1300年以上の歴史ある修験道の山、大峰山 人々は「おまえり~」と挨拶を交わしながら、山を歩く。
よく、お参りに来られたね~お疲れ様!とお互いの労をねぎらう気持ちや、感謝の表われだ。
何人の方々が「おまえり~」と挨拶をしてくださったか。暖かい気持ちで頂上を目指す。
 
このほど、富士山が世界遺産に、というニュースに触れた。その価値は日本に留まらず、広く世界に発信しているそうだ。毎日、眺めている富士がそれほどのものとは思えない。高校時代に登ったのを最後に、頂上は踏んでいない。その時間があるのならば、北、南のアルプスを歩きたいという気持ちが強い。
さて、大峰山は数年前に、世界遺産に登録されている。1300年前から綿々と現代へと続く日本人の古代宗教観、熊野古道へと連なる深き山々の神秘性。それらが世界にも影響をおよぼしているということか。
 
頂上には巨大なお社が鎮座していた。