やや「仕立て」から離れていってますが。
今日は袖付けについての前田さんの拘りが分かると思います。
前田さんがたまに使われてた「ワイルドシルク(野蚕)」の生地のジャケットです。
素材としては「絹 100%」となります。
(ワイルドシルク→http://item.rakuten.co.jp/luxusdaigo/c/0000000189/)
またまたpapillon氏のブログへの勝手リンクで・・・。こちらの画像の物の色違い、
http://ameblo.jp/papillon-monica/image-12031666675-13319424449.html
こちらの左上の物そのものになりますね。
http://ameblo.jp/papillon-monica/image-12251615776-13878096739.html
ポケットのフラップをしまうとけっこう雰囲気が変わります。そして生地はかなり分厚い。
麻紐で編んだようなザックリとしたドライな、独特の手触りです。
これは当時のカジュアルラインである「赤文字GALAMOND」の商品です。
いままで紹介してきたGALAMONDの多くの商品とは違い、袖口裏、裾裏等の裏地の纏りも手仕事ではなく、ミシンで叩いてます。
背中の合わせ目部分にもパイピングは無く、恐らく手かがりではなくロックミシンで仕上げています。
しかしながら。アームホールの袖付け部分はフルの手縫いです。ゴールドのキュプラも美しいですね。
このジャケットは大のお気に入りで、勝負時(なんの?)にはよく着ていました。
ただ厚手なので、あまりにも暑い時期には着にくいので、結局着用頻度はそれほど多くなく、今まで生き残ってくれました。
海外とかでこれを着ていると、かなり国籍不明な人になっていたようです。