1998年
干場崇永投手が5月30日の近鉄戦(大阪ドーム)で、6年目にしてうれしいプロ初勝利を飾った。「最初は、僕が勝利投手なんて知らなかった」先発の武藤が3点リードの4回2/3、あと一人で勝利投手の権利を得るという場面で降板。その後、小刻みの中継ぎリレーが展開され、5番手として最後の2イニングを無失点に押えた干場に、貢献度から勝ち星がついた。「本当はもっと早く勝ちたかったけれど、力がなかった」入団当時は、MAX150㌔の速球で伊良部二世と言われた逸材。しかし昨年、右肩を手術、球速は衰えたが、その代わりに開幕後、二軍で新球・シュートを会得。ピッチングの幅が広がり、才能が一気に開花。普段は表情を表に出さない右腕だが、この時ばかりは満面の笑顔を見せた。チームにとって今や、ロングリリーフができる、貴重な中継ぎ、今後も注目だ。