2002年
日本ハムの新外国人右腕・パトリック・フリューリー投手(28)が1日、ブルペンで初投げ。打席で球筋を見ていた大島監督の頭部付近にいきなり、危険球を見舞った。184㌢、98㌔の体重を乗せた剛球に大島監督がのけぞった。ヘルメットを着用していなかった大島監督はもん絶し「おいおい!!」と絶叫。が、すぐに笑顔に戻り「怒るでほんまに」とおどけた。フリューリーは帽子をとり頭を下げたものの「ちょっと滑っちゃったよ。おもしろかったね」とどこ吹く風。この日のテーマだったストライクゾーンの確認も「米国と同じ。広ければ広いほどいいからね。わっはっは」と笑い飛ばした。脅された大島監督は「すばらしいごあいさつをしてくれたね。敵に投げてくれるといいんだけどね」と度胸満点の投球に満足げ。期待している抑えにぴったりの性格とあって笑顔が絶えなかった。