オーディオで慣れすぎると、
本物が案外辛い。
実際は雑音、変な人が隣だったり。
帰宅したら、ケンペのミュンヘンの全集が届いてました。
CDBox 100枚激安などは最後は昨年だったみたい。セルのは3万するし。
ホロヴィッツ全集など廃盤は4倍します。
が、それでも安くですが。
ケンペのはLPで何枚か、CDも色々な全集にばらけていたのが、2000円でセットなので買いました。僕は7番より4番好きですがベートーベンを聴き比べはまあまあ大変。
気分はシューベルトで、今日は未完成を聴いたのですが、二楽章しか無いので、速い速い。
これが、ワーグナーの指輪だったら、
1人聴いたら疲れるわな
未完成なのか、シューベルトが二楽章のつもりなのかは?ですが。
兎に角、2楽章なので対比構造にするのが、ベターかなと。
思います。シューベルトは、楽譜の初がブラームスが書き加えて、ブラームス流になってますが、最近の演奏はシューベルト自筆のになってます。
が、かつての作品も、好きですね。
変なのから行けば、
シューベルトをドローんと、ゾンビにしてるのは、
カラヤン 珍盤1位
カラヤンは楽譜研究に熱心でしたが、曲背景や作曲者の意識より、カラヤンサウンドの研究ですか。
未完成は、いくらなんでもオカルトに似合って無いですよ。
と、言いつつシューベルトって、ドローんと演奏しやすいんです。ピアノなども後期はついそう弾いてしまう。
古楽器のガーディナー 珍盤二位
は、慌たゞし。更に2楽章しかないのに、対比的でなく一つの雰囲気に纏めてる。
珍盤でしょう。ただ、シューベルト自筆演奏でしっかりした演奏の走りですが。
珍盤三位は
カルロスクライバー
彼の個性が出すぎ、カルロスになってしまった。まあ、カルロスは余り評価しないので、好きな人にはハマるかな。ベートーベンの7番なども有名ですが、CDでは
飽きます。
が、DVDでは指揮ぶりが楽しいですが。
名盤はまあ、好きなのが名盤で順序は自分でも変わりますから、順不同。
まず新し目で、ロマン派演奏は
アバドの1987. バーンスタインの1987.
かつては、未完成はこの二枚が好きでした。
が、最近は執念の演奏に聞こえて余り聴かない。此れは、近年のシューベルト自筆演奏がブラームス流でなく、古典からロマンへの移行で耳慣れしてきたからです。
バーンスタインは僕はピアニストとしては好きですが、指揮者としては?かな。
この未完成は良いですが。
アバドのは判り易い構造で、シューベルトは古典派かと思わせます。
ワルターの1957.のは録音もアメリカで良く、この曲は二楽章で完成されているなーと、古きロマン派演奏ではやはり一番良いかな。
と、思う事多し。
ベームのベルリンのは、堅物ベームらしいかっちり感が有り、標準的です。
ベームは所謂、学者や古楽器を最後まで非難してましたが、判る気がします。
アバドも良いですが、未だワルターが好きですね。特にステレオのが。
録音に拘らねば、戦後のフルトヴェングラーは一聴の価値は有ります。フルトヴェングラーはうねってますが、テンポ自体はほぼ一定であり続け、そう聞こえない。
異端とも言えます。シューベルトの意図からは、全く離れてます。
古楽器では、マッケラスやガーディナー 持ってますが、シューベルトには解釈として合ってます。
が、テンポが速すぎる感じで、速いのにタメが無い。
その中で曲が変動する訳でも無く単調。
ドローんのカラヤンの逆です。
インマゼールは音楽としてしっかりしてるので、古楽器ならインマゼールかな。
最近はインマゼールはシューベルトとベートーベンは気に入ってます。
こちらが、枯れてきたのか!
未完成は最近は買ってなかったので、ヴェンツァーゴ のを、手に入れてみました。
シューベルト自筆が主流になり、古楽器、現代楽器で名演が生まれていくでしょ。