1998年
ロッテは18日、5人目の外国人選手としてスコット・デービソン投手(27)=パドレス=の獲得を発表した。契約金、年棒合わせ推定30万㌦(約3800万円)背番号は未定。ビザが取れ次第来日する。2年目のデニスが制球力不足で開幕2軍が確定。リリーフエースが左腕・河本1人という現状から中継ぎ、抑えのできる右投手の獲得を目指していた。江尻編成部長が2月に渡米しパドレス、メッツ、ダイヤモンドバックスのキャンプ地を訪れ調査。近藤監督ら首脳陣とも検討を重ね、最終的にデービソン投手の獲得を決めた。同投手は150㌔を超す速球にチェンジアップ、スライダーが武器。近藤監督は「95マイル(約152㌔)を今年のオープン戦で記録したと聞いている。来日して、実際見てからでないとわからないが、中継ぎ、抑えができれば」と話している。

デービソンは1995年にマリナーズで大リーグデビュー。通算2年で8試合に登板、勝ち負けはなく、計13回1/3を投げ12奪三振、防御率8・10。速球、スライダー、チェンジアップが武器でロッテでは中継ぎ、抑えとして期待している。

デービソンは最速150㌔の直球が武器の本格派右腕。招待選手としてパドレスの春季キャンプに参加しており、オープン戦での好投がロッテ関係者の目に留まった。右ヒジを手術して昨シーズンを棒に振ったが完全復活。近藤監督は守護神・河本との「Wストッパー」構想を描いている。4月4日の開幕までに来日予定となっている。

開幕直前の3月29日、チームでは五人目の外国人選手となるデービソン投手が来日。31日に入団発表を行い、背番号「22」のユニホームを着て早速初練習。ブルペンで約50球を披露した。チームの秘密兵器とあり、近藤監督は、テレビカメラがブルペンに入るのを拒否、写真撮影も許さなかった。他球団の資料となりうるものをすべてシャットアウト。すぐに一軍入りさせるという。