ブラームスは,判り難い、難しい作曲家です。
交響曲は受けが入る、甘く、いかにも女性好きのブラームスらしい4曲。
が、ピアノ曲は古典から脱却していて、ロマン派の時期とはいえ、ちょっと違う。
同時のシューマン、ショパン、リストより弾きにくく辛口の曲が多い。
ショパンはピアノばかり弾いていたから、実に難曲そうで、実は弾きやすいし
誤魔化しやすい。
シューマンも難しいのは子供も弾くトロイメライとか。ホロヴィッツみたいには弾けないが、激しいのは弾きやすい。
その意味はテニクカルに簡単というよりは、弾ければ、そのまま弾くと曲になる。
ただ、シューマン自身弾けないから指が難しいから妻のクララ監修のが弾きやすいとは思う。
ベートーヴェンはその点構築し、中期のから既にテクニック的に弾けても内声とか探らないと曲にならない。から昔から巨匠と言われるピアニストは挑戦するのだろう。
ブラームスの難しさは現代曲みたいだがそうでもなく、ロマン、古典、混在だからかなぁ。
弦楽四重奏もピアノに近く、余ったるしさなく案外と辛口だが難しいのかは弦楽なので不明だが、やはり難解らしい。
ただ、ブラームスは交響曲、ピアノには個性的であるが、弦楽四重奏曲はそれ程目立たないから余り聴かれない。
弦楽自体ベートーヴェンすらマイナーですからね。ブラームスなどなかなか売れないでしょう。
以下持ってますが、1ー2年で買ったものです。
1.アマデウスSQ
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2.アルバン・ベルク四重奏団
3.タカーチ弦楽四重奏団
4.ブッシュ クァルテット1番
5.メロス弦楽四重奏団
全集やブッシュみたいに1番だけとかですが、一番聴くのはメロスかな。今は。
なかなか愛聴版にはならないが。