ビデオゲーム喫茶「なルみ」

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13年7月2日 

 遺伝子レベルで仕事が嫌い!なのに社蓄国家に生まれてしまった悲劇のダークヒーローなルみさんです。ご機嫌いかが?まあ、ヒーロー要素は皆無ですが……。どうせ生まれるなら、もっといい加減な気質の国に生まれたかった。労働環境はある意味いい加減ですけど。生き難いことこの上なし。

 もうすぐ夏アニメ到来ですね(今夜あたりから?)まだ観る作品の目星も付けてない状態ですが、前期のガルガンティアみたいに毎週楽しみな作品があることを期待します。チェインバーがワ○ミの社長みたいなラスボスを倒してくれたことで溜飲が下がりましたね。

 スーパーローテンション状態につき、これにて。さよならバイバイ。
 金髪のイケメン、ヒューズを駆るクロダ君の猛進の日々が始まりました。始めはMMOの街やフィールドの広さに戸惑っていたクロダ君でしたが、面白さのツボをすぐに掴んだらしく、気がつけばキャラクター作成から12時間ぶっ続けでプレイしておられる!なんという持久力!それを隣りであーでもないこーでもない言いながら、ただ見ているだけの私も私ですが……。ロンフォールの森では、遠征してオークにぶっ倒され、おなつよだからと挑んだ羊にぶっ倒され、リンクしたゴブリンにぶっ倒され――それでもクロダくんはプレイを止めない。根気強くクリスタルを集め、それをダース単位でオークションに流し、装備を新調する。そんなコツコツプレイが20時間を超えた時でしょうか。うつろな目をしたクロダ君の口から「あかん……寝る……」との台詞が。私自身も眠気、疲労が限界に達していたので、クロダ君の帰宅を促そうと「気をつけて帰れよ~」と言おうとしたその刹那、クロダ君は私の万年床で深い眠りに落ちていったのでした。


 そんな感じの生活が5日は続いたと思います。空腹に耐えきれずに、近くのサイゼリアに食事に行く時間と、短い睡眠時間、それ以外の時間は全てFF11に費やされていたはずです。尤も、私の場合“クロダ君がプレイするFF11を隣りで眺めていた時間”ですが……。テレビはFF11に使っている一台しかなく、またルーターも無かったので、私の主要娯楽だったゲームもアニメも映画もネットも使用不可状態。私はひたすら画面を眺めているしかありません。また、クロダ君には、昨今ニコニコ動画で見かける実況プレイヤーのようなサービス精神もなく、ひたすら無言。石ころぼうしを被っているかの如く存在が希薄でした。プレイタイムは早くも100時間に差し掛かろうとしていました。


「く、苦痛だ……」


 軽い拷問を受けている心地でした。なんとかして一刻も早く帰ってもらわねばと、私は切り出しました。「クロダ君さぁ~、大学大丈夫なん?いや、帰れとかそんなんじゃなくて。大学休みまくってるからさ~。え?辞めるつもりだから大丈夫?……そう、かぁ~。いやいや、俺は居ても全然構わんのですけどね。つーか大学辞めるとか初耳だけども!?え、ちょ、今どこ向かってるの?セルビナ?今からシャレコウベ取るのにパーティ組むん?結構時間かかりそうよな~。一旦休憩したほうがいいんじゃないかな~。あ、まだ元気なん?そう……」

 
 野郎、全然止める気ねえ!サポジョブ取得まで、まだ数時間は要するはずです。そもそもこの男がそこで一区切りをつける保証なんてどこにもありません。追い詰められた私は禁じ手を使いました。「あっ!俺今日実家に用事あるんよ!ちとログアウトして、続きは今度にしようぜ!悪いな~すまんな~。いやあ悪いなあ~」これでは流石のクロダと言えどもどうしようもないはず……。嘘をつくという禁忌を犯すのはためらわれましたが、とりあえずは仕方ありません。クロダ君と一緒に家を出て別れた後、再度部屋に戻ってくる算段だったのです。しかし――


「ああ、行ってきていいよ」


「……」


 クロダ君には遠慮という感情が存在しませんでした。その後彼が帰ったのは、プレイ時間110時間超の段階。戦士ヒューズレベル19、サポジョブ取得、くらいの進歩状況だったと記憶しています。(続く)
 13年6月29日。

 やる事もなく、愛猫グミさんと戯れていると、グミさんの甘噛み。そこで私が、噛まれた指をおさえつつ、「ああっ、う、うあああああっ」と大げさに絶叫し、床に倒れ込むと、グミさん、罪の意識を感ずるのか、私の死体の周りで、「うわー」とか言っておられる。私はそこに、飼い主と愛玩動物の関係を越えた、一種、絆のようなものを感ずるのである。されども、グミさん、一分後には私の死を至極あっさりと受け入れたのか、ネコトイレの砂をガシャガシャやりに行ってしまわれた。

 土曜日と言えども、何か予定があるわけでもなし。晩はマリオギャラクシーをやりながら、ウィッフィー!ウィッフィー!言うことでオーバーオール赤イタリアンと同化しようと思う。欲しいソフトが何本かあるものの、生来の優柔不断が祟って、どれを買うか一向に決まらない。物事の大小に係わらず、決断が苦手である。ロースカツを食うか、ヒレカツを食うかそれだけのことで小一時間悩んだ挙げ句、結局晩飯を食わない。人生の大体をそんなふうに過ごしている。