30代で逆転する人、失速する人 | なるほど!書評ブログ

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満足度 ★★★ ドッグイヤーページ数9


逆転に必要なことはたった2つ。
まず、コースから放り出されること。
次に、放り出されても腐らないこと。


飛ぶ鳥を落とす勢いの千田琢哉氏らしく
非常にタイトルに惹きがある本書。


内容は大きく「仕事」「組織」「センス」
「数字」「人間関係」「お金」「恋愛」と
7つにカテゴライズされています。


実際に30代を目前に控えた私の印象に
残った言葉をいくつか紹介してみます。


30代で逆転する人は、下積み時代に
迷路の道をすべて塗りつぶす


自分が得意分野だと思っている道は2年後には
使いものにならなくなっているかもしれない。
遠回りしなければ、最短コースはわからない。



30代で逆転する人は、まず圧倒的に量にこだわる。
30代で失速する人は、質を言い訳にして量から逃げる。

量を追求するからこそ質が上がり、
質が高いから量が求められるという事実。



30代で逆転する人は、美味しい部分を他人に譲る。

周囲は、美味しい部分を味わった人ではなく、
美味しい部分を譲った人のことを覚えている。




千田氏の著書を読んだときにいつも思う事は、
他の自己啓発本やビジネス書でも書いてある
一般的な内容を、とにかく読者の興味を惹く
形でアウトプットしているということです。

表題を見た際には「ん?どういうこと?」と
感じてな具体的な説明に興味が湧く。そこで
非常に論理的な説明がされており、読者は
スッキリと納得することができるのです。


この本も例に漏れずそういった作りになって
おり、夢中で読んでいくと1時間足らずで
読破できました。しかし、その内容は一度
読んだくらいではなかなか本当に理解する
ことは難しく、行動に移して初めて意味を
為すものだということには注意が必要です。
タイミングを変えて何度か読み返すことで
本書は最大限に活用できる気がします。

20代前半に人には是非、読んでおいて欲しい
内容になっており、オススメです。

著者はイノベーションクリエイター 千田琢哉さん。

 今回のなるほど!     
 質と量は二者択一ではなく、相関関係にある
  まずは圧倒的な量を求めることが大切  

■ 長期的な視点を持ちながら、目の前のことに
  圧倒的スピードで継続的に取り組むことで未来が開ける

■ 良い質問をする人は、将来質問をされる側になっている