1979年
三枝は日大三島高出身。 ノンプロ・金指造船ー大昭和製紙を経て、五十二年阪急入り。力で抑え込むタイプではないが、右の正統派。スライダー、シュートに落差のあるカーブで、その揺さぶりピッチングは小気味よい。無理のないフォームは低めに絶妙のコントロールを持つ。阪急での三年間、通算162イニング1/3投げて、四死球39個をみても制球力のよさがわかる。短いウオームアップで登板OKが強み。またマウンド度胸も満点。入団一年目の後半戦から、当時上田監督に「集中打を浴びないタイプ」と認められて、チャンスをつかんだ。以後、貴重なリリーフの中継ぎとして活躍、阪急の四連覇にも貢献した。ここ2シーズンは4勝ずつをマークしているが、救援だけでなく三度の完投を数えており、先発として期待出来る。使い減りしないタイプだけに、中日投手陣にとって貴重な存在となりそうだ。中日入りが決まった三枝は「野球にセ・パの違いはない。自分の力を出し切るだけ」と早くもやる気満々だった。