1965年
荒けずりだが、大型バッターの多い東映選手の中で、池沢や大杉に負けない強打を見せているのが、二年生の高島昭(神奈川大中退)。開幕当時の五番バッターから一時は四番、三番を転々、現在は七、六番の下位打者にさがっているが、その打ちっぷりはコンスタント。三十日現在、3割2分(25打数8安打)の高打率で、ホームラン1本を記録している。「内角球は強いが、まだまだ外角の変化球に甘さが多い」といわれるバッティングだが、腕っ節のほうは強い。第一号ホーマーは、大洋2回戦(十八日)で江尻の内角ストレートを左翼へ引っ張ったもの。しかし、単調なピッチングには強いが、横の変化の多いゆさぶりには極端に弱さを見せている。初登板の新治のスライダーに手を焼いて、三振にとられたのがいい証拠だ。神奈川大の同級生だった福富(国鉄)にいわせると、「高島昭はパンチがあるし、陽気な性格だからプロ向き」福富はこの高島昭を最大のライバルといっているが、一軍ベンチ入りは福富のほうが早かった。開幕から一軍入りした福富に比べると、高島昭はいまだにイースタン専門。しかし、一軍でいまだにパッとしない福富に比べれば、着実に腕を上げている高島昭のほうが、スタートは出遅れたものの、じっくり実力をつけるためには、賢明な?二軍落ちかも知れない。「焦らず、たっぷり練習を積んで、いまのうちに土台をしっかり作っておきます」と高島昭は割り切っているがこのライバル果たしてどちらに軍配が上がるか、面白いせり合いになりそう。「佐野に先を越されて、高島昭はくさっているんじゃないか」という声もあるが、強打者の素質十分だけに、焦らず精進して欲しいもの。
荒けずりだが、大型バッターの多い東映選手の中で、池沢や大杉に負けない強打を見せているのが、二年生の高島昭(神奈川大中退)。開幕当時の五番バッターから一時は四番、三番を転々、現在は七、六番の下位打者にさがっているが、その打ちっぷりはコンスタント。三十日現在、3割2分(25打数8安打)の高打率で、ホームラン1本を記録している。「内角球は強いが、まだまだ外角の変化球に甘さが多い」といわれるバッティングだが、腕っ節のほうは強い。第一号ホーマーは、大洋2回戦(十八日)で江尻の内角ストレートを左翼へ引っ張ったもの。しかし、単調なピッチングには強いが、横の変化の多いゆさぶりには極端に弱さを見せている。初登板の新治のスライダーに手を焼いて、三振にとられたのがいい証拠だ。神奈川大の同級生だった福富(国鉄)にいわせると、「高島昭はパンチがあるし、陽気な性格だからプロ向き」福富はこの高島昭を最大のライバルといっているが、一軍ベンチ入りは福富のほうが早かった。開幕から一軍入りした福富に比べると、高島昭はいまだにイースタン専門。しかし、一軍でいまだにパッとしない福富に比べれば、着実に腕を上げている高島昭のほうが、スタートは出遅れたものの、じっくり実力をつけるためには、賢明な?二軍落ちかも知れない。「焦らず、たっぷり練習を積んで、いまのうちに土台をしっかり作っておきます」と高島昭は割り切っているがこのライバル果たしてどちらに軍配が上がるか、面白いせり合いになりそう。「佐野に先を越されて、高島昭はくさっているんじゃないか」という声もあるが、強打者の素質十分だけに、焦らず精進して欲しいもの。