――あれは忘れもしない暗黒の大学時代。1年生の途中で一人暮らしを始めた私は、大学で顔を合わせるクソムシ共(漫画、惡の華参照)に嫌気が差し、次第次第に学校へ足を運ぶ頻度が減っていくという、ロシアの文学小説のような暗い状況に置かれていました。そこら辺を詳細に書くと、卒論級の文章量になる上に、読んでくださっている方もさっぱり面白くなく、かつ陰気な気分になるだけという、誰も得しない内容なので省略します。とにかく、フォースのダークサイドに墜ちていたんです。
ワンルームのマンションで暇を持て余していた私は、GC、PS2、Xbox、GBAとハードを各種取り揃え、様々なソフトをプレイすることで鬱々とした現実からラナウェイしていましたが、ネトゲも例外ではありませんでした。当時、コンシューマー機で遊べるネトゲ、とりわけMMOはまだまだ数が少なく――というより、PS2版のFF11しか選択肢が存在しなかったと思われます。
学生という立場を利用した“ニートに限りなく近い何か”だった私が手を出さないはずはありません。が、意外なことに、私自身がハマったのはわずか70時間ほどで、戦士レベル18、サポジョブクエ未達成という不甲斐ない結果で、私のFF11は幕を閉じました。原因は……私がネトゲの中ですらコミュ障という、あまりに悲しいものでした。なんかパーティ中に失敗したら怒られそうで怖かったんですよ……。それからしばらくFF11は私の中で忘れ去られ、PS2BBユニットと共に無用の長物と成り果てていたのですが、ある日、“私の部屋を漫喫か何かと勘違いしていた四天王”の一者、クロダ君(仮名)が部屋を訪れます。
クロダ君は私のPS2に搭載されていた外付けBBユニットが気になったらしく、私が「それはFF11をプレイするのに必要なものだ」と説明すると、ノータイムで「やらせてくれ!」と返答。しかも、なんか私のPC勝手に起動して、公式サイトとか見始めてるし……。既にやる気マンマンだし……。ともかく、その日から私のノンプライベート、ノンプライバシー地獄が始まったのです。
とは言いつつ、私も最初はノリノリで「じゃあ、もっかい課金してやるよ~」とクロダ君の頼みを安請け合いし、キャラメイクに突入。ギャーギャー喚きながら散々迷って、種族やフェイスタイプ、名前を決定していき……ここに!『ヒューマン♂・金髪のイケメン戦士ヒューズ』が、サンドリア王国に誕生することとなったのです!(続く)
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