日でもあるとか。
語呂合わせの多い日ですが、まったく関係ない海の話でいきます。 ( ゚Д゚)オイオイ!!

海のギャングとか海の殺し屋とか ”海のxx” というと、たいてい獰猛なイメージがあります。
ちなみに、海のギャング=サメ、ウツボ、海の殺し屋=シャチ と言われています。

しかし、中には可愛いネーミングをしてもらえるヤツもおります。
海の掃除屋 ホンソメワケベラ  ←なかなかキュートです

掃除屋だからって、レレレのおじさんみたいにホウキを持ってゴミ掃除する訳じゃありません。
ホンソメワケベラは、他の魚についた寄生虫を取り除いてあげるのです。
エラの中やクチの中にも入り込みます。

ホンソメ1 ホンソメ2
円内がホンソメくん。左の写真を拡大したのが右。クリックするともう少し大きい写真になります。


このお店、いつも大繁盛です。
掃除してもらうために順番待ちが発生する時もあるんですから。(ほんとだよ)

チョウチョウウオとかユカタハタなんかが不自然に群れている場合、たいていその輪の中には仕事中のホンソメくんがいます。
魚にとって、寄生虫は死活問題です。 それを取ってくれるんですから、なんとも助かることでしょう。 実際、捕食系の魚でも、ホンソメワケベラを狙って食べるヤツはいません。

先日のダイビングでのこと。 このホンソメワケベラを巡って、ちょっとしたハプニングがありました。 ポイントは、アリガー南

サンゴの根でのんびり漂っていると、耳たぶに何かが触れる感じがしました。
まぁ、よくある感触なので、特に気にも留めませんでした。
ところが、しばらくすると また感触が。 しかも今度は耳たぶではなく、耳の穴の入り口です。
くすぐったいです。 頭を左右に振ると収まるのですが、またすぐに……。

そのうち、耳元でカリカリと音がしはじめました。
水中で、かつ耳元で音がすると、小さい音でもすごい音量です。

横を見ると、それはホンソメワケベラでした。
手で払っても執拗に耳を狙ってきます。 どうやら、掃除したくてたまらんようです。
ホンソメくんは、耳の中まで潜り込もうとしていました。 後ろで見ていたなるは、笑いを堪えるのに必死だったようですが。 (ノ゚ο゚)ノ
小魚とはいっても 体長が12cmほどありますから、いくらなんでも入れないんだけどね。

クリーニング中?

よっぽど耳垢で汚れていたのでしょうか??
―― だとすれば、トホホです。

しばらく僕の耳に興味を示していましたが、彼の大好きなチョウチョウウオがやって来たところで解放されました。

ちなみに このホンソメワケベラの前に指を出すと、指先をつついてくるので、ダイバーの間ではかなり面白がられます。
ただし、気をつけないと……。

ニセクロスジギンポという、ホンソメくんにそっくりなヤツがいます。
ホンソメワケベラのフリをしています。
掃除して欲しいなぁ って近づいて来た魚のカラダやヒレを食いちぎります。
間違ってコイツの前に指を出すと……
        ウワァーーー!