「舟を編む」 | おひるねこ
- 舟を編む/三浦 しをん

- ¥1,575
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辞書づくり、と聞いて、俄然読みたかった本でした。
叔父からの頂き本の中に、これも入っていてやったー!とは思ったのですが、なかなか読めず。
昨日から読み始めて今日読み終わりました。
玄武書房辞書編集部。そこで、新しく辞書を作ろうとしている。それは「大渡海」という。
はじめは、辞書に人生を掲げて数十年になる、定年を迎えた編集者の視点から始まり、営業部から引きぬかれた変人まじめ君の視点へ。それから辞書編集部に全くもって合ってない様に思われる西岡から、いつのまにやら時が進んで入社3年目にて辞書編集部に入ってきた岸辺さんの視点になります。
いろんな人の書評や辞書づくりという話から、結構な期待をしていただけに、読み始めて半分くらいまでずっと?マークばかりありました。
「あれ?こんな話?」
帯や装丁からなんだかとても真面目なでも楽しいお話を期待していたのに、なんか恋愛小説に転がっていってないか……?
え、まって、主人公君、なんでこんなに不器用というか適応力なさそうなの?なんで?なんで?
ショージキ玄武書房辞書編集部の誰も好きじゃありませんでした。
チャラいのは論外、変人は却下、頭硬そうな老人はイイ、気の強そうな板前はお断り。
でも、なんか話を読み進めるごとになんだか親しみが湧いて来ました。
ああ、そうか、私は西岡や岸辺のような立場だったんだ。と、途中からより読むのが楽になりました。辞書作りに向いてないかも、なんて思いながらも、なんだかんだ辞書づくりが楽しい。
大渡海を完成させたい。そんな気持ちで最後は一緒に作っているような気分でした。
最終的にお気に入りな人物は西岡になり、また?マークが浮かびましたが。
辞書に今まで興味なかった人も、辞書が大好き!ってひとも、この機会にまた辞書を使うようにしてみようかなって人にも、お勧めです。
「右」とか「左」とか「愛」とか「恋」とか「男」とか「女」とかまた辞書で引いてみましょうか。
日国大(小学館「日本国語大辞典」)は、国文必需の辞書ですよ!と、新大学生にこの本と辞書を薦めてもみる。

