「真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒」 | おひるねこ

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真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒 (ポプラ文庫)/大沼紀子
¥672
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真夜中のパン屋さんの2冊目。
今度は、弘基がメインで動いてくれました。

前回、実はあまり好いていなかったので、どうなんだろうなーと思って読んでみたら、面白かったです。
学校の行きの電車から読み始めて、空いた1限の時間で読み終わって、今日一日幸せでした。自分にあった本が読めると、それだけでもう幸せになれます。結構単純だな、私。

人を救う、救えない。自分は、駄目だ、任せた。実は、そういうことはみんな考えていて、一緒にいることになる人は結局似たもの同士だと思います。不良から、美和子に惚れたせいでブランジェリーになった弘基も裏エリート街道を行ったという誰かさんも関わることになる人の考えることは一緒。

人を救いたい、と思っても、なかなか救えないです。それで落ち込んだり、やさぐれたり、嗤ってみたりするけど、実はとっても関係ないところで人は人を救います。
真夜中のパン屋さんはそんなことがよく起こる。
クレさんが美和子を救ったことも、望がクレさんを救ったことも、意図していないし、ましてや救った側は混乱ばかりして、今回の冒頭も望が前回のクレさんをちょっときにしています。
誰かを救いたい、と思って、でも、救い方がわからない。
でも、最後には救っちゃう。

クロワッサンの下りがこの本の中で、一番好きです。この感覚がすごく好き。
思わず「ありがとう」って言いたくなっちゃいますよね。
いいなぁ。よかったね、弘基。


この本、午前5時で終わるのか、果たして午後11時まで粘るのか、どうなんだろうなーとおもっていたりします。
出来れば、全員闇を背に日の出見て欲しいです。